メダロット 単語

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メダロット

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概要

メダロット4 タイトルメタビー&イッキ

メダロット』とは、イマジニアロケットカンパニーが販売するゲームソフトシリーズコミックボンボンで連載されていたほるまりん漫画テレビ東京で放送されたアニメ、およびそれらに登場する架ロボットの総称である。

※同名作品のゲーム版第1作に関してはメダロット(第1作)を参照のこと。

1997年よりゲーム漫画を中心として、アニメやホビーなど多様な展開で人気を博した。
2000年代にはシリーズ人気が沈静化したものの、2010年ニンテンドーDS向け作品で復活し、再び人気が活性化しつつある。 

メダロットとしての最低限の設定(メダロットという体形態、ロボトルでの競技、人間との生活パートナーシップ)を元に、ゲーム漫画アニメなど各作品が想い想いの方向に盛り上げていく行動であるため、同じキャラでも背景や違った展開も多い事が特徴。
心があるという設定を基に、「人とロボットとの付き合い方」など低年齢向けとは言えないようなSF要素を扱う一方、ギャグ要素も豊富。そしてムダに熱い。

日本国外においては、同じロボットしてBotを組み合わせた、「メダボッツ(Medabots)」で知られている。

メダロットとは?

メダロット、それはテクノロジーが生み出した、全く新しいロボットである。
ティペットと呼ばれる基本フレームに、人工知能メダルを搭載。
更に様々なパーツ合体させる事によって、無限力を引き出す事ができるのだ!
(アニメ版「メダロット」開始時のナレーションより)

未来世界で、メダロット社が開発したお友達ロボットサイズはだいたい子供と同じぐらいの大きさ(1m前後)である。
その外見のしみやすさ、様々な個性・意思を持つメダロットとのコミュニケーションパーツ交換によるカスタマイズ、メダロット同士を戦わせる遊び「ロボトル」の流行という要素から、大人から子供まで幅広い層に受け入れられている。そんなメダロットは上記のとおり、大きく分けて3つの要素から構成されている。

ゲーム版メダロットシリーズ

1997年に第1作が発売。
基本的にカブトクワガタの2バージョン形態で発売(ただし、ディスクメディアであるRやBRAVEバージョン制ではない)。ポケモン二番煎じと称されることが多いが、シミュレーション要素の強い独自の戦闘システムロボトル」、そこに密接して関わるメダロットのカスタマイズ、個性豊かなキャラクター世界観やストーリーなどの要素が大いに受け、ポケモンとの差別化に成功し一定の成功を収めたため、多数の続編が現在に至るまで展開されている。『』までのシリーズ累計売り上げは300万本以上を記録している。

ナンバリングタイトル製作2001年の『5』を最後に長らく中断していたが、2010年に『DS』で復活した(漫画作品の展開的には、『G』も本来本編に含めていい作品だったかもしれないが、現在生作品扱いを受けている)。

DS3DSに移行してからの売り上げは、GBA時代を上回っており、『DS』の売り上げも当初の予想をえていたとのことで、続編製作にも期待が持てる状態である。

ナンバリングタイトル開発・販売はそれぞれ、GBGBC時代ではイマジニアナツメDS以降はロケットカンパニーデルタアーツが担当している。イマジニア現在家庭用ゲーム事業を縮小しているが、ロケットカンパニーは同社の子会社であるため、事実上、販売元はシリーズ誕生から現在に至るまで変化していない。

ナンバリング

()内は対応ハードと発売日。なお、ニンテンドー3DS向けにGBGBC作品のVC配信がなされているが、現時点ではメダロットシリーズは配信されていない。

派生・リメイク作品

パーツコレクション

パーツコレクションとは、対応した作品(本編)のパワーアップキット。 最後まで遊ぶと、対応した作品(本編)に登場する全てのパーツメダルを入手出来る。もちろん通信で本編パーツ等を送ることが可

アニメ版メダロット二作品

ゲーム版メダロットを原作とするメディアミックスの一環として製作されたのが、アニメ版『メダロット』(以下この項では『無印』と呼称)、および続編の『メダロット魂』(以下この項では『』と呼称)である。

『2』『4』で主人公を務めたイッキ物語を基本としており、後にアニメ作品のキャラクターボイスゲームに導入されている。シリーズ人気の最盛期を作るきっかけとなった。 

テレビ東京系で放映、NAS広告代理店に入り、アニメーション制作は『無印』はビィートレイン、『』はトランスアーツおよびプロダクションI.Gが担当している。

VHSでの販売はあったが、ディスクメディア並びに製作元によるネット配信(後述の例外あり)はされてこなかったが、2019年でのメダロットのメディア展開においてようやく発売、配信に至った。

無印(1999年7月2日~2000年6月30日 テレビ東京系列で放送、全52話)

に『2』の世界観やキャラクター下地に、今時の小学生主人公天領イッキと、彼に偶然拾われたカブトメダルで起動したポンコツメタビーが毎週ロボトルを繰り広げる痛快ロボットアクションアニメ
ゲーム版とは若干齬が生じているが(後述の『メディアミックス展開に関して』の項参照)、シリアスだったり、ギャグだったり、たまに泣ける話だったりと、自由かつ熱い作人気を博し52話をもって完結している。

監督は後に『DARKER THAN BLACK』『青の祓魔師』などを監督する岡村天斎
シリーズ構成は『キューティーハニーF』などを担当し、現在は『ドキドキ!プリキュア』で活躍する、山口亮太であった。のちの作品で著名となる参加スタッフもちらほら。

憎めない悪役ロボロボ団の面々、どこからともなく現れて即「合意と見てよろしいですね!?」な審判役のミスターうるち名言迷言?)の数々でイッキを手助けしたようなしてないようなひよこ売りのおっちゃんロボットにしてあまりにも渋すぎる孤高の戦士ロクショウ全破壊兵器ゴッドエンペラーなど、魅力あふれるサブキャラクターも見所。

NASの版権管轄アニメであることもあってアサツー ディ・ケイ下のスーパービジョン運営するチャンネルフルアニMAX』にて2011年11月1日から配信されている。毎週火曜日18:00に最新話が配信。

NASとの)合意とみてよろしいですね?

それでは、ロボルゥーーーーーーファイトォ!!!

動画を見るときは、部屋を明るくしてモニターから離れてみてね!

魂(2000年7月7日~2001年3月30日 テレビ東京系列で放送、全39話)

無印』から一部キャラクターを引き継いで製作された続編。無印の作とは異なり、やや一貫性のあるストーリーを持つ。

ゲーム版からは離れ、前作主人公イッキメタビーが、過デスマッチを強要し、ルール用反則上等の悪なメダロット「デスメダロット」とロボトルする、というオリジナル要素の強い物語となっている。
メタビーもボディを一新し、最新KBTメダロットとして、新たな機「メダチェンジ」を駆使し、ギンカイ、コクリュウを始めとするデスメダロッターと真剣勝負で渡り合う。

ストーリーこそ前作からそのまま繋がるとはいえ、メダロットに関する設定が大幅に変更されており、前作で明かされたメダロットの相などはほぼなかった事にされ、メダロットは単に子供玩具としての扱いが強くなっている。

製作にはプロダクションI.Gが参加しており、シリーズ監督も、同社を拠点に活動していた荒川嗣が担当している。シリーズ構成は、現在これが一のアニメ作品制作となっている中川陽介。キャラクターメカデザイン音響は、『無印』と同じスタッフが担当しているものの、それ以外のスタッフ面子は大きく変わっている。

メダロットは設定を引き出して作品を展開できる多面的なプロジェクトの形式であるが、同じイッキメタビー主人公、かつ連続して放送されたこともあり、下記の様な混乱を生んだ。
前述のメダロットの扱いや、カリンコウジレトルトうるちなど前作の人気キャラがかなりリストラされたこともあって、前作ファンからはかなり否定的な評価をされてしまいがちである。非公式ではあるものの、制作スタッフの内の一人が謝罪文を掲載することまであったexitほど。
しかし、物語が進むにつれて、のメダロット使いの暗躍、悪童ギンカイデスメダロットからの決別や、冷酷なコクリュウのロボトルを経ての感情の芽生えなど、独自の路線が展開されていく。結果として『無印』とは違った魅力を持った作品になっているとするファンも多く、特に後半のストーリー展開には見るべき所も多いといわれる。

実は、人気の高かった『無印』よりもさらに、若干ではあるが視聴率が高かったとも言われる。 

漫画版メダロットシリーズ

1997年ゲーム第1作発売と同時に、ほるまりんによる漫画コミックボンボンで掲載されていた。
同誌での連載は実に5年以上に及び、『1』『G』に至るまで3人の主人公の活躍が描かれた。
その後コミックボンボンは休刊してしまったが、『DS』の漫画はデンゲキニンテンドーDSで短期連載された。 

また、ほるまりん作品だけでなく、藤岡建機や秀斗といった、他の漫画家によるコミカライズ作品も存在する。
『7』の漫画作品も、ほるまりんによるものではなかったが、最強ジャンプにて短期連載された。

ほるまりん作品

ほるまりん漫画は、その内容がゲーム・アニメと大きく異なることが多い。戦闘や会話において非常に独特な“間”がある奇妙な作であるが、原作者によるメダロットの起社会的立場を含めた詳細な設定、細かく描かれる人々とメダロットの日常描写等が魅力的。ロボット人間の間に横たわる寿命差の問題など、本格的なSF要素にも触れている。

現在は全部そろえようと思ったら、ネットオークションを利用するかまんだらけにでも行くしかないが、第1作『メダロット』は、2013年KCデラックスから『新装版 メダロット ヒカル編』として加筆や修正を加えて再発売されているため、入手は容易。やけに誤植が多かったが。

藤岡建機作品

『メダロッターりんたろうシリーズは、ロボトルを軸にして、熱血主人公りんたろう」と彼の相棒KBT型メダロットカンタロス」が活躍する。えっちシーンもあるぞ!(これぞボンボン)。

『ナビ』は、自身がキャラクター・メダロットデザインを務めたゲーム版『メダロットnavi』のプロローグエピローグに当たる情緒的な物語

舵真秀斗作品

メダロットオフシャルカードゲームテーマにした作品。メダカードファイトに出会った「伊藤園度胸」が持ち前の知恵と度胸を生かして様々な相手と戦っていく。メダロットシリーズメタ視しており、舞台現実世界となっている。

主要登場キャラクター(CV:キャラクターボイス担当項目は全てアニメ版に準拠)

キャラ名には作品によって法則性があり、『1』の登場人物はお米農業、『2』はお酒、『5』は昆虫、『navi』は天気、『DS』はお菓子に関連する名前が使われている。

あがたヒカル

漫画版メダロット(無印もしくは初代もしくは『1』)およびゲーム版『1』の主人公で、いわゆる初代主人公
少々面倒くさがりな部分があるが、調子にのると小学生らしい元気と活発さを見せる。ボナパルトが拾ってきたメダルと、父親から譲られたフレームパーツを組みあわせ、初めてのパートナーメダロット「メタビー」(もしくは「ロクショウ」)を手に入れる。
ネーミングセンスのなさに定評がある(ムシムシムッシーとかモグモグフヨードとか)。

ロボトルには初めはそれほど興味がなかったが、パートナーと戦いを繰り広げるうち楽しさに気づく。町のワルガキ三人衆やライバルとの戦いをへて、メダロットを悪用する秘密組織「ロボロボ団」とのロボトルに身を投じる。そしてやがて、世界を揺るがす「魔の十日間」事件の中に身を投じることになる。

初代主人公ということもあり、続編の漫画ゲーム・アニメにもゲストカメオ出演の機会が多い。
彼に限らず、前作での主人公が、年齢を重ねた青年大人として、続編に登場することが、メダロットシリーズでは多い。 

天領イッキ(CV:山崎みちる)

天領イッキ

ゲーム版『2』『4』、及びアニメ2作品の主人公を務めた2代目主人公シリーズ最盛期の主人公であるため、一般的にメダロットの主人公と言えば彼をす。
アニメでは熱血バカゲームではお人好し、漫画版ではその中間ぐらいと、媒体によってキャラがぶれているが、基本的には正義感が強い少年
「ま゙」「ころもの しめった かんじが よかったよ」「たこ焼きとは地球だ!」「興味あるぅー!」など、妙な名台詞が多い。

ショタが広く認知される前からショタキャラを地でいっており、女装が似合うメイド姿なんて男をも虜にするぐらい。

詳しくは「天領イッキ」も参照。

メタビー(CV:竹内順子)

イッキのメダロット。カブトKBT)。パーツイッキが手に入れた時点で旧で、イッキポンコツメダロット。しかし、メダル原作漫画アニメ全て純正の天然物のレアメダルで、メダフォースが使える数少ないメダルの一つである。
漫画版、アニメ版においては格闘戦を挑む描写が多く、明らか射撃系熟練度より格闘系熟練度が高い気がするがたぶん気のせい。

アニメではパーツメダルモチーフ故か、ヒカルがしかけたスイカに反応して生け捕りにされた事もある。

アニメだと既に後継機の2020(波りんたろうカンタロスがこれにあたる)が流で、当初メタビーヒカルに勧められたイッキは嫌がったり、初めてロボトルで転送した時は相手に旧式と笑われたりしたが、その性は決して低くなく均以上の高い性だった。

詳しくは記事「メタビー」を参照。

甘酒アリカ(CV:仙台エリ)

イッキ幼馴染み。強気で常に活発な新聞部長で将来のジャーナリストツンデレ
機はセーラメイツの後継機・セーラマルチブラス。ソード系パーツを装着すると性格が変わる(漫画版)。

純米カリン(CV:坂本真綾)

カリンちゅわん

コウジ幼馴染みで、お嬢様で成績優秀。ゲームではおっとりした性格でかわいい容姿のため、人気が高い。アニメだとおっとりを通り越してかなりの天然かつドスい発言も時折見受けられる。漫画版の設定だと金魚すくいが上手い。
機は絶対防御やパーツ回復を持つ「セントナース」。名前クイックシルバ漫画版)。

辛口コウジ(CV:横幕玲王奈)

イッキライバル。直情的な熱血ロボトルが強く、成績もルックスもよく、モテるお金持ち。原作だと空気の読めない熱血だが、アニメだと自信過剰な所もあるが強くなる為に自身の努力も惜しまない良い

アニメだとさらにが大嫌いで特にカマキリ大嫌いなのでヒパクリト(カマキリメダロット)をはじめとしたメダロット相手だと途端に弱になり、時にはロボトル不能に陥る事もある。
機は格闘タイプの高性機、サーベルタイガーのスミロドナッド。漫画版での名前ラムタム

スクリューズ

キクヒメ、イワノイ、カガミヤマの悪ガキ3人組。通称「隠すわとるわの3悪人スクリューズ」(byイッキ)。

イワノイのシアンドッグとカガミヤマのキースタートルはセリーニャからバルト、ゾーロクと呼ばれていたが、
どっちがどっちかはわからない。

ヒカルにいちゃん(CV:内藤玲)

イッキが通うコンビニホップマート」の店員。気前のいいちゃんだが、店番をサボりがちなのが玉にキズ。「あがたヒカル」との関係は不明。

以下反転
『1』の主人公ヒカルその人で、伝説のメダロッター。ゲーム版、漫画版では、相棒メタビーと共に初代ロボロボ団を壊滅させメダロットの大規模暴走事件魔の十日間を終結させたヒーローとして語り継がれる。

数年を経たイッキ編では青年に成長。
あるときは学生、またある時はコンビニ店員、そしてまたある時はメダロット博士示の下、メダルハンター快盗レトルトとしてカレーに(誤字にあらず)暗躍する。時には悩めるイッキを導くことも。

アニメ版では快盗レトルトの他、日本ロボルラキング1位の凄腕メダロッター「宇宙メダロッターX」として活躍。相棒アークビートルと共に圧倒的な強さを見せつける。
このアークビートルの正体は、ヒカルと共に子供時代を駆けたメタビー本人である。しかし他メディアとは違い、アニメにおける「魔の十日間」は、レアメダルであるメタビー世界中のメダルと共鳴、暴走させてしまったために起きたことという設定であり、ヒカル断腸の思いメタビーカブトメダルを砕くこと、つまりメタビーを殺するで終結している。それ故にアークビートルからは当時のメタビーとしての人格は消滅しており、作中明確な言葉を発したこともい。

天領チドリ

イッキママ。チドリママン。若くて美人人妻属性紳士達からは絶大なる支持を得ている。

ロボロボ団

初代ロボロボ団員二代目ロボロボ団員

メダロットを使って世界征服論む悪のイタズラ集団。どの作品では左側が標準のコスチュームだが、『2』の下っ端戦闘員のみ右側の格好をしている。

基本的にはスカートめくりなどバカらしい事を繰り返す憎めないヤツらだが、ゲーム版『1』や『無印』では独自開発したWEA型メダロットビーストマスター」を使ったしゃれにならないテロ行為を、『2』ではメダルティペット強奪やインフラ破壊、浮遊要塞を建造する等割とガチで悪の集団である。
『2』のラストではビーストマスターの後継機「ゴッドエンペラー」を密かに製造し、いくつか配備していたので決してその技術力は侮れない。
ちなみにこのゴッドエンペラーゲームメダロット2」のラスボスなのだが、反則レベルに高い力値を持っている上に最初からメダフォーゲージMAXという鬼畜仕様(しかも2連戦)。今までプレイしたゲームの中で一番強いラスボスに挙げる人も少なくない。

幹部クラスになっても時給640円らしいが、一応団員になればゴーフバレットが支給されたり、ベルゼルガが量産したりしてるのでそれなりに資金力はあるようだ。

後継機であるはずのゴーフバレットより旧のコフィンバットの方が強いと言ってはならない。しかし、それなりの装甲と性ウェーブ攻撃で確実にダメージを与える上、音波攻撃なので弾代がかからないコフィンバットより、実弾費がかかり装甲も薄いゴーフバレットを一般団員の力機にした理由はである。

セレクト隊

メダロットを使った悪事、つまりロボロボ団を取り締まる警察的位置。基本的に無能だが、漫画版ではそこそこ活躍していた。

解凍快盗レトルト

快盗レトルト・・・一体何者なんだ・・・(棒)

ゲーム版(特に『1』)に対する評価

発売当初のゲームは「戦闘システムがややこしい」「一回の戦闘長すぎ」「それにエンカウント多すぎ」「キャラデザダサい」(ファミ通)とさんざんな評価。

でもそれがメダロットが好きな理由。

シリーズの中には、積極的に導入した新要素が煮詰められてなかったり、脚本が弱かったりと、無視できない欠点を抱えた作品が少なからずあるが、ナンバリングタイトルについては少なくとも、「遊べたものではない」レベルの作品はない。
ナンバリングタイトルでは『2』『3』『5』の評価が特に高い。 

ちなみに山下絹代が手掛けるゲームBGMに関しては人気があったりする。
特にキャラクターBGMボス戦BGMは評価が高く、中でも「DO・OR・DIE」などは一聴の価値あり。

メディアミックス

上述の通り、メダロットシリーズ漫画アニメ・ゲームだけでなく、ホビーやカードなど非常に多くの分野で展開が行われた。ただ、作品時期によってグッズを販売する会社が大きく異なるなど、その展開の仕方は非常に複雑である。
また、最低限の設定から作品作りができる半面、複雑なメディアミックスによって各作品の設定が錯綜している(一貫性のある設定がほしい人はそのあたりが難点ともいえる)。

メディア展開の時系列

初代(1997年~1999年頃)

ナツメ開発し、イマジニアが販売した『1』と、それに原作者・キャラクターデザインとして関わっていたほるまりん本人による漫画作品第1作にて展開された、ヒカルメタビー物語

ホビーはアリイから「アリイプラモ」とタカラから「バトルメダロット」「メダロットコレクション」が発売され、テンキー制作イマジニア販売による「メダロットカードゲーム」や田印刷のシール伝、文房具タオルなどの日用品等々数多くのグッズが発売された。ほるまりんによる『メダロット』連載と並行して、藤岡建機による漫画も連載。

『2』・『R』(1999年~2000年頃)

主人公ヒカルからイッキに変わった、いわばシリーズ第2部が始まった頃の物語
ほるまりんによる漫画作品、ゲーム版『2』、初の3D作品である『R』に加え、上述の通りアニメ作品が展開され、シリーズ人気一気に上昇していく。 

ただし、グッズ・ホビー展開は「バトルメダロット・デュアルモデル・メダロットコレクション」のタカラが中心に行うことになり、1に発売されていた日用品やシールアリイプラモデルなどのラインアップは発売されなかった。

『3』・『4』・『navi』(2000年~2001年頃)

イッキ主人公とした物語は長期化し、『R』の評価が低かったために据置機への進出はしばらくなくなったもののゲーム版は『3』『4』が製作されいずれも50万本近くを売り上げる大ヒット。並行してアニメ』が製作され、もちろんほるまりんによる漫画作品の製作も続いた。

また、藤岡建機によるキャラクターデザインで新たに、シリーズ初のGBA向け作品として『navi』が発売され、こちらも藤岡本人による漫画作品が製作されたが、本編べると人気は得られなかった。

ホビーは引き続きタカラが担当したが、ここで新たにバンダイカードダス展開でイマジニア販売の「メダロットオフシャルカードゲーム」が登場。メダロットオフシャルカードゲームアニメ放送終了後も、『navi』まで展開を続けたが、一方アニメが終了すると同時にタカラのホビー展開はストップした。
navi』は藤岡建機の気合の入ったデザイン性故か、ホビージャパンでの連載&フルスクラッチフィギュアの掲載、PCゲーム雑誌とのタイアップなど、すごいことになっていた。

『5』~『真型』(2001年~2004年頃)

ゲーム作品『5』『G』とその漫画作品において、いわゆる3代主人公であるコイシマルを主人公に据えた物語が展開されていたが、ブームの急な沈静化と内の携帯ハード世代交代がはじまったことで、過去作品のリメイクや番外作品が乱発されるようになった。
『2』『3』『4』のイッキ主人公とした3部作が終了し、アニメ放送も終わったことが、ブームの沈静化とシリーズ人気の低下を呼んだ。コミックボンボンでのタイアップは『5』と、事実上の本編作品である『G』、さらに『2』のリメイクである『弐CORE』、据置機に再び進出した『BRAVE』の間まで続いたが、長年続いたほるまりんによる漫画連載も『G』でとうとう終了した。

『弐CORE』や『5』など評価の高い良質な作品もあったものの、『BRAVE』などは評価が芳しくなく、そしれいずれも売り上げはイッキの時代とべて大きく低下していた。
結局、『BRAVE』の発売後、ゲーム作品シリーズ開発していたナツメのメダロットチームが解散。
ナツメ開発イマジニア販売という、長らく続いたメダロットシリーズの展開形態はここで終了した。

この時点で、ゲーム作品、漫画、ホビー、いずれもの製作全にストップしており、シリーズがほぼ休止状態に陥っていた。
イマジニアはこの頃から家庭用ゲーム事業を縮小し、携帯ゲーム部門を分離して子会社であるロケットカンパニーを設立。以降は、同社がシリーズの展開を担当する。
ロケットカンパニー開発を担当した最初で最後の作品が、シリーズの沈静化から1年程が経って発売された、『』であったが、従来作品と大きく剥離した奇妙なデザインでの『1』リメイク作品であり、出来は微妙だったためシリーズの再にはつながらず、とうとう全に休止状態になった。

そしてコミックボンボン2007年に休刊した。

『DS』から現在(2009年頃~)

根強いファンに応えてか、2009年になって、ロケットカンパニーが『DS』を発表。

長らく漫画作品を雑誌に掲載していなかったほるまりんも、デンゲキニンテンドーDSにて漫画作品を再び掲載。
そして、アニメ版メダロット(『無印』・『』)のDVD-BOXが発売され、コトブキヤからはプラスチックキットが、バンダイからは「D-Artsシリーズで稼働フィギュアがそれぞれ展開されるなど、かつてのファンを呼び戻すような活発な商品展開が行われた。

結果、2010年になって発売された『DS』は、出来自体は微妙であったものの、2バージョン合計で10万本以上という、GBA時代を上回るヒット記録シリーズの再にはある程度の成功をおさめたと言って良く、ニコニコ動画フルアニMAXによるアニメ版メダロット(『無印』)の配信なども行われた。
2012年に発売された『7』は、『DS』には若干劣るもののやはり10万本以上を売り上げ、今度は最強ジャンプ漫画作品が掲載されるなど、人気が一時のものでなかったことを示した。

メディア展開による設定の相違

メディアミックス作品には多々あることだが、このメダロットシリーズは特に作品・媒体ごとに設定が異なることが多い。

漫画漫画の設定、アニメアニメの設定、ゲームゲームの設定と住み分けていれば良いのだが、ところがどっこい、このメダロットシリーズは同一の媒体でも設定が違いつつも、それぞれの媒体が他の媒体の設定やキャラクターを輸入するなど相互にされている。ストーリーが異なっていても、どこかしらに繋がりがあることもあれば、同じ登場人物なのに性格や立ち位置が違うなんてこともザラにある。

整合性を取る為にキャラが消えたり前シリーズの接点が薄くなったり、同じジャンル閥が出来たり、アニメゲームマンガグッズファンが一つにまとまらないという問題がある一方、それぞれのジャンル微妙に異なるファン層を作り上げた結果、シリーズが途切れてもファンが残ったともいえる。

非常にめんどくさそうだが、個々の作品を楽しむ時はそこまで気にする必要はない。むしろ1つのメダロット作品に触れた後他のメダロット作品に触れ、その違いに驚くなり議論したり、設定の妄想・補する等、メダロッター一人一人が多種多様な楽しみ方もできるともいえよう。

用語

  • メダロット三原:メダロットに付けられているリミッター。ロボット工学三原則と同じ、というわけではなく、同原則の第一条と第三条のみで構成されている。つまり、「ロボット人間の命に従わなくてはならない」という第二条が存在しておらず、ロボット人間の支配下に置くことが考慮されていない。 
    • 第1条 わざと人間を傷つけてはならない
    • 第2条 人間に危険が降りかかるのを見過ごしてはならない
    • 第3条 第1条と第2条を破らない範囲で他のメダロットに致命傷を与えないこと

ゲーム版のみ。漫画版及びアニメ版では言及なし。

お絵カキコ

メタビー 怪盗レトルト

関連動画

アニメ版『メダロット』公式配信(現在はチャンネル閉鎖により視聴不可能)

 メダロット7

 

 メダロットDUAL

 

 

その他

ニコニコではアニメ無印)のOP「知恵と勇気だ!メダロット」はそこそこ知名度あるけど・・・ブームはどうだろう。

ちなみに東方手書きMADの有名作者、モグモグフヨード名前マンガメタビーに付けられかけた名前補の一つ。
他にムシムシムッシー(略してムムム)、スイカシルシルクヌギジュエキーなどが補だった。

関連立体

関連生放送

ニコニコではかつてフルアニMAXアニメ「メダロット」の配信を行っていた2012年に、同じくフルアニMAX体で「メダロット7」を記念して同作品の一挙放送も行われた。



その後フルアニMAXが「メダロット」配信中にチャンネル閉鎖が決定してしまい、特別編成で「メダロット」の配信自体はなんとか最終回まで終わることができたものの、本来「メダロット」配信終了以降十分可性の考えられた「メダロット魂」は配信されることなく終了してしまった。
しかし、それから2年後の2014年に、今度は「メダロット8」の発売を記念して、ニコニコアニメスペシャルにおいて「メダロット魂」の一挙放送が行われた。


2019年7月にはメダロットアニメ20周年を記念して特別生放送企画され、併せて「メダロット」、「メダロット魂」のニコニコチャンネルが作られ両作品が配信されることとなった。

2019年9月9日より「メダロット」4連続一挙放送開始。

新作アプリゲーム「メダロットS」リリース記念として2020年1月14日17日に「メダロット」、2020年1月20日22日「メダロット魂」を一挙放送

関連商品

ゲーム


アニメ

関連コミュニティ・チャンネル

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