和泉市とは (イズミシとは) [単語記事]

和泉市とは、大阪府の南西部にある市である。

基本データ

1965年に1町6か村が合併して誕生した、大阪府の泉北地域に位置する市。

オイルショック後、大阪市内へのアクセスの良さから大阪のベッドダウンとして開発されながらも、山に囲まれているためいまだ自然豊か。都市環境と自然が融和した「トカイナカ」を名乗る。現在も住宅開発や市街の再開発が進み、住みたい都市として年々成長を続けている。

2012年にはその魅力を伝えるためのキャッチフレーズとして「ココロトリコイズミ」を採択。

大阪の都心から約25km、関西国際空港からは約20kmの大阪府南西部に位置し、南北に細長い市域（東西6.9 km、南北18.8 km）を形成する。

古代の貴重な遺跡が数多く出土し、中世には和泉国国府が置かれるなど歴史ロマンが溢れ、歴史や文化を感じる観光名所が多数。

だんじり祭で有名。だんじりを所有する町会が30町以上ある。令和2年 12月の鶴山台だんじり廃絶により、和泉市で曳行されるだんじりは全て岸和田型の下だんじりとなった。

中央エリアにはやたらカフェが多い。ショールームカフェや一軒家カフェなど、独自の緩い空気が流れる。

和泉蜻蛉玉などのガラス工芸や江戸時代から日本中に普及していた和泉木綿、国内シェア7割を占める人工真珠の生産が地場産業。

ミカンが隠れた名産品。隣県の和歌山はミカンの産地として有名だが、大正時代までさかのぼると、大阪府は和歌山に次ぐ2位の生産額を誇っており、その中心が和泉だったのだ。以前と比べると生産者は少なくなってしまったが、近年、再び和泉のミカンを盛り上げようという動きが活発になってきている。ミカンを使ったドレッシングはお土産品として割と人気。

ため池の数がとても多く、耐用能力を超える大雨や大規模な地震によってため池が決壊した場合に想定される浸水区域や水深、および避難に役立つ情報をとりまとめたハザードマップも作成されている。

国の重要文化財である寺宝「槙尾山大縁起」を有する、標高600mの槇尾山の山腹に位置する天台宗の寺院。

西国三十三所第4番札所でもあり、行基や弘法大師も修行したという。

もともと大栄環境グループが運営していた「納花管理型最終処分場」の跡地を活用し、地域貢献事業の一環として1999年にオープンした公園。

約76,000m²の園内の中には四季折々の花が咲き乱れる農園エリアをはじめ、ハーブ園、日本庭園、多目的グラウンドなどがあり、地域住民から愛される憩いの場となっている。

2015年にオープンした、『食の安全』『食育』『食べる大切さ』を見学、学習、体験ができるという施設。

広い館内は5つのゾーンに分かれており、特に食べ物が口から入り、肛門から出ていくまでを学べる「食育ゾーン」は、5年分のうんちの模型まであることから子供たちに大人気で、郊外にあるにもかかわらず県外からの来場者も多い。

和泉市の中で最も広い公園。

春には約500本の桜が咲き乱れ、ハスの花が観賞できる親水デッキや桜をイメージした複合遊具などがあり、一年を通してたくさんの家族連れが訪れる。

弥生時代の生活や対外交流の様子が紹介されており、考古学セミナーや弥生文化体験などが開かれ、弥生時代を堪能できる。

地元の小学生は校外学習で何度か訪れるようだ。

708年に創建された由緒ある神社。

正式名称は信太森神社。

安倍晴明の母である葛の葉姫をはじめ、5柱の神様が祀られている。

すぐ隣にはコストコ和泉倉庫店もある。