基礎データ
全国図鑑 | No.0012 |
---|---|
ローマ字表記 | Butterfree |
ぶんるい | ちょうちょポケモン |
タイプ | むし / ひこう |
高さ | 1.1m |
重さ | 32.0kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | ふくがん |
隠れ特性 | いろめがね |
タマゴグループ | むし |
地方図鑑
カントー図鑑 | No.012 |
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ジョウト図鑑 | No.026 |
セントラルカロス図鑑 | No.025 |
アローラ図鑑
| No.019
|
ガラル図鑑 | No.015 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | バタフリー | butterfly(英語で蝶)+free(英語で自由な) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Butterfree | butterfly(蝶)+free(自由な) |
ドイツ語 | Smettbo | Schmetterling(蝶)+Bö(突風) |
フランス語 | Papilusion | papillon(蝶)+illusion(幻影、幻覚、イリュージョン) |
韓国語 | 버터플 | 버터플라이("butterfly"の音写) |
中国語(簡体字・繁体字) | 巴大蝶 | 日本語名の音写+蝴蝶(húdié、蝶) |
中国語(大陸・香港) | 巴大蝴 | 日本語名の音写+蝴蝶(húdié、蝶) |
中国語(台湾) | 巴他蝶 | 日本語名の音写+蝴蝶(húdié、蝶) |
ロシア語 | Баттерфри | 英語名の音写 |
ブルガリア語 | Батърфри | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | बटरफ्री | 英語名の音写 |
タイ語 | บัตเตอร์ฟรี | 日本語名の音写 |
ハンガリー語 | Csodalepke | csodálat(驚き)+lepke(蝶) |
ヘブライ語 | בטרפרי | 英語名の音写 |
リトアニア語 | Drugelaisvis | drugys(蝶)+laisvas(自由な) |
進化・強化
- キャタピー → トランセル(Lv.7)→ バタフリー(Lv.10)
- キョダイマックスバタフリー(キョダイマックス)
概要
ポケットモンスター 第1世代『赤・緑』から登場するポケモンで、モンシロチョウをモデルにしている(幼虫はまんまアゲハチョウなんだけど)。顔がコンパンに少し似ている気がするが、多分気のせいであろう。
見た目通り、花の蜜を好んで花畑を飛び回る。僅かな花粉だけで花畑の場所を探り出すなど感覚器官が非常に発達しており、翅を覆う鱗粉が水をはじくため、雨の日でも飛び回れるようになっている。
蝶にしては珍しく自分の巣があるらしく、足の産毛に蜜を付着させて持ち帰るというミツバチめいた生態を有し、特にアブリーとは蜜をめぐってのライバル関係にある。
天敵はやはり鳥ポケモンであるが、非力であった進化前と比べて、毒の鱗粉という強い武器を手に入れたことで、仲間の危機にも駆け付けられるようになった。
尚、♂と♀では下羽の根本の色が異なり、下羽根本が黒い方が♀。
色違い
色違いは手足がピンク、目が緑色になる。羽根もピンクみががってる。
ゲームでの特徴
第1世代においてニビシティジム攻略の際お世話になったプレイヤーも多いであろう。特にヒトカゲを選んだ場合は岩タイプに対してまともな攻撃手段がない(リザードに進化させてひのこでゴリ押しという手があるにはある)ので、キャタピーより地道に育てて「ねんりき」を習得させた人もいるであろう。
ストーリー序盤を乗り切るための戦力としては申し分ない性能だが、逆にいえば敵に回すと非常に厄介な存在となり得るポケモンである。クチバシティ手前の虫取り少年が使って来るバタフリーの強さに絶望したプレイヤーも多数いるのではないであろうか。ヒトカゲがいるなら多少はマシかもしれなかったが……。最も強制のトレーナーではないため、最悪リセットして避ければ済む話ではある。
特に超能力を使う等の設定はないのだが、自力で基本的なエスパータイプの技を習得でき、わざマシンを使えば初代のエスパータイプの攻撃技を殆ど覚える事ができる。バタフリー自身の容姿や、後のキョダイマックスを見るにもしかしたらモスラをモチーフにした可能性もあるが、詳しいことは不明である。
『金』では、35ばんどうろ・36ばんどうろ・37ばんどうろ・38ばんどうろ・39ばんどうろ・ウバメの森・いかりのみずうみ・ヒワダタウン・26ばんどうろ・27ばんどうろに「ずつき」をする、2ばんどうろでは通常出現。
『クリスタル』ではウバメの森でずつき、2ばんどうろ、24ばんどうろと25ばんどうろに出現する。
ホウエン地方には生息していない。
本作ではタケシのポケモンが「がんせきふうじ」を使用して来るように仕様変更されているのでバタフリーでの対策は出来なくなった。
『ファイアレッド』とダブルスロットすることでキャタピーとトランセルが出現する。
『ハートゴールド』でウバメの森でずつき、47ばんどうろの特別な木にずつき、2ばんどうろとトキワの森には通常出現、しぜんこうえんのむしとり大会に出現する。
『ホワイト』で12ばんどうろの濃い草むら、『ホワイト2』ではヤグルマの森にある隠し穴で生息する。なお、キャタピーが野生で出現しないため、タマゴを生ませよう。
進化前が序盤で捕獲可能。なおバタフリー自体は殿堂入り後のフレンドサファリ(むし)に出現する。
本作でも野生で出現しない。
メレメレ島の5ばんどうろと花園には通常、アーカラ島のシェードジャングルにはキャタピーかトランセルの仲間呼びで出現する。
『ピカチュウ版』のみ野生で出現する。
まどろみの森奥地とワイルドエリア(うららか草原、キバ湖・東、巨人の鏡池)に生息。ワイルドエリアの個体は高く飛んでるので指笛すると近づいてくる。
本作ではキョダイマックスできるようになった(➡️キョダイマックスバタフリー)
『ブリリアントダイヤモンド』限定で全国図鑑入手後の地下大洞窟にキャタピーが出現する。
未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 60 | 45 | 50 | 80 | ※ | 70 | 305 |
第5世代まで | 60 | 45 | 50 | 80 | 80 | 70 | 385 |
第6世代から | 60 | 45 | 50 | 90 | 80 | 70 | 395 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
合計種族値こそ低いものの、対人戦においては中々侮れないポケモンであり、特性「ふくがん」+「ねむりごな」のおかげで97%という高い命中率で眠り状態にできる(それでも外れる時は外れるのだが)他、ちょうのまいによる能力値上昇からいろめがねで高威力のぼうふうを押し付ける(実はぼうふうの火力だけ見れば平均程度はある)、バトンタッチで上昇分のステータスを味方に渡す等、数値以上に器用な動きが可能。
上記の通り「ふくがん」で命中率をあげられるので、「きあいだま」などもっと命中率の低い技を覚えて欲しいものだが、そんなことをすると気の塊をぶっ放してくる蝶々が花畑に溢れるという構図が出来てしまうので、世界観的に難しいか。
第6世代
特攻種族値が上昇されるテコ入れがあるも、睡眠の仕様変更により催眠吹き飛ばしが不可能になった他、特性「ぼうじん」や「ぼうじんゴーグル」といった粉技を無効化する手段の登場、また同じ特性ふくがん+ねむりごなに加えて一致「ぼうふう」を覚え素早さで大きく上回る上位互換に等しい新たな蝶ポケモンビビヨンの存在など、上記テコ入れがあっても尚採用に結び付かないほどの大きな向かい風に見舞われた。
XY時代は過去作の教え技で一応の差別化は出来ていたが、ORASでその大半をビビヨンも習得可能になってしまい不遇入り。
第7世代
新たに「エアスラッシュ」を習得し、タイプ一致技でのビビヨンとの差別化が一応可能となった。しかし同じ虫・飛行の複合であるポケモンに目を向けると、メガヤンマの存在が痛く不遇卒業とはならなかった。
第8世代
ぼうふうを獲得し、キョダイマックスも会得して差別化成功。幸いなことにビビヨンは互換切りで未登場であったのも大きく、新たな地位を築き上げた。仮にビビヨンがいたとしても、かふんだんごやバトンタッチ等の小技、後述のキョダイマックスで差別化はできるため問題ないであろう。
第9世代
発売時点で残念ながら未登場。一方でビビヨンは登場しており、今後は地方ごとにキャタピー系とコフキムシ系のどちらかしか出なくなるのかもしれない。
使用トレーナー
ゲーム版
✳ポケスタ金銀表・性別♀️
- ショウタ:バタフリーマスター
✳性別♂️
アニメ版
漫画版
- イエロー(ポケットモンスターSPECIAL)
- ヒデノリ(ポケットモンスターSPECIAL)
番外作品
ピカチュウげんきでちゅう
トキワのもりにて5匹のキャタピーの子守りを頼まれる。バタフリーが戻って来た際に1匹もキャタピーのお腹が減っていないと礼にルビーがプレゼントされる。
ポケモン不思議のダンジョン
『救助隊』ではキャタピーの母親として登場。不思議のダンジョンである「小さな森(ちいさな もり)」に落ちてしまったキャタピーの救出を主人公達に依頼する。
ポケパーク
ポケパークWiiではキャタピーと仲良くなるとグリーンゾーンに遊びに来る。おいかけっこに勝つと友達となってくれる。
ポケモンマスターズ
- 主人公&バタフリー
報酬で貰えるタマゴからキャタピーが孵化する事があり、バディーにして進化させる事が可能。
ポケモンスリープ
初期から実装されている虫タイプの1体。きのみを多く持ってくる、リリース時点では唯一の虫タイプきのみ得意である。
特筆すべきは進化レベルの早さ。レベル8でトランセルから進化させることが可能であり、2進化目の必要レベルとしては別格で低い(1進化ですら大半のポケモンはレベル10以上から)。かといっておてつだい時間が他の最終進化系と比べて見劣りすると言う事もなく、キャタピーから育てれば一度に食材を11個持ってくるメインスキル「食材ゲットS」の存在もあって、序盤は食材確保ときのみによるエナジー稼ぎの両面で八面六臂の活躍してくれる。一方虫タイプの持ってくるラムのみの基礎エナジーがシーヤのみと並んで最低値である事、1周年時点ではラムのみを好むカビゴンがワカクサ本島にしかおらず、キャタピー系統自体も序盤フィールドの「ワカクサ本島」と「シアンの砂浜」にしか出現しない事などが合わさり、ある程度他のポケモンが育ち始めた中盤以降はエナジー稼ぎの面で一気に影が薄くなる。やはり本家同様、序盤の進行を助ける早熟型ポケモンとしての役割を与えられているのだろう。
基本的に浮いているポケモンはカビゴンのお腹の上で寝ている「おなかのうえ寝」が存在しないが、バタフリーは例外的におなかのうえ寝が存在し、その時の寝姿は「りんぷんだし寝」のものが流用されている。お腹の上で猛毒の鱗粉をまき散らされるカビゴンの運命やいかに。
アニメ版
アニポケシリーズ
無印編
【レギュラーの手持ち】
CV:愛河里花子
サトシのトランセルが無印編第4話『サムライしょうねんのちょうせん!』で進化。サトシのポケモンで最初に進化したポケモン兼最終進化したポケモンである。
詳しくは当記事にて
【カントー編】
- 第3話『ポケモン ゲットだぜ!』
イメージで初登場。
- アキラのバタフリー
第8話『ポケモンリーグへのみち』でアキラの手持ちとして登場。アキラのリュックを運んだり、同じ手持ちのスピアーと特訓をしていた。
CV.西村ちなみ
第21話『バイバイバタフリー』で登場。ゲームには登場しない色が異なる「体色がピンク色」のバタフリー。詳細は当記事にて
- ヒロシのパピー
CV:愛河里花子
第78話『ライバルとうじょう!』で登場。ねむりごなを主軸に戦うが、まだバトルルールがはっきり定まっていなかったためかカントー編では状態異常は即戦闘不能と見なされていたので、ねむりごなが一撃必殺技となる極悪技と化していた。サトシのゼニガメには勝利するが、力を振り絞ったピカチュウにより敗北する。
【オレンジ諸島編】
- 本編:81話・83話・94話
- 劇場版『幻のポケモン ルギア爆誕』
【ジョウト編】
大量の野生のトランセルが一斉に進化してバタフリーとなるシーンがあった。
- リンのバタフリー
劇場版『結晶塔の帝王ENTEI』のゲストキャラクターたるリンの手持ちとして登場。サトシのフシギダネをねむりごなで眠らせ、かぜおこしによる砂煙の爆風で勝利している。
- その他
- 劇場版『水の都の護神ラティアスとラティオス』
アドバンスジェネレーション
【ホウエン編】
- 本編:33話
- 劇場版『七夜の願い星ジラーチ』・『裂空の訪問者デオキシス』
【バトルフロンティア編】
- 第142話『進化!その神秘と奇跡!!』
ゼンキチのキャタピーが進化。発明家ドクター・ゴードンがふしぎなアメを作ろうとした際に出来た失敗作である「かなりふしぎなアメ」を5粒食べた事で巨大化していたため、サトシ達を乗せてロケット団に拐われたゴードンを救出し、ロケット団を撃退した。ゼンキチはまだ10歳ではないためボールに入れられていない。
- オガタのバタフリー
第151話『ライバルはサラリーマン!?』ではコーディネーター・オガタのポケモンとして登場。第1次審査でしびれ粉やどくの粉を吹き飛ばして、しんぴのまもりで華麗に決めた。
- サオリのバタフリー
182話『ハルカVSシュウ! 最後の戦い!!』で、サオリのポケモンとして登場。
- シュウのバタフリー
CV:半場友恵
カントーグランドフェスティバル後の第187話『ハルカVSシュウ! ライバルよ永遠に』より登場。フェンネル谷で行った模擬戦で相性の悪いハルカのアゲハントとワカシャモを相手に勝利を収めた。
- その他:180話
DP~XY
- ダイヤモンド&パール
- 64話・99話(回想)
サン&ムーン
- 第8話『タマゴ係はだ~れだ?』
リーリエの部屋に野生個体がやって来ている。
- その他
- 1話・8話・18話・20話・27話・29話・40話・42話・59話(回想+ニャースの変装)・81話・82話・83話・102話・129話・134話・140話
新無印
【レギュラーの手持ち】
- ゴウのバタフリー
CV.愛河里花子
新無印6話『ポケモン大量ゲットだぜ!ミュウへの道!!』にて、桜の木の上に乗っていたところをゴウに狙われゴウ達が近付いたのを感じてその場を離れようとしたが、ゴウがうっかり手に持っていたボールを落とし、それをヒバニーがバタフリー目がけて蹴ったことでゲットされる。ゴウ初のひこうタイプ。
第15話ではカラカラの骨を探すために協力し、3体いたマンキーの内の1体を「しびれごな」で痺れさせた。
よくモルフォンと一緒におり、ポケモンフーズが無くなった事件や29話ででメッソンの居場所を発見した際にも「しびれごな」を使用している。
第107話ではケロマツにかつての住処を譲ったベトベターの新しい住処を作るために、スピアー・ディグダ・カラカラ・アリアドス・ナックラー・ガントル・アイアント・ケロマツ・ナゲツケサルと共に作業をしていた。
【新無印】
- 第135話『ポケモン! きみにあえてよかった!』
野生のトランセルの群れがバタフリーへと孵化。雨の中での旅立ちであったため、サトシは心配していたが、ゴウが「羽は水を弾くりんぷんに守られている」と図鑑に説明されていた事を伝え、これが2人の仲直りのきっかけとなっている。
- 1話:野生で登場。
- 第11話(サトシの旅シリーズ最終話):野生の個体が登場。サトシとピカチュウが雨宿りしている木の枝に腰を掛けていた。
第8シリーズ
- 1話:野生で登場
- 72話:写真で登場
- 75話:野生で登場。
薄明の翼
第5話「秘書」でキョダイマックスバタフリーが映像で映っていた。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- イエローのピーすけ
性別 | ♂ | 特性 | ふくがん | 性格 | ゆうかん | 個性 | おっちょこちょい |
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タマムシシティで助けてくれたイエローを慕ってグリーンとの特訓場所まで来た。しかし、捕獲の苦手なイエローは1人で1日掛けても捕獲できず、グリーンの指導の下、さらに朝から夜までかかってようやく捕獲。
キャタピー時代は糸がギプスや浮き輪にと非常に重宝し、ワタルとの決戦ではハクリューとギャラドスからのバブルこうせんで骨折したイエローにギプスを作った。
戦中にトランセルに進化してイエローをワタルのプテラより守り、直後にバタフリーに進化。イエローの背中にくっついてワタルのプテラと激突。
レッドとグリーンとブルーからエネルギーが送られ、ワタル戦を制する切っ掛けを作る。
- 第1章
ヒデノリの手持ちが登場。第9回ポケモンリーグでブルーにバタフリーとビードルを交換して欲しいと頼まれるも、未遂に終わる。なお、このヒデノリはイエローの伯父である。
ポケモンローカルActs
福井県南越前町に地域応援ポケモンであるカイリューと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第1世代 ポケモンRGBP ポケモンFRLG ポケモンLPLE |
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タイプ | むしタイプ ひこうタイプ 複合タイプ |
進化・形態 | 2進化ポケモン キャタピー トランセル キョダイマックス キョダイマックスバタフリー |
図鑑番号順
0011.トランセル→0012.バタフリー(キョダイマックスバタフリー)→0013.ビードル
同複合タイプ
第1世代 | ストライク |
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第2世代 | レディバ/レディアン ヤンヤンマ |
第3世代 | アゲハント アメモース テッカニン |
第4世代 | ガーメイル ミツハニー/ビークイン メガヤンマ |
第6世代 | ビビヨン メガカイロス ※カイロス自体は第1世代 |
関連ポケモン等+グループタグ