具体的には福岡県のうち飯塚市、嘉麻市、嘉穂郡、鞍手郡、田川市、田川郡、直方市、宮若市の8つの行政区域を総称した地域を指す。
飯塚市・嘉麻市・嘉穂郡を「嘉飯山地区(かはんざんちく)」、直方市・宮若市・鞍手郡を「直鞍地区(ちょくあんちく)」、田川市・田川郡を「田川地区」と呼んだりする。
尤も、嘉飯山地区は平成の大合併前にあった自治体名から成立した呼称なので、現在では山田市が平成の大合併で消滅したことから「嘉飯地区(かはんちく)」と呼んだり、嘉穂郡には桂川町しか残っていないので「嘉飯桂地区(かはんけいちく)」と呼んだり、飯塚市を中心とした地域なので「飯塚地区」と呼んだり、どストレートに「嘉穂地区」と呼んだりと様々である。
過去には石炭が算出したことから炭鉱町として栄えたが、石油や輸入石炭に圧された結果1970年代を境に急速に衰退。炭鉱に代わる主要産業を誘致しようと工業団地を整備するなど躍起になっているが、2016年現在あまり状況が好転したとは言えない。
そんな筑豊だが、過去には輝かしい時代もあった。八幡製鉄所や、現在の安川電機やJR九州の元になった安川財閥、麻生太郎で有名な麻生財閥などはいずれも筑豊で財を成し創業された。
日本国内でも有数の治安が悪い地域である。主要産業を失ったため生活保護受給世帯率は全国トップクラス、加えて税収が激減し、公共機関では頻繁に汚職が発生している。
とはいえ財政難なのはシノギを失った暴力団も同様であり、そもそも過疎化が進行していることもあって、近年は工藤会が猛威を振るっている北九州ほど治安の悪さが目立つわけではない。
知名度の高い危険な自動車ナンバーとして名古屋がよく知られているが、九州地方では特に筑豊ナンバーが危険であると恐れられている。
炭鉱街であったことから、炭鉱労働者に人気のあった甘いお菓子が発達した。あまり知られていないがチロルチョコやひよ子饅頭はもともと筑豊の銘菓である。
今や珍しくなった、マガジンやチャンピオンの漫画に出てくるような生きた化石不良や暴走族が今なお生息している。
思いつく範囲で載せたので、他に知ってる人がいたら加筆してください。
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最終更新:2025/01/01(水) 08:00
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