シャウトモンとは、デジモンクロスウォーズ世代に初登場したデジモンである。
のんびりしているが熱い心を持つ初代・セイバアグモン・ギルモン、元気者のブイモンに対し、
シャウトモンは四六時中暑苦しい超熱血タイプである。
喜怒哀楽も物凄い激しく、見ていて飽きないデジモンである。
身体は真っ赤で、顔も竜のようであるがギルモンのように身体は大きくない。
デジクロスするとこの時の面影はほぼなくなる。
その性格に見合った体質を持ち、自分の情熱をエネルギーに変身して放てる喉を持っている。
バカでかい声で敵を撃破していくのが得意である。スタンドマイクのようなものを武器として扱うことも。
瀕死の重傷を負いながらも工藤タイキにメッセージを送り、デジタルワールドへと導いたことが物語の始まりとなる。
戦闘時は目が三白眼になって口も裂けて戦闘狂のようになったりもする。
この三白眼は見るたびに思わず「※主人公です」と言いたくなるくらいの悪面である。
が、それもまたシャウトモンらしさである。
暑苦しく、ガサツで、向こう見ずな性格だが、タイキの一番のパートナーは自分だと主張したり、結構嫉妬深い。
夢はデジモンキングになることで、デジタルワールドを平和にしてすること。
うある意味壮大な野心家でもあるが、非常に仲間思いな性格をしている。
工藤タイキ同様、誰かを「ほっとけない」というお人好しで、最初はタイキの懐の広さに戸惑うも最終的には順応した。
弱い者を守り助けあう世界をつくっていくという理想を掲げているので、ゾーンの住人にもよく好かれる。
成長期のような姿をしているがレベル設定がないので、成熟期や完全体など相手のレベルは関係ない。
クロスウォーズ自体、敵との相性で苦戦度は変わる。
マッドレオモン曰く「スピードはあるが戦いにセンスがない奴」らしい。
必殺技は『ロックダマシー』、『ソウルクラッシャー』『ラウディロッカー』。
デジモンとしては珍しく同名ながらデザインがマイナーチェンジしている。
何があったのかは定かではないが体のあちこちに消えそうにない傷が付いている。
また、首元にはプロテクターのようなものが追加された。
耳のヘッドホンのような部分も形状が変わったうえ、王冠マークが追加された。
首にはさらにスカーフのようなものを巻いている。
性格は相変わらずだが王になったことで風格を備え、それなりに落ち着いた性格にはなったようである。
シャウトモンとバリスタモンがデジクロスした強化装甲形態(X2を始めデジクロスしたデジモンにはそれぞれに〇〇形態という名称が与えられている)。成熟期・強化型のデータ種。
デジモン伝統の「え、なにこれ……」と戸惑うような微妙にダサいロボットデザインで、子供受けはあまりしなさそう。
だがドルルモンが完全な仲間でなかったころはこれが主な戦闘形態だった。
合体シーンがカッコイイロボ合体っぽいX3とはまるで違う方向性である。
X2のバンクシーンは「X2の2」を表すがごとくピースサインを決めたり、VガンダムのOPよろしく
「合体できたぜ!やったやった!」
と言わんばかりに飛び跳ねたりする。可愛いなこの野郎。
X2は金色のピックモンズがスターモンとデジクロスした形態であるスターアックスを主に使う。
チビカメモンがさらにデジクロスすることで背中に甲羅を背負ったシャウトモンX2プラスになる。
この形態ではチビカメモンの力で水中戦が得意になる。
必殺技は二人の精神エネルギーを一つにして角から放つ『バディブラスター』。
シャウトモンとバリスタモンとドルルモンがデジクロスしたフィジカル形態。成熟期・合成型のデータ種。X3以降は一貫して合成型と設定されている。
本作の一番の売りといってもいいだろう三体合体。
見た目はどう見ても戦隊ロボだろコレェ……。
右肩にドルルモン、左肩にバリスタモンの顔、胸にシャウトモンの頭がついている。
顔が似ているせいでオメガモンの劣化だとか散々なことを言われている。
が、合体バンクの気合の入りようといい、劇中の活躍といい、またそれとは違う魅力のあるデジモン。
なお、X2もそうだが合体してもシャウトモンの声は野太くならない。
ちなみにオメガモン似の理由は後に明かされたっぽい感じになっている。
X3は素手による怪力が主な武器であり、OPを見ればわかるように機関砲の連射など射撃にも長けている。
しかし、本気はX4になってから。というかX4に出番を取られてない。
必殺技は胸のV字から放つ光線技、『スリービクトライズ』。漫画版では一度だけX4の必殺技『ハイアドモスフェリックプレッシャー』を使用したことがある。
シャウトモンX3GMはDS版オリジナルデジクロス。
GMはグレイモンのGとメイルバードラモンのM。
X3の面影は薄く、ドラゴンのような姿になる異形の形態。
必殺技は『ブラストフレア』。
シャウトモンX3SDも上に同じ。
Sはスカルナイトモン、Dはデッドリーアックスモンの意味。
こちらもX3の面影が食われ、ただの貴族のような優雅な姿に変化している。
必殺技は『ブラストドルルキャノン』
上記の三人にスターモン&ピックモンズがデジクロスしたスターソードが加わったヴィクトリー形態という最強モード。基本は成熟期のデータ種なのだが、X4Bのみ完全体として扱われている。
デジクロスした時のスターソードを構えて自分の名前を叫ぶシーンの構図はかっこいい。
ここは坂本千夏氏の熱演の賜物といえよう。
スターソードはギザギザになっているため、敵に深く鋭い傷をつけることができる……地味にえげつない設定。
それでも毎度のデジモンのメカメカしさを越えたメカメカしさのためか少し好みが分かれる。
が、これにあるものが加わったことで一気に人気が爆発した。
この状態で、ナイトモン&ポーンチェスモンズがデジクロスすることで、シャウトモンX4k(ナイト)になる。
このデザインがかなり秀逸というか人気が高い。
X4の四角くて少しメカメカしい体格を隠すようにナイトモンのベルセルクと盾(盾に描かれた希望の紋章はチームクロスハートのエンブレムに変化している)が加わり、マントが追加される。
その他いろいろ騎士っぽい装飾がついてよりデジモンらしくなる。
口で説明するのは難しいので、騙されたと思って一度見てみよう。かっこいいと思えるはずだ!
でも公式の存在ではないようで、カード化も玩具化もされていない………。
しばらくは通常のX4とデジクロス音が同じギター音だったが、ディスクゾーン編からラッパ音に変わった。
必殺技は「バァァァニングスタァァァ!クラッシャァァァァァァァァ!」(『バーニングスタークラッシャー』)
シャウトモンX4Bはベルゼブモンとデジクロスした神馬形態。
羽が生えたガンマンとかになると思いきやまさかのケンタウルスタイプのスピード戦士だった。
腹部のあたりにベルゼブモンのベレンヘーナSDXなどが装備され、射撃能力を得ている。
ちなみに専用挿入歌は和田光司さんだ!デジクロス音は斉唱のようなものになっているのが特徴。
シャウトモンX4SはDS版オリジナルデジモンであるスパーダモンが加わった無双闘士形態。
槍に変化したスパーダモンを左腕に装備した近接戦闘向けのデジクロス。
アニメにも逆輸入という形で使用された。デジクロス音は何故かドラの音である。
シャウトモンX4にスパロウモンがデジクロスした次なるクロス形態。ファイナリスト形態と呼ばれている。完全体・データ種だがX5Bのみ究極体。
別の軍勢のデジモンとのデジクロスであるため登場する機会が今後増えるかははわからない。
と思ったらネネ様がチームクロスハートに加入したので正式にデジクロス可能に。
左腕にレーザー砲を装備し、飛行能力を得た。
X4の顔も若干変化しており、角の形も変わっている。デジクロス音はさらに激しいギター音である。
必殺技は「メテオインパクト」、「インパクトレーザー」「メテオバスターアタック」
こちらも挿入歌は和田光司さんである!
さらにベルゼブモンがデジクロスすることでシャウトモンX5Bにパワーアップ、全部くっついちゃった!
X4Bの射撃能力、X5の飛行能力を得ることにより、絶対無比の攻撃範囲を得ることが可能となる!
必殺技は「バーストダッシュストリーム」デジクロス音はX5+X4Bである、熱い。この姿は天馬武神形態と呼ばれている。
X5Sはゲームオリジナル。その名の通りX5にスパーダモンの要素が加わった宇宙闘士形態。左腕にはスパロウモン本体に代わって槍に変化したスパーダモンが装備されている。スパロウモン本体はどこに行ったとか言ってはいけない。
流石にこちらは全部のせ(X5BS)は無理なようで、ゲームにも登場しなかった。
こちらは漫画版でのみ登場した形態。
現実世界に出現したブラストモンを倒すためオメガシャウトモン、ジークグレイモン、バリスタモン、ドルルモン、スターモンズがデジクロスした。
X7との差異はスパロウモンの有無とX7時に背中に合体しているスターモンズが巨大化したシャウトモンのマイクに輪の形になって付属しているのが確認できる。
デジタルワールドでも屈指のパワーを誇るブラストモンを正面からねじ伏せる圧倒的な力を持つが、多数のデジモンと同時にデジクロスしているためシャウトモンへの負担が大きく、短時間しかこの姿を維持できない。
必殺技は「クロスシューティングロッカー」
漫画版でのみ登場。データ種の究極体でエヴォリューション形態とも呼ばれる。
オメガシャウトモン、ジークグレイモン、そして新たな力を得て進化したアトラーバリスタモン、イェーガードルルモン、ラプタースパロウモンがエヴォリューションクロスした進化合体形態。
金色の鎧を纏ったとも言うべきその姿はタクティモンをも感嘆させるほどで、今までのクロス形態の中では異端とも言うべきデジクロス体。
タクティモンと互角に戦うことのできるポテンシャルを持つが、スターモンズが欠けたことによる影響は大きく、タイキ曰く「デジクロス体としてのパワーはX7ほど上がっていない」とのこと。公式設定によれば、その代わりなのかX7を凌ぐ防御力と飛翔能力を持っているとのこと。
漫画版と公式イラストでカラーリングが異なっており、漫画版は前述のとおり全身の大半が金色なのだが、公式イラストでは金と銀の二色となっている。
必殺技は右腕の、ラプタースパロウモンの尾が変形した剣「ソル・キャリバー」とイエーガードルルモンの槍が変形したドリル「デモリッションホーン」。
シューティングスターモン(スターモン・ピックモンズのジョグレス進化した姿)との合体必殺技は「リュウセイロックダマシー」。
オメガシャウトモン、ジークグレイモン、バリスタモン、ドルルモン、スターモンズ、そしてスパロウモン。
これら六体がデジクロス(グレートクロス)した姿。7なのはメイルバードラモンが入っているからと思われる。データ種の究極体で、アルダーバースト形態と呼称される。
最強のデジクロス形態であり、切り札として使用される。今までの形態とは異なり身体も相当に巨大化する。
今までのデジクロス形態では無視されていたシャウトモンのマイクが巨大化してついに主武装と化した。
一見するとスターモンズが見えないが、実は背中に隠れている。
必殺技は「セブンビクトライズ」「クロスバーニングロッカー」など。漫画版ではX7版オメガ・ザ・フュージョンである「オール・オメガ・ザ・フュージョン」を披露した。オメガシャウトモンのものよりオメガモンの姿がよりはっきり見えるようになっている。
スペリオルモードは上記のデジモンだけでなく、クロスハート・ブルーフレアや協力者が追加された状態。
協力者というのはアポロモンなど改心のした者に留まらず、デジタルワールドの住民達も入っている。
周囲にはデジモン達のデータが渦巻き、その協力・結集した力でバリアを発生させることも出来る。
必殺武器『ファイナルクロスブレード』でダークネスバグラモンを軽く屠った。
「「バグラモン、またお前が間違ったら止めてやるよ。いつかきっと、オレの国で会おうな……!」
シャウトモン+ジジモンで今にも死にそうな老体デジモン・ジジシャウトモン
シャウトモン+モニタモンでシャニタモン
シャウトモン+キュートモンでシャウキュートモン(酷いっキュ!)
シャウトモン+ポーンチェスモンでポーンシャウトモン
ちなみにシャニタモンとドンシャウトモンは公式の図鑑でも紹介された、シャウトモンX4kよりも公式として認められた存在である。なお、シャニタモンが覗くのは温泉とかプールらしい。(変態だー!)
シャウトモンは、公式曰くとても攻撃性が高く凶暴なデジモンとされている。ただしただ凶暴なわけでなく、心の通う相手とは友好的な関係を結ぶことができる。
音楽や歌が大好きで、日常の些細な音にも反応して鼻歌まじりに必殺『ソウルクラッシャー』を放つため、シャウトモンが歌い始めると周囲のデジモンはみんな逃げ出すらしい。
シャウトモンが持っているマイク、マクフィルド社製(デジタルワールドに会社なんてあんのかよ)のものばかりだという。このマイクを無くすとシャウトモンは落ち込んでしまい、いつもの勢いはどこへやら、すっかり意気消沈してしまうばかりか、なんと衰弱してしまうという。
昨今デジモンテイマーの間で密かに行われているシャウトモンの虐待は、このマイクをどこかに隠してしまうのが多いだとか。(嘘)
つまり何が言いたいかというと、シャウトモンのマイクを隠して、その後の反応を伺うなんてことは、冗談抜きでシャウトモンの命にかかわるので絶対にやってはいけない。
デジモンクロスウォーズ放送開始から十年後の2020年にクロスウォーズに登場したデジモンたちの世代や属性などの情報が追加されるようになり、シャウトモンは成長期のデータ種ということが判明した。前述のデジモンキングとしてのシャウトモンは成熟期として扱われる。
あのシャウトモンがついに進化ぁぁぁぁぁ!
成長期から成熟期に……という形とは異なり、シャウトモンの未来の姿として設定されている。
長い間世代は不明であったが、後に完全体のデータ種であることが判明した。ただし、公式設定で確定する前は登場する作品によっては成熟期であったり究極体であったりと扱いにぶれが生じていたこともあった。
オメガシャウトモン、という名前からX4のようなオメガモンに酷似した姿……
かと思いきや、シャウトモンが竜型から人型のヒーロー体型に大変貌するうえ、身体は金色である。
はっきりいって目立ちすぎなくらいである。
しかしオメガの名に恥じず、彼もまた勇気と友情の力が融合して生まれた奇跡の戦士である!
というより設定的にシャウトモンがオメガモンの力を受けて進化した状態ということになっている。
その力で三元士のタクティモンの墓標を人間世界に打ち立てさせた。
まるで死亡フラグが立っていなかったタクティモンをわずか一話で葬ってしまうとはとんでもないフラグブレイカーだ。
必殺技は「ハートロックダマシー」「ビートスラッシュ」「オメガ・ザ・フュージョン」
なお、従来のファンに対応しての展開に思われがちだが当初から進化の予定はあった様子。
ちなみに携帯液晶育成ゲームではデジモンペンデュラムZにシャウトモンが収録されるよりも早く、デジタルモンスターXにオメガシャウトモンX抗体が収録されていた。そちらでは完全体であることは同じなのだが、属性がシャウトモン系の中では唯一ワクチン種となっている。通常よりもさらに体がシャープとなり、オメガシャウトモンの情熱とX抗体が同調し体中に赤いラインが浮かび上がっている。
読みはディークロス。オメガシャウトモンとジークグレイモンのデジクロス(ダブルクロス)。データ種の究極体。
2期当初は最強形態のように扱われていたが、後にX7の登場によって空気化する。
オメガシャウトモンの機動性とジークグレイモンの火力が加わったクルセイド形態。
デザイン的にもオメガシャウトモンのスマートな体型を覆い隠し、デジモンらしい半機械系に仕立て上げる。
後半のインフレについて行けず、最終回へ近づくにつれ出番が減ってしまった悲しき形態である。
東映アニメーションの方がオカンムリになられてしまうのであえて登録しません。
掲示板
50 ななしのよっしん
2021/05/13(木) 21:40:57 ID: dIPLC5iQ5L
シャウトモンX4Kもついに公式イラストと設定が追加されるようになった。X4の派生形だけどX4Bと同様完全体扱いみたい。
これでシャウトモンのデジクロスした形態で公式設定がないのはアニメでも登場したX4Sと、ゲームで登場したX5SとX3GM及びX3SDかな? お笑いデジクロスの形態も追加されそうな気がするけど。漫画のみ登場のX6も追加されるかな・・・?
51 ななしのよっしん
2021/08/18(水) 12:23:25 ID: yE1AZCnZqb
オメガシャウトモンが完全体認定されてるけど、歴代究極体と並んだり、マサルダイモンと肩を並べたせいか全然(いい意味で)完全体らしくないな。
キメラモンやエアロブイドラモンみたいに究極体級の完全体と言った立ち位置なんだろうか?
52 ななしのよっしん
2024/04/04(木) 22:08:32 ID: OsgxZpbA+b
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 20:00
最終更新:2024/12/23(月) 20:00
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