俺を見ろ!ワタシにこそ酔え!さあ、ぶっ壊してやる!
タニノギムレット(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「タニノギムレット」をモチーフとするウマ娘である。
誕生日:5月4日 身長:166cm 体重:パーフェクト スリーサイズ:B77・W56・H79
独特の美学を持ち、それに従ってのみ行動する。
マイルを統べる“疾さ”と中距離を制する“強さ”に対し非常に強いこだわりを持っており、同時に圧倒的な素質も兼ね備えている。
ウオッカはいつも目を輝かせて彼女のことを見ているようだ。なお、アピールとしてよく柵を蹴り壊す破壊神でもある。
2022年5月5日に開催されたウマ娘4thイベント「SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY2の中で、シンボリクリスエスとともにキャラクタービジュアル・担当声優が公開された。(ライブの発表まとめ)
全体として史実における娘であるウオッカに似せており、ウオッカのデザインを前提に見れば血縁者=父タニノギムレットと一発で判るキャラクターデザインだが、何より最大の特徴は右目の眼帯。もちろんモチーフ馬が隻眼だったわけではなく、これはモチーフ馬の左右の目つきの違い(詳しくは後述)を表現したものと思われる。
名前が名前だけに、「酔わせる」といった表現を好んで使う。ウオッカがスキットルに麦茶を入れて飲むように、ギムレットがバーカウンターに座りグラスを傾けて飲むのはスポーツドリンクである。未成年なので。ちなみに、競走馬にもスポドリを飲ませる事例は存在する。
プロフィールの台詞(↑)、立ち絵のポーズ、眼帯、「独特の確固たる美学」、ウオッカの憧れの対象であることといった前情報から類推できた人もいるかもしれないが、何かにつけての古典や神話を引用した難解な言い回しや高笑いなど、その言動は厨二病の人にしか見えない。ゲームの育成内テキストでは、そこかしこにルビが振られる始末(※)。
※ゲームの登場直前にルビを振るための行間が空くアップデートが入っており、彼女……と直後に登場した某そよ風さんに対応するためだったのでは?と言われる。
ただ、他作品における多くの『厨二病キャラ』が、「背伸びをして無理して難解な言葉を使う」「知識が付け焼刃で、ツッコミを受けて戸惑う」「所々で一人称が変わるなどキャラが定まっていない」のように未熟さによって微笑ましさを誘うキャラクター造形になっているのに対し、タニノギムレットは使用するフレーズは元の言葉の意味をちゃんと理解し、その上で言い回し考えて使用している。一人称についても所々で変わっていくが、後述のように確固たる美学があった上で使い分けている。彼女の美学の一つに「知慮なき者が美辞麗句を纏うのは『骸骨を着飾るが如し』」というものがあり、そのため普段から読書に勤しみ、言葉や知識のインプットを重ねている。
誰に対してもこの独特の言い回しで会話を行うが、意外と普通に周囲との会話は成立しているようである。(ただ、一部のキャラクターからは「こいつの言っていることは、よくわからない」と思われているというシーンもある。)基本的に面倒見がよく、慕ってくれているウオッカにアドバイスするのはもちろんのこと、個性がないと悩んでいる後輩に「個性指南」を行ったりしている。そもそもトレーナーとの出会いも、バーの給仕係としてバイトしていたタニノギムレットが、バーのカウンターで落ち込んでいたトレーナーを見て、彼を元気づけようとオリジナルのモクテル(ノンアルコールカクテルのこと。未成年なので。)を差し出したところからである。
タニノギムレットは、以下のように「俺」と「ワタシ」という二つの一人称を使い分けている。
この二つの使い分けや意図については、明言はされてはいないため真意は不明である。しかし、ギムレットはアプリ内で「自身の美学」を頻繁に語っており、そのセリフを集めることで断片的ではあるがニュアンスを汲み取ることができる。
これらの発言からの推測ではあるが、おそらくタニノギムレットの頭の中には「自らが理想とするタニノギムレット像」と、「それを表現するために行動している自分」がいて、その2つの存在は彼女にとっては共に「一人称で表される自分」であるという認識のようである。その「理想のタニノギムレット」が『ワタシ』、「それを表現している自分」が『俺』という使い分けをしていると思われる。
2022年秋より公開のショートアニメ「うまゆる」ではティザービジュアルに起用されており、登場が待たれることになった。
初回公開された1話を皮切りにメイン回としてたびたび登場している。
「うまゆる」公開に合わせたキャンペーンとして、サポートカード[Welcome to Umayuru]が配布されたことで初登場となった。2022年10月17日から5週かけて配布となる。
2002年の日本ダービー馬にして松国ローテの被害馬代表格名牝ウオッカの父、そして種牡馬引退後に思わぬ形で話題になった破壊神。
父はナリタブライアンやマヤノトップガン、サニーブライアンなどを輩出した大種牡馬ブライアンズタイム。右目は黒目がちのわりと可愛い目つきなのに、左目はギョロリとした威圧感のある三白眼で、写真などでは左目側から撮られることが多く、ウマ娘で右目に眼帯をしているのはこの目つきの違いが由来だろう。
「1600mと2400mを両方走れれば種牡馬価値が上がる」という信念からNHKマイルカップ→日本ダービーのローテにこだわり、過酷なローテを走らせることで知られる松田国英厩舎(後に娘の宿敵ダイワスカーレットも所属した厩舎)に預けられる。
夏のデビュー戦を2着に敗れたあと、尻尾の骨折による休養を挟み、12月の未勝利戦を7馬身差で圧勝。3歳となると武豊を鞍上にGⅢシンザン記念、GⅢアーリントンカップ(当時は2月開催)を連勝、武の落馬負傷で四位洋文に乗り替わったGⅡスプリングステークスもレコード勝ちして3連勝。
クラシックの大本命として皐月賞に1番人気で乗りこんだが、四位の完全な騎乗ミスに加えて最後は追うのを止めてしまい3着に敗れてしまう。四位は降板となり、武豊が無理をして復帰したNHKマイルカップでは、勝ったテレグノシスの斜行で不利を受けまたも3着。
それでも1番人気に推された日本ダービーでは、大外からシンボリクリスエスらを豪脚でまとめて撫で切り快勝。武豊に最多記録となるダービー3勝目をプレゼントした。
しかし3歳春だけで6戦もした過酷なローテの代償は大きく、秋へ向けた放牧中に屈腱炎を発症し引退。
種牡馬入り後は初年度産駒からいきなり超名牝ウオッカを輩出、史上初の父娘ダービー制覇を為し遂げる。しかしその後は重賞馬はちょこちょこ出るがこれといった大物は出ず、2020年に種牡馬を引退。
その後は功労馬として余生を過ごすことになったが、牧柵を片っ端から蹴り壊し、飼葉桶を噛み砕き、馬房の壁に穴を開ける大暴れで牧場スタッフとお隣のローズキングダムを恐怖させ、「破壊神(破壊王)」の異名を奉られることになった。ヴェルサイユリゾートファームのTwitterでは日々ギム様の柵破壊の模様が伝えられており、バースデードネーションでは「牧柵基金」が設定されている。
あまりにも柵を壊すので、当初は予定になかった壊した柵の再利用(兼資金調達)で作ったアクセサリーを販売するまでに至っている。
詳細は当該記事へ→タニノギムレット
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最終更新:2025/01/10(金) 16:00
最終更新:2025/01/10(金) 15:00
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