きあいのハチマキ
きあいのはちまき
ポケモンに持たせると、そのターンの攻撃でひんしになりそうな攻撃を受けても10%の確率でHPが1残った状態で耐えることがある(こらえると同じ効果が発動する)。
きあいのタスキと名前や効果が似ているが、あちらは一度効果が発動するとなくなってしまう代わりに、HPが満タンの状態なら100%発動する。その性質上、ねこだましなどの先制攻撃やステルスロックなどの設置技、天候ダメージや連続攻撃、やけどなどによる定数ダメージに弱く、効果を潰されやすい。
一方、こちらは残りHPに関係なく発動するため効果を潰されにくく、また一度効果が発動してもなくならないので何度でも持ち堪えられるという利点がある。
ただ、やはり10%という確率ではそもそも発動しない事の方が多いので、対戦ではタスキを採用するプレイヤーの方が圧倒的に多い。また、同じ10%の運ゲーをするならば、そもそもダメージを食らわなくなるひかりのこなやのんきのおこうの方が分の良い賭けだろう。
なかよし度を一定以上上げるとこのアイテムと同等の効果が一定確率で出るようになる。因みに『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略』にはこの効果について「『きあいのハチマキ』の効果」と名指されている。
持ち物が総じて貧弱な第2世代においてはワンチャンス狙いで採用される場合がある。因みに第2世代に跋扈する一撃必殺技をみがわり人形なしで受けた時に耐えられる、「こらえる」に並ぶ数少ない手段であったりする。
一定以上の年齢層にとっては『ポケモン☆サンデー』でゴルゴ所長のエースのオクタンが持っていたことで有名。所長の強運と明らかに10%ではない発動率によって、並み居る伝説のポケモンを気合でなぎ倒す縦横無尽の活躍をした。
更にこの数年後の「ポケんち」にて、あばれる君とゴルゴが勝負。カイリキーVSオクタンの最後の一騎討ちで、お互い残りHP僅かな状態で見事ハチマキ発動。ギリギリのところから勝利を掴む事が出来た。