日本列島の東側と西側において、プレートの境目で起こる地震の深さはだんだん深くなっていき、プレート(スラブ)内で起こる地震と思えます。 日本で起こる地震を震源の分布から見てみましょう。 内陸の浅い場所に分布する群れと、沈み込むプレートに沿って帯状に分布する群れがあります。 前のものが陸域の浅い地震を、後のものがプレート境界付近で発生するプレート間地震や海洋プレート内地震を示しています。 太平洋側で海洋プレートが陸のプレートの下に沈み込んでいるため、日本列島には東－西方向ないし南東－北西方向に強い圧縮の力がかかっています。 この海洋プレートの沈み込みとそれにともなう陸地の圧縮により、日本各地でさまざまな地震が発生するのです。 なお、日本海東縁でこれまで大地震がいくつか起きており、ここにプレート境界があるという学説があります。