九州横断特急とは (キュウシュウオウダントッキュウとは) [単語記事]

九州横断特急とは、JR九州の特急である。

概要

九州新幹線新八代駅～鹿児島中央駅間が開業した2004年 3月13日のダイヤ改正時に誕生した特急列車。それまで豊肥本線経由で運行されていた特急「あそ」と熊本駅と人吉駅を結んでいた急行「くまがわ」を統合する形で誕生している。

運行区間は熊本駅～別府駅。系統上は「あそ」と「くまがわ」を統合した列車であったため、かつては人吉駅まで運行していたが（熊本駅～人吉駅間のみ運行する列車は特急「くまがわ」として運行）、2016年3月26日ダイヤ改正で、熊本駅～人吉駅間は廃止された（代替として「いさぶろう・しんぺい」の熊本駅乗り入れ、快速列車の運行が行われており、2017年 3月4日より新たな観光列車として「かわせみやませみ」が運行開始された）。なお、使用車両は「あそ」と同様のキハ185系。

2016年 3月のダイヤ改正までは2両編成・特急としては異例のワンマン運転であったが（ただし、観光特急であることから客室乗務員が車掌業務を行うことはあった）、改正後は3両編成で車掌が乗務していた。また、停車駅が多いのも特徴の1つである。
大分と熊本を結ぶ特急ではあるが所要時間がそれなりにかかる為、全区間通しで乗車する乗客よりも一部区間のみ乗車する乗客のほうが多い。