F1情報通

サンチェスは昨年5月、アルピーヌに採用された。2005年から2007年までエンストンに本拠を置くこの会社でジュニア・エアロダイナミシストとして働いた後、マクラーレンとフェラーリに移籍、昨年初めにはウォーキングで2回目の勤務に就いた

サンチェスが着任した当時、アルピーヌはまだ2024年にポイントを獲得していなかった。マイアミGPで導入された新型フロアがA524の重量制限を引き下げ、その他のパフォーマンス向上もあってチームはブラジルでのダブル表彰台を含む14回のトップ10フィニッシュを達成した

最終戦アブダビGPで行われたシーズン終了後のインタビューで、サンチェスは『Autosport』に次のように語った

「今年（2024）の初め、車が非常に重く、空力的に少し不利な状況にあったため、車のパフォーマンスは良くなかった」とサンチェス

「私が加入する前、彼らは軽量化を非常にうまくやっていた。それは確かだ。車は限界に近かったので、我々は空力開発の方向を完全に変えた」

「シャシーと車重はひとつの問題で、空力特性はまた別の問題だった。シャシーが整理され、重量が改善し、そして今、空力特性はほとんど回復したように見える」

「我々は妥当なレベルに戻りつつあるとは思うが、まだ......チームがいるべきレベルとは言えない。人材がいて、インフラが整っているのなら、どこを目指すべきなのか？」

「中盤にいることに満足しているチームもあると思う。我々が目指すのはそこではない。我々は競争力を持つためのリソースを持っている。だから今のところ、今年の悪いスタートから立ち直ったと言えよう。今はただ、前進し続け、継続し、改善し続ける必要がある」