イイネイヌとは (イイネイヌとは) [単語記事]

イイネイヌとは、ポケットモンスターに登場するNo.1014のポケモンである。初登場はスカーレット・バイオレット (碧の仮面)。

基礎データ
名前	イイネイヌ	タイプ	どくかくとう
英語名	Okid ogi	高さ	1.8m
分類	けらい	重さ	92.0kg
性別比率	♂：100.0%	特性	どくのくさり
性別比率	♂：100.0%	特性	ｰ
グループ	タマゴ未発見	隠れ特性	ばんけん
孵化歩数	なし	捕捉率	3
世代	第9世代	努力値	攻撃+3
進化	なし
図鑑データ
全国図鑑	＃1014	図鑑の色	ちょうさちゅう
パルデア	＃197（ｷﾀｶﾐ）

←ヤバソチャ　|　マシマシラ→

	イイネイヌけらいポケモンどくタイプかくとうタイプ　たかさ　　1.8m おもさ　　92.0kg
首についた毒素の鎖で全身の筋肉が刺激されたくましい体に変貌した。

種族値　合計555
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
88	128	115	58	86	80

図鑑説明

ポケットモンスタースカーレット: 首についた毒素の鎖で全身の筋肉が刺激されたくましい体に変貌した。
ポケットモンスターバイオレット: すぐ頭に血が上ってしまう荒くれもの。首の鎖を振り回しなんでも叩き潰す。

概要

イイネイヌについて語るスレ >>6より,2023/09/12閲覧

「ヌンダッフル！！」

『スカーレット・バイオレット』の追加DLC『ゼロの秘宝』の前編『碧の仮面』の舞台、キタカミの里で登場する、二足歩行の犬のようなポケモン。体毛は黒く、そこにアクセントのように緑色が入っている。首元にはマシマシラ・キチキギスにもある「どくのくさり」が巻かれている。
先述のマシマシラ・キチキギスと合わせてキタカミの里を守った英雄として村人に親しまれ、3匹への感謝を示すために建てられた石像があり、3匹のなきがらがその下に埋葬されているらしい。
特性の「どくのくさり」は攻撃技でダメージを与えると、もうどく状態にすることがあるというもの。どくではなく「もうどく」、そして非直接攻撃でも発動することから「どくしゅ」の上位互換のような特性である。
3D モデルではかなり間の抜けた親しみやすい表情をしているが、公式イラストからすると大分獰猛に見える。
もともとは体が小さく力も弱かったが、剛くなりたいと欲したため現在の強靭な肉体を手に入れたらしい。
名前の由来は「いいね」＋犬。他の2匹が「マシラ (猿の読み方のひとつ)」「キギス (雉子と書き、「雉 (キジ)」を意味する)」であるため、おそらくは3匹揃って桃太郎のお供から着想を得ていると思われる。「鬼」のオーガポンとの関係が気になるところ。
- 海外版でも同じように名付けられており、とりわけ英語版では「okie-dokie (オキドキ、『オッケー』の意)」と「dog (犬)」を組み合わせた『Okid ogi』という秀逸なネーミングに。

シナリオでの活躍(ネタバレ注意!)

正体

その正体は、英雄という言い伝えでのイメージからは程遠い、とても強欲で邪悪なポケモン。 遥か昔、オーガポンと異国の男のお面の噂をどこからか聞きつけキタカミの里へ来襲し、2人の住処にしまわれていたお面を奪い取ろうとした。異国の男が居合わせたためなんとか碧の仮面のみ守れたが、他3つのお面は奪われてしまう。オーガポンが住処に帰ったときには男の姿はなく、争った跡とお面だけが残っていた…
オーガポンは怒り狂いながらイイネイヌ達をやっつけた。事情を知らぬ村人はオーガポンのその姿に恐れ、イイネイヌ達を村を守った英雄と勘違いし、なきがらを丁寧に埋葬した…というのが昔話の真相である。

そして現代のキタカミの里にて他の2匹と共に唐突に復活。オーガポンの仮面を再び奪い去る。主人公はオーガポンのため、真相を知ったゼイユと共にお面を取り返すためにイイネイヌ達と戦うこととなる。

戦闘

村人からもてなされたときにスパイスたっぷりのもちを食べた影響か巨大化しており、HPがヌシポケモンのように非常に高くなり、防御ランクも上がっている。HPが少なくなるとチイラのみを食べ攻撃を上げてくる。
ゼイユは首の「どくのくさり」のことをおしゃれマフラーだと思っているようである。えげつないおすわりって何だ。
戦闘後は逃げ出しお面を置いていく。
オーガポン捕獲後(かつ本編クリア後)に再度戦闘&ゲットが可能となっている。

性能

攻撃と防御が高い、典型的な格闘タイプらしい種族値を持つ。
技も一致技のインファイトにドレインパンチ、三色パンチ、はたきおとす、ビルドアップと主要な技は一通り揃ってる。
隠れ特性の「ばんけん」は「いかく」で攻撃が下がるどころか上がるので、物理主体のイイネイヌとしてはありがたい特性。「ほえる」などを無効化して居座ることもできるので「ビルドアップ」とも相性がいい。
格闘タイプとしてはなかなか高水準な性能だが、昨今の格闘タイプは強力なポケモンが多く、彼らと見比べると少し見劣りしてしまうのが悩みどころ。独特なタイプによるニッチな需要はあるのでその点をうまく活かしたい。