曹洞宗 単語

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曹洞宗とは、鎌倉時代僧侶である元が中国)より伝えた宗である。

概要

中国)の大日山寺の三十一世住職であった童如浄より法を受け継いでおり、管打坐を持って悟りとした。

元は童如浄の方丈に焼香礼拝しに来たときのこと、童如浄は「焼香のこと麼生」と聞いた。元が「身心脱落し来る。」と答え、童如浄は「心身脱落」「脱落心身」心身と脱落は一如であることを示し、法の正当性を伝えたという。

  • もっぱら、元は自宗を「正法」と言って、格別に宗を名乗ることはなかったが、どうしても名乗る必要があったとき「心宗」と名乗っている。
  • 曹洞宗の高祖が元、太祖が瑩山紹であり、両祖太師として尊崇を集めている。 (これは瑩山紹が曹洞宗の教義解釈を広げ中の祖に留まらない活躍を見せたので、二人を合わせて両祖太師と言われている。)

元が二箇寺を立てだった子を3人しか育てられなかったのに対して、瑩山紹が七箇寺を作り六人以上の後継者を生んだ。二大高と呼ばれる

明峯・峨山等の子を育て、それぞれ十二門、二十五哲と言われる程の門下を輩出した。
総持寺二代となった峨山の門流は現在一万五千箇寺の七十を占めるに至った。

不立文字と言われる宗であるが、元の著書である「正法眼蔵」は法華経に対する論文であり、87巻に及ぶ大著である。

曹洞宗の総本山永平寺と思われがちだが、実は曹洞宗に総本山はなく永平寺元開山)・総持寺(瑩山紹開山)が大本山で同格である。

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最終更新:2024/12/23(月) 20:00

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