ブルーベリーとは (ブルーベリーとは) [単語記事]

ブルーベリーとは、ツツジ科スノキ属シアノコカス節の落葉低木果である。

もしかして

ブルーベリーの人 - MAD動画投稿者
blueberry - 歌ってみた・手書き動画投稿者。
ブルー・ベリィ - ゲーム「R-TYPE TACTICS Ⅱ」に登場する陸上作戦車両 → TW-2

概要

青い小さな実をつける植物。果実は生食用となったり、パウンドケーキの具になったり、ジャムやヨーグルトソースやジュースなどに加工されたりする。産地では炊き込みご飯やカレーというとんでもない代物も作られているが、これが案外イケるらしい。

含有されるルテインというカロテノイドを多く含有する。古くからイギリスの空軍パイロットがブルーベリーを常用していたという逸話から、漠然と目に良いものというイメージで捉えられ、それでルテインとの関連性を喧伝するようになったが、国立の研究所による論文では否定されている。ただ、ポリフェノール成分なので、赤ワインなどと同様に、一定の抗酸化作用は期待できるだろう。ただ、ブルーベリーは言うほどルテインを含んでいない。

むしろ、ブルーベリーで注目されている成分がアントシアニンという色素である（カシスやラズベリー、しそにも多く含まれる）。古くから西陣の女工が梅干しを毎朝食用していた実績があり、実は本当に目に働いているのはこっちである。ただし、これは目に直接利いているのではなくて、血行促進作用を持ち、目を動かす毛様筋に作用しているものである。よって、アントシアニン入りサプリを飲むとエビオスのように精液ドバドバ（体験談）…

つまり、目を良くするのではなく、血行を良くすることで目を司る筋肉をほぐし、疲れた目をリラックスさせる効果が期待できるもの（毛様筋の働きが改善されればピント効果は上がり、視力も回復する（本人比で）という仕組み。視力が悪いというのは水晶体や眼球の問題ではなく、毛様体の筋肉の働きが悪くピントがうまく合っていない状態も多い）と捉えた方が良い。したがって、夜間視力の改善効果はないと発表されている（かつては、全く視力改善効果がないと発表されていたが、末梢神経の血行促進効果とそれによる毛様筋の弛緩効果は国立研究所でも多少、認められたようである。しかし、サプリメントはあまり意味がないらしく、ひょっとしたらルテインとアントシアニン以外にも何か働きかけている成分があるのかも知れない）。

それより、大きく普及した理由は「普通に食べて美味しいから」、これに尽きるだろう。美味いは正義なのである。

国産ブルーベリーの産地

ブルーベリーは大半がアメリカなどからの輸入品に依存しているが、近年は国産ブルーベリーも多少出回るようになっている。日本一の産地が長野県なのは、「まあそうだろうな」と実感できるかも知れないが、国内2位は驚くなかれ、東京都である。しかも、島嶼部ではなく、小平市や八王子市、国分寺市といった多摩地方の都市部が多く、国内ブルーベリー発祥地の地は小平市である。また、それに均衡しているのが群馬県と茨城県であり、埼玉県と千葉県がそれに続くなど、関東１都５県が上位１０位以内となっている。高原の産地では岩手県や山梨県、熊本県が有名。とはいえ、１位の長野県でも年産５００トン未満（個体の大きさもあるだろうが、奈良県のみかん生産量より少ない）なので、あくまで健康志向の嗜好品程度の流通にとどまっている。首都圏近郊では、木が低いため小学生も喜んで実を採取できることから観光農園としても人気があるようだ。