永平寺とは、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の寺院である。大本山永平寺とも。
永平寺 | |
寛元2年(1244年)に道元禅師によって開かれた坐禅修行道場である。寺号の由来は中国に初めて仏法が伝来した後漢明帝の時の元号「永平」から(意味は「永久の和平」)。
境内は山に囲まれており、深山幽谷の地に70余りの建物が並んでいる。寺院の建物は"僧侶が修行する清浄な場所"という意味から一般に「伽藍」と呼ばれており、中でも日々の修行に欠かすことのできない7つのお堂の「山門」「仏殿」「僧堂」「庫院」「東司」「浴室」「法堂」は七堂伽藍と呼ばれる。
ちなみに七堂伽藍は全て回廊で結ばれている。回廊は毎日磨かれているので、寺院内の階段や廊下は常に綺麗である。
平成14年(2002年)には、道元禅師750回大遠忌記念事業の1つとして「瑠璃聖宝閣」という宝物展示場が併設された。ここでは国宝である「普勧坐禅儀」をはじめ永平寺に伝わる宝物(書、絵画、器物など)や重要文化財が収められている。
伽藍の1つで、参拝者の控え室かつ研修・宿泊のための部屋となっている「傘松閣」。ここの2階には156畳敷きの大広間があり、その天井には相和5年当時の著名な画家144名による230枚の絵が埋め込まれている。この絵の中から鯉2枚・唐獅子2枚・リス1枚を見つけると願いが叶うと言われている。
開館時間は午前10時から午後5時まで(最終入館は午後4時半まで)。年中無休である。
仏殿 |
永平寺町 E I H E I J I |
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最終更新:2024/12/23(月) 19:00
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