スピーカーとは、電気信号を空気振動に変えて音声を発生させる機械である。
主に声音や楽器音をはじめとした音声をマイクやパソコンを通じて電気信号に変換した信号を出力する役目を持っている。
オーディオの終着駅ともいわれ、どのオーディオマニアからも最も金をかけるべき部分はスピーカーであると答えている(スピーカー5に対し、アンプは3という比率らしい)。実際価格は青天井であり、廉価品は数千円から、最高級品は数千万という世界であるが、だいたい一般普及品は1万~10万が相場となっている。
また、イヤホン/ヘッドホンと並び、世界的に音声を聞くために使われるための機器であるが、ヘッドホンは大音量を聴き続けることによる難聴のリスクや側圧による頭部の圧迫による体調不良などもあるため、スピーカーを専ら愛用したり、シーンによってヘッドホンと使い分けるオーディオ愛好者も多い。また、イヤースピーカーという、耳元で装着するスピーカーやBluetooth回線を利用したワイヤレススピーカーなども出てきており、多様化している。
その一方で、その音質に魅せられ音を大きくしがちであり、防音対策が不十分だと家族や近所の迷惑行為になることもあるので、ほどほどの音量で楽しもう。
スピーカーの数え方は業界などでは「本」と数えられる。
非常に機械寿命が長いオーディオ機器でもあり、製造から数十年経ったヴィンテージ品でも普通に動かせるものもある。
スピーカーは、パーツや出せる音域、大きさ、などによって用途、人の好みが変わってくる。
中にはBluetooth接続型のスピーカー、PCに内蔵されているようなスピーカーなど一般人でも気軽に使えるような民生機、スタジオでモニター用として使用されるモニタースピーカー、ライブや街頭ビジョンでも使われるような広範囲に音を伝えられるために開発されたスピーカーなど様々である。本項では様々あるスピーカーの種類をパーツや特色になぞらえてごく一部ながら後述する。
マイクの基本構成パーツは以下の箇条書きの通りである(順不同)。
本項では、特にスピーカーの特徴ともなるユニット、振動板、エンクロージャー、アンプについて深く掘り下げる。
スピーカーユニットは、スピーカーの中で音を出す部分である。スピーカーによって1本に対しての数・形が異なり、ユニットの数・形の種類によってスピーカーの名前が異なる。1本のスピーカーの中でも複数ユニットがついているモノはマルチウェイスピーカーとも呼ばれ、1つのユニットごとに出している音域が異なる。恐らく一般的に最もイメージしやすいマルチユニットスピーカーは、右のようなスピーカーユニットが2つついてるモノ(2ウェイスピーカー)と思われる。
基本的にスピーカーが出せる音域はスピーカーの心臓部であるコイルなどによって決まる。
音は、ネットワークと呼ばれるユニットにどの音域を出すか決める回路を通じてユニットから出される。
そのため、区別のためユニットにもそれぞれ名前がある。スピーカーにユニットが1つしかない場合に主に取り付けられるユニット、フルレンジ(全帯域用)。5.1chサラウンドなどを聴くときに使われるサブウーファー(超低音用、こちらもユニットが1つのことが多い)。あとは基本的なマルチユニットスピーカーにつけられるユニット、ウーファー(低音用)、スコーカー(中音用、ミッドレンジ とも呼ぶ)、ツイーター(高音用)が存在する。
また、コイルや回路が電気信号から音声信号に変換する駆動方式にも種類があり、それぞれ必要となる電力量や音質が異なる。
振動板は、ダイナミックスピーカーなどに取り付けられるユニットから発する音を拡張させる目的でつけられる。振動板は箱を外してユニットを断面図のようにした右の図でいうところの広まった部分のことを指す。振動"板"と板という漢字を使っているが実際は紙などが使われる機種もあり、はじめて聞いた人には役立つのか、脆くないのかと疑問を持たれがちであるが、YAMAHA"NS-10M"などといった世界的に名の知れた名機と呼ばれる機種も存在した。"NS-10M"はスタジオのモニターとして過去名を馳せ、"NS-10M"を中心とした性産業の影響により、スピーカー生産に必要であった木材が絶滅危惧種のレッドリスト入りし、生産中止になるほど人気であった。
エンクロージャーとは、一言で言えばスピーカーの箱である。
スピーカーは基本的に前方のみに音がなる様になっているが、もしこのエンクロージャーがなかった場合、ユニットから出た音は後ろからも出てしまい、音が壁や床に当たり、跳ね返ることでスピーカーの本来のような音が出なくなってしまう。エンクロージャーの材質によっては音質やOTONO特徴、強度も変わってくる。木、プラスチック、樹脂など様々な素材があるが、一般的には木や樹脂が知られている。
実はスピーカーメーカーは北国や林業が盛んな国で栄えているのは一説にエンクロージャーが一因といわれており、元々スピーカーは堅い樹木を素材にエンクロージャーが生産されていた。そのため、堅い樹木がよく育ちやすい北国ではスピーカーを生産する企業が栄えていった。現在でもその時代の生き残りとしてJBLやBOSEなどのメーカーが現在でもスピーカーやオーディオ機器を生産している。
スピーカーには、アンプを積んでいるタイプと積んでいないタイプがある。
アンプについては個別記事があるので、スピーカーの内部以外の内容については個別記事を参照してほしい。
アンプを積んでいるタイプは、アクティブスピーカーおよび中高級品はパワードスピーカーと呼ばれ、オーディオプレーヤーなど、スマートフォンやパソコンの音を鳴らすため、端子もしくはBluetoothで無線接続して用いられる。 一方でアンプを積んでいないタイプは、パッシブスピーカーと呼ばれ、アンプを内蔵していないため、別途購入・接続しなくてはならず、PCなどから直接接続した音源には不向きである上に、アンプがないとPCからは音量のコントロールができないものが殆ど。ただし、専門的な知識があれば大迫力の音響を楽しめる。
スピーカーは、用途によって使うものがかなり異なる。
例えば、ライブに使われるスピーカーと自宅で聞くためのスピーカーでは音量の上限に天と地の差がある。
これはそれぞれの用途に合わせるように様々なスピーカーが生産しているからである。
ライブで使われるPA用スピーカー、スタジオで一般的な人が聞く音量でミックスの状態を確認するために使用するモニター用スピーカー、逆にスタジオでミックスをする際に使用するラージスピーカーなどプロ用だけでも多くの種類があるだけではなく、一般向けの民生機やメガホンなどの拡声器、パワードスピーカーを埋め込んだスマートフォンやPCなどの機器がある。
もしスピーカーを選ぶ際には、自宅の電源の規格に合っているか、オーディオインターフェースやDACが必要か否か、スペースがあるか、用途に合ったものを購入することをおススメする。
だいたい高さ30センチ未満の小型スピーカーをブックシェルフ(本棚)スピーカーと呼ぶ。その名の通り本棚に載せられるサイズであることにちなむ。また、それ以上の小型のスピーカーはポータブルスピーカーと呼ぶことが多い。
アメリカが本場のヘッドホンに対し、スピーカーの本場はヨーロッパであり、特にイギリスでは日常シーンで生演奏を聴くことが多いことと家具産業が盛んであったことから、非常に優秀なエンジニアや職人が多く育ち、数多くのメーカーがある(ただ、自国で売れないので他国に宣伝をかけまくった結果、皮肉にも世界の愛好家に知られることになっている)。
掲示板
10 ななしのよっしん
2024/03/01(金) 18:45:36 ID: /aAnW1TdMc
OTONOwwww性産業wwwwwwww
記事主は助平なお庭番だったのかwwwwww
11 ななしのよっしん
2024/10/20(日) 18:16:57 ID: 0yszJn1bM+
>>2
世の中のマンション全てがレオパレス並だと思ってらっしゃる方?
いっぺんその辺の見学会とか行った方がいい
お前の中でのマンションのイメージが別次元にまで広がると思うから
12 ななしのよっしん
2024/12/12(木) 15:40:57 ID: HRb4LmnNFB
スマホスピーカーは出力する方向が一方なので、ドーム構造の入れ物なりで補正するといい
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最終更新:2024/12/22(日) 19:00
最終更新:2024/12/22(日) 18:00
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