回答(11件)
日本国内においてだけスーパーグレイトな巨匠だったと思います。 朝比奈さんがいなければ大阪フィルはないと言われ、関西の音楽界に貢献した方だと思います。 このような方は日本の音楽の黎明期に活躍された方でパイオニア的存在だったと思います。日本の音楽の歴史上に残る方です。
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もう15年早くシカゴが呼んでくれたら、そして定期的に呼んでくれたら、化学反応があっただろうに、と思います。 朝比奈さんの演奏、堅実、というイメージです。 実直と言ってもいいかな。 「いい意味で普通」な演奏、かもしれない。 そこがすごいところだったかも。
まず朝比奈先生が舞台袖から出てきた瞬間からそのオーラに圧倒され、その後指揮台に到着した時のオーケストラメンバーの緊張感がぶわっと伝わってきます。 そして指揮棒が振り下ろされヴァイオリンのトレモロとホルンのロングトーンが始まり、低弦の主題の地響き、クラリネットが神々しく天上より降りてきて背筋に電気が走る。 練習番号Aの頃には口が開いたままになり、そのままフィナーレまでGO! これは、1994年7月24日の大阪フィル東京公演のブルックナー/交響曲8番で率直に短くまとめた(?)感想です。 (この演奏は、最初から最後の拍手が終わるまでノーカットでCD化されていますので、是非聴いてみてください。) 先に記載したように、朝比奈先生が舞台袖から出てきたとたんオーラに圧倒され、オーケストラの緊張感もすごいものがあり、一寸の手抜きもない演奏でした。 これはどのオーケストラもそうだったように記憶してます。そして聴いている方も終始手に汗握ったまま終演を迎えるといった感じでした。 1994年以降はいささか年老いてしまった感もありましたが、最後まで感動させていただきました。 最晩年まで聴かせていただきましたが、私の中では、1994年が最絶頂期だったような気がします。 しかし、その後の年老いた感をカバーすべくN響等の気合いの入った演奏も魅力的でした。 あまり具体的ではないですが、伝わりましたでしょうか?参考になれば幸いです。