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錬金術は万物、物質の流転をテーマとしており、「魔術を用いてモノを造る事全般」を学ぶ魔術分野です。 あくまで既にあるモノを別の性質のものに変化させる術なので、士郎の投影みたいに魔力を材料に一から造る術とは分けて考えられます。 また、錬金術は魔術の祖とも言われており、かなり古くからある魔術体系なので、細分化も進んでいます。 元来の錬金術は「万物、物質の流転を通じて人体と生命、魂の在り方について深く極めるもの」で、黄金はその副産物でしかありませんでした。アインツベルンはこの頃の錬金術を現代に継承する家系で、人造生命であるホムンクルスの鋳造に秀でており、ある意味で錬金術の行き着く先である「第三魔法 魂の物質化」にまで辿り着きました。 また、中東にある「アトラス院」もこの頃の錬金術を継承しており、「万物、物質の流転」を通じて「事象の変換」を行う事を主に研究しています。 アトラス院では「人類の滅びの未来」は既に確定していると考えられており、それを少しでも遅らせる為の研究がされています。 その為に「分割思考」と「高速思考」を用いて高度な演算を行なって滅びの未来を予測し、それを変える事が出来るモノを日夜製作しています。 一方で現在の時計塔で使われている錬金術は16世紀にホーエンハイムが発展させたモノで、元来の錬金術では副産物でしか無かった「卑金属を黄金へと変換する術」を始めとする「物質の変換」に重きが置かれています。 これを極めると、人体と金属を一時的に融合させたり、ケイネスみたいに水銀で作った礼装を自在に操れたりします。 対して中華系の道術でも錬金術は研究されていますが、こちらは「不老不死の薬を作る」のを目的に始まった分野なので、身体機能を高める薬や丹を造る方向で研究が進められているとされています。 それが転じてキョンシーの様な強化した死体を操る術が産まれたりもした様です。