基礎データ

各言語版での名称と由来

進化

概要

かいのカセキから蘇った大昔のポケモン。名前はオウムガイ+アンモナイトと思われ、漢字表記の「菊石」もアンモナイトのこと。

つぶらな瞳とちょっと嬉しそうなポーズ、そしてワンリキーにそっくりな声がチャームポイント。

生態も実際のアンモナイトに近く、10本の足をくねらせて海底を泳ぎ回り、プランクトンを食べて過ごしていたとされ、殻に溜めた空気を利用して浮き沈みを行なっていたようである。しかし、水面に浮上するとアーケオスに食われたりもしたらしい。

進化すると凶暴化して肉食性になるものの、よもや進化後の生態が原因で絶滅するとは思いもしなかったであろう。

本来は絶滅種（野生絶滅というべきか）であるが、カンムリ雪原では野生のものが生息しており、トレーナーの元から逃げ出した、あるいはトレーナーに逃がされて野生化したものであると思われる。

色違い

色違いはピンクっぽい色になる。

ゲームでの特徴

基本的には「かいのカセキ」から復元して入手することとなる。

同期のカブト・プテラ共々化石ポケモンの走りとなり、同時に「化石ポケモンは岩複合」の法則も受け継がれて要った（例外もいるが）。

• 初代・FRLG・ピカブイではおつきみやまでりかけいのおとこに勝利後にこうらのカセキ（≒カブト）と2択で入手し、グレンタウンで復元する。
• ポケモンスタジアム2があれば、ジムリーダーの白を制覇した景品として貰うことも出来る。

• DPt・BDSPでは、全国図鑑入手後に地下通路の化石掘りで発掘出来ることがあり、クロガネシティの博物館で復元すると入手可能。

• 金銀クリスタルでは化石が入手出来なかったが、リメイク後HGSSではハートゴールドのみアルフの遺跡で「いわくだき」をすると稀に化石が入手出来る。こうらのカセキはソウルシルバー限定なので、通信交換は必須。

本作でのグレンタウンは火山噴火で荒廃し、大岩山と化している（ポケセンはあるがそれ以外の建物は一切ない）ため、ニビシティ博物館で復元させよう。

またアルフの遺跡ではパズルの絵となっていたりする。正しく並べると穴が開いて地下通路へ落とされる。

• BW・BW2では初回エンディング後、ネジ山に中央広場から南の穴へ入ったところにいる鉱夫から1日1個ランダムで化石が貰える。

シッポウシティで復元させると入手可能。また、BW2ではジョインアベニューの古道具屋で出て来ることも。

• XYでは、Yのみ輝きの洞窟で「いわくだき」を行うと化石が出て来る。コウジンタウンで復元すると入手可能。

• RSEでも化石が入手できなかったが、リメイク後のORASでは、アルファサファイアのみマボロシのばしょで「いわくだきする」と化石が入手できる。

カナズミシティデボンコーポレーションで復元して貰おう。

• SMのマイナーチェンジ版USUMでは、ウルトラサンのみ、コニコシティにあるライチのジュエリーショップで化石を購入することが可能。両バージョンではポケリゾートのどきどきリゾートで「きちょうなおたからはっけんルート!」「きになるどうぐはっけんルート!」で入手可能。

• 剣盾では、DLC「冠の雪原」からソード版で登場…するが、上述の概要の通り野生化している。

性能

※第2世代以前の「特攻」・「特防」は「特殊」へ纏められていた。

• 非常に分かりやすい特殊アタッカーで、進化前にして「防御」「特攻」が極めて高い数値を誇る。一方でそれ以外は低く、素早さ種族値は35と「すいすい」前提。とはいえ雨状態なら持ち前の火力（水力?）も活かせるので腐ることはない。

使用トレーナー

ゲーム版

• タケシ：ジムリーダー(カントー)※1
• ツツジ：ジムリーダー(ホウエン)
• シンジ：オムナイトマスター

※1：ポケモンスタジアム2

漫画版

• カスミ➡️イエロー（ポケスペ）

番外作品

ポケモンカード

ポケモンカードにおいて「通信進化キャンペーン」として「通信ケーブルを通すと進化するポケモン」4種類の進化前のポケモンと「マサキのパソコン」のカードを送ると進化後のポケモンカードが貰えるというものがあったが、そこに何故かオムナイトが混ざっていた。

当然オムナイトと「マサキのパソコン」を送れば特別なオムスターが貰えたのであるが、いうまでもなくオムナイトは通信進化しないし、カブトプスも入っていない。あるいはオムナイト及びカブトも最初はそういう設定があったのかもしれないが、正直謎である（折角イラストも技も完成したのに実装するタイミングがなかったオムスターのカードを勿体無いからとそのキャンペーンに無理矢理ねじ込んできた、等の理由であろうか?）

ポケモンスタジアム金銀

「コロコロトゲピー」という障害物競走系ミニゲームがあり、通常はプレイヤーはトゲピーのみであるが、条件を満たせばオムナイトも参加可能。

ポケモンマスターズ

「タマゴイベント」報酬で貰うタマゴからオムナイトが孵化するバッテリーがあり、主人公のバディとすることが可能。

アニメ版

アニポケ・第1 - 7シリーズ

• 無印46話のグランパキャニオンの地下洞窟と無印163話のアルフの遺跡ではの化石ポケモン同様何と野生で登場する。ただ、前者は騒動後に「プリンの歌で眠った時に見た夢」と説明して有耶無耶にしたこと・後者はサトシとオーキド博士達がせずこのままそっとしてあげたことから、どちらも公にはしていない。

• しかし、新無印2話でサトシとゴウがルギアと共に海中に潜った際には普通に海にいたりする。

• DP17話のは化石復活マシンで復活。

• DP108話ではミオジムリーダー・トウガンが化石から復活させたポケモンの1匹で、ジムの台所の冷蔵庫にある自分達の食料を盗もうとしたロケット団に「みずでっぽう」を喰らわせて追出した。

• 新無印38話のオムナイトも同様に復活したものと思われる。

• 新無印134話ではミュウが見せた夢に登場する。

• 劇場版『波導の勇者』では野生が登場しているが、それは世界の始まりの樹という特殊な環境であるであろう（似たようなので新無印134話の「さいはてのことう」がある）。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

イエローのオムすけ

カスミから譲り受けたポケモン。当初はいうことを聞かなかったが、グリーンとの特訓以降は聞くようになる。

野生のドククラゲの群れがいるクチバ湾ではモンスターボールが付いた釣竿を使って海中探索を行ったこともある。

ワタルとの最終決戦でオムスターへと進化した。

ポケモンローカルActs

北海道三笠市に地域応援ポケモンであるロコン・ズガイドスと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。三笠市はアンモナイトの化石の産出地である為と思われる。

岩手県山田町にも地域応援ポケモンのイシツブテと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。こちらもアンモナイトの産出地である。

関連イラスト

関連タグ

ポケットモンスター　ポケモン

ポケモンRGBP

ポケモンFRLG　ポケモンLPLE

ポケモン一覧

いわタイプ　みずタイプ

北海道ポケふた組（三笠市）

岩手ポケふた組　（山田町）

図鑑番号順

0137.ポリゴン→0138.オムナイト→0139.オムスター

同複合タイプ

• カブト/カブトプス
• サニーゴ
• ジーランス
• プロトーガ/アバゴーラ
• カメテテ/ガメノデス
• カジリガメ（キョダイマックスカジリガメ）

化石ポケモン

※：アーケオスは古代における天敵

他関連ポケモン

• ヒスイヌメイル/ヒスイヌメルゴン：平巻きの殻を有するポケモン。

その他

• アンモナイト　オウムガイ

現在生き残っているオウムガイは頭足類において極めて原始的な種であるが、一方アンモナイトは分化が進みある種の頂点を迎えていた種であった。またアンモナイトはオウムガイよりもタコやイカに近いという説が有力（元々原始的なオウムガイの仲間から枝分かれしてアンモナイトが生まれ、イカやタコも派生して行った）。深海で古代種が生き残っているのは、環境変化が小さいためであるといわれている。