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亡くなってないです。 気づく人だけが気づく仕掛けなんですが、 喜久雄がお初の代役をすることになった楽屋や、 俊介との二人道成寺前の楽屋にはその少年「早川徳次」からのお花が贈られています。 また、最後の鷺娘へ向かう時出てくる楽屋の暖簾も徳次からの贈り物で名前があります。 原作との最大の違いはこの徳次ですが、映画ではご存知の通り敵討以降出てこないので、どうなったのか定かではないですが、少なくとも生きてはいて、ずっと喜久雄のことを気にかけて応援していたことは示唆されています。
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質問者からのお礼コメント
仕掛けだったんですね、もっと映画に集中して観ればよかったです… ありがとうございました!!
お礼日時:10/8 3:50
その他の回答(2件)
私も亡くなったのか、それか少年院かなぁと思いました。 徳次と敵組へ乗り込んだところで、すぐに大阪の花井半二郎邸へ切り替わりましたもんね。 喜久雄が幸子に挨拶した後、楽屋にいる半二郎のところへ行き、親の仇うったんか?と聞かれ、喜久雄は、しくじったと言っていました。 原作ネタバレになりますが、父親が敵の組に殺された一年後、 徳次が敵討ちをしないのは情けないと、別件で少年院から逃亡しやって来来ます。 喜久雄は徳次を巻き込みたくなくて嘘をつき、ひとりで敵討ちを実行。 喜久雄の学校に敵の元大親分で今は慈善家が朝礼に来ることを知り、大勢の前で大親分の腹を刺します。 体育教師が止めに入り喜久雄を突き飛ばします。 腹に革財布を入れていたため軽傷。 保健室で手当てをしているときに教師が、大親分に美談にしませんかと交渉します。 親の敵討ちをする喜久雄は、忠臣蔵でいう若き大石蔵之介、大親分は悪役の吉良上野介と世間は思い、喜久雄に同情するだろう。 世間知らずな子供がやったことと怒りを抑えてもらえませんか。 生涯かけて大親分は哀れな子供に御慈悲をかけたと語り継いでいくと喜久雄を守るため持ちかけます。 大親分は受け入れ寛大なところを大勢の前で見せ、喜久雄は警察沙汰にならずにすみます。 その代わり喜久雄は長崎から離れろと。 喜久雄の継母が頼み込み、大阪の花井半二郎の元へ預けられることになったそうです。 大阪行きの列車に徳次も乗っていて、坊ちゃん坊ちゃんと生涯に渡り喜久雄と関わりをもち続けます。 映画でも鷺娘の楽屋の暖簾に早川徳次の名前が。 余談ですが、徳次役の下川恭平さんは、吉沢亮さんが耳の聞こえない両親の息子役を演じた映画【ぼくが生きてる、ふたつの世界】の主題歌を優しい声で歌っています。 この映画は第34回日本映画批評家大賞で最多の4冠を受賞しました。 おすすめです。