中津駅(阪急)とは (ナカツエキハンキュウとは) [単語記事]

大阪市高速電気軌道御堂筋線の中津駅は300m程離れている場所に位置している。
それぞれを区別するため、コチラは「阪急中津」、大阪市高速電気軌道（OsakaMetro）のほうは「地下鉄中津」と呼び分けられている。

概要

2面4線の高架駅で、並走する国道176号線とはほぼ同じ高さである。1925年 11月4日開業。

出入り口は2か所あるが、初見ではどちらともどこにあるのかがよくわからない駅。
まずひとつは住宅街（?）のところにあるのだが、出入り口は工場（?）みたいな見た目をしているのでわかりづらい。
もうひとつは国道176号線沿いにあるのだが、何の案内もない奇妙な階段が出入り口だったりする。

駅前には郵便事業大阪支店や新梅田シティなどがある。

京都本線はホームがないため全列車が通過する。
というか京都本線の路線図には中津駅は載っていない。
京都河原町方面へおこしの方は十三駅でお乗り換えください。

中津駅は到着予告メロディが流れず、3打点チャイムが鳴るという手抜き仕様。
電車が停車する場合も通過する場合も「○○線の電車が参ります」としか放送されない手抜きっぷり。
なぜか庄内駅や正雀駅での通過待ちのときによく聴けるあの接近メロディは流れる（現在は、通過待ちのみならず全駅で接近メロディが使用されるようになっている）。
神戸本線・宝塚本線ともに普通車しか停車しない。神戸本線は普通のみ、宝塚本線は普通・準急が停車する。

かつては阪神電鉄の路面電車「北大阪線」（野田駅～天神橋筋六丁目駅を結んでいた）の駅がここにも存在していたが、1975年に廃線となった。現在はほぼ同ルートを阪神バスが運行している。

中津駅は阪急電鉄の駅の中でもっとも狭い。
もちろんイスなんて置いてありません。
高速で通過すると危険なので、通過列車もゆっくり通過する。
しかも夏に淀川で行われる花火大会の日は狭いホームに人があふれかかるのでものすごく危険。
あまりにも狭いためか、京都本線にはホームすらない。

元々阪急京都本線は阪急が造った路線ではなく、中津駅に三線も通ることは想定されていなかった。急増する発着本数への対応のために線路を造ったものの、中津駅にホームを設ける余裕がなかったのである。