翻訳者です。私もaki***様と同じ意見です。
考えられる理由:
●話題に関する知識不足や、関連する書物や資料に読み慣れていない。
(プロの翻訳者や通訳者でも、日本語で分からない分野は外国語でも理解できません)
長文を解く前後どちらでもよいので、全文の和訳だけを読み、内容を理解できるかどうか試してみるとよいでしょう。読みづらい(分かりづらい)と感じるのであれば、その話題に慣れていないということです。
●出てくる単語は分かるが、書かれている内容が抽象的すぎる。
●文法力が中途半端にしか身についておらず、一文の構造を正確に理解できないことがある。⇒ 文章(文脈)の前後のどちらかを正確に理解し、一方を読み間違えているため、設問の内容とかみ合わず、問題を解けない。
語学力には母語の力がそのまま反映されます。どれだけ外国語を勉強しようと、母語の力を超えることはありません。読書力はもちろんのこと、何でもよいので、物事に問題意識を持ち、その考えを書く力をつけることが大事です(これを母語と外国語で訓練すると効果があります。私は高校生のときに実践していました)。
外国語で文章を読むには、語彙力と文法力をつけるしかありません。これをせずに問題をいくら解いても大して効果はありません。「数をこなせば力がつく」という声を見聞きしますが、私には根性論のように聞こえます。知っている単語や理解できる文法構造で書かれている文章が多ければ多いほど理解でき、点数が取れますが、そうでなければ点数は取れません⇒問題によって点数の差が大きいです。例)10種類の問題を解いたところ、すべて8~10割理解できたものの、新たに10種類の問題を解くと、すべて6割以下だった、というのもざらにあります。