松永克巳(まつなが かつみ)とは、小説・アニメ版『Another』の登場人物である。
1983年度の<ある年>の夜見山北中学三年三組の生徒。榊原恒一の叔母・怜子とは同じクラスメイトで、アニメ版では部活仲間でもあった。望月優矢の姉・知香が働いてる喫茶店・酒場の<イノヤ>の常連客で、三年三組を<災厄>から防ぐ方法を思わず話した事が、物語の大きな転機となる。<現象>による記憶の改竄で、今では当時の事を殆ど覚えていないが、記憶が消える前にその内容をカセットテープに録音し、後輩達の為に旧校舎に密かに隠した。その内容は恒一達にとって、余りにも衝撃的なものであった……。
原作・漫画版では、知香の会話とカセットテープの台詞の中でしか登場しておらず、本人は恒一達との接触が無い。然し、アニメ版では第8話で直接姿を見せ、怜子からは「マツ」という愛称で呼ばれる等、親しい仲である事が明らかになった。久々に会った怜子と昔話に花を咲かせるが、目の前で中尾順太が死亡した事を目の当たりにしたショックから、テープを旧校舎に隠した事を思い出した。
これは有志による解析で判明した事だが、15年前当時の松永の住所は夜見山市飛井町2-8である。実はAnotherモブキャラの中でも特に人気が高い多々良恵の住所は夜見山市飛井町2-7、つまり家がすぐ隣同士という説が濃厚である。何とも羨ましい。然し、現在の松永は隣町のリゾートホテルに住み込みで勤務しているので、実際には両者の接点は皆無と言っても良いだろう。尚、松永は顎から無精髭を生やしているので、接客業ではなく、裏方スタッフとして働いていると推測される。
実写映画版では三浦誠己が演じた。普段は喫茶店の店員として働いており、いつも片手に黒い手袋を嵌めている。恒一と見崎鳴が<災厄>を止める手がかりを探している時に、二人とは別に何かを探している所を発見される。恒一達はその近くでカセットテープを発見。後日、このカセットテープを持って、直接対面を果たした。合宿で起きた事件の内容が若干異なっており、片手に付けている手袋を外して自分が犯した罪を激白した。
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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