中国の人口は正しくは何億人ですか 23億人超が移動 大阪のニュース https://www.youtube.com/watch?v=KJ_UEGBUddU&t=106s 10月1日は中国の建国記念日「国慶節」。8日間の大型連休に合わせ、のべ23億人超が移動し、日本は人気の旅行先に

ニュースなどで「春節の移動人数が90億人」と聞くと、「中国の人口の約6倍も移動するの？」と驚くかもしれません。しかし、これは「延べ人数（のべにんずう）」の計算です。 延べ人数とは？ 同じ人が何度も移動すれば、その回数分がカウントされます。例えば： 1人の人が3回移動すると「3人分」としてカウント （例：実家へ帰る → 旅行へ行く → 都市に戻る） つまり、春節期間中に1人あたり何度も移動すれば、総移動回数は人口よりもはるかに多くなります。 ３．｢春節の移動｣といった場合、カウントされる期間は４０日もある 春節前後の大移動期間は「春運（チュンユン）」と呼ばれ、約40日間（春節の15日前～25日後）にわたって続きます。 春節（旧正月）は1日だけですが、祝日や休暇の期間は国や地域によって異なります。 中国本土の春節の休暇 中国では、春節（旧正月）の祝日は通常7日間とされています。しかし、実際の休暇期間や影響はもっと長く続きます。 法定祝日：春節当日を含めた3日間（ただし振替出勤日で調整） 公式連休：通常7日間（例：2024年は2月10日～2月17日） 実際の影響：多くの人は春節前後に長めの休暇を取り、2週間～1か月ほど業務が停滞することも ４.なぜこれほどの移動が発生するのか？ 春節の移動回数が膨大になる理由は、以下のような要因が関係しています。 ① 帰省ラッシュ – 労働者の大移動 中国の都市部で働く多くの人が、春節を迎えるために地方の実家へ帰ります。 特に、沿岸部の大都市（北京、上海、広州など）から地方へ向かう人が多く、国内最大の民族大移動と呼ばれるほどです。 ② 旅行ブーム – 春節休暇を利用した国内・海外旅行 近年、中国では春節休暇を使って旅行する人が増えています。 国内旅行：温暖な海南島や歴史ある西安・杭州などが人気 海外旅行：日本、タイ、韓国、シンガポールなどが主要な渡航先 ③ 親戚訪問・短距離移動 春節は親族との交流の場でもあります。 帰省先の地方からさらに祖父母の家へ移動 友人や親戚の家を訪問（「拝年」と呼ばれる） 初詣や観光地への小旅行 このような短距離の移動も、カウントに含まれるため、総移動回数が増えます。 ④ 商業・物流の活発化 春節商戦による商品の輸送や、ビジネス関連の出張も増加します。 EC市場の拡大とともに、物流の移動回数も春運のデータに加算されるため、移動回数が増える要因の一つになっています。 ５. 過去の春運データと比較 実際に、春節の移動回数はどのように推移してきたのでしょうか？ 年 春運期間の移動回数 2019年（コロナ前） 約30億回 2020〜2022年（コロナ影響） 大幅減少 2024年 約90億回（過去最大） コロナ禍で一時的に移動が制限されましたが、2023年以降は回復し、2024年の春節の移動人数は過去最高の90億が見込まれています。 これは、3年分の移動需要が一気に爆発したことも大きな要因です。