正規採用・新卒ですね。まずは合格おめでとうございます。東京都の場合、以下の手順で採用が決まります。
1.2月中旬くらいから、市区町村教育委員会による面接が始まります。
電話で、「○月○日に教育委員会まで来て下さい」等の連絡が入ります。
この面接は、あなたを採用する前提で実施されますので、よほどのことが無い限り決まります。つまり、一番最初に声をかけてきた市区町村の学校に赴任することになります。
このとき、面接の場で採用の内々定が告げられることもありますし、数日後に「採用します」と連絡を受けることもあります。
*仮にダメだった場合は、次の市区町村教委の連絡を待つことになります。
2.着任する学校もその時点で決まります
市区町村教委の場合、着任させる学校も決まっているのが普通ですので、その場で着任先が告げられることもあります。2月中には校長面接も行われるでしょう。このとき親切な校長なら、アパートなども紹介してくれたりします。
つまり、市区町村教委から採用面接が有った場合には、よほどのこと(面接があまりにも印象が悪い、遅刻した、当日どうしても都合が悪くて面接に行けないなど)が無い限り、2月中旬には自治体、2月下旬には学校まで決まります。
特に地方出身者の場合、あなたの心配する転居の問題は教委も十分に分かっていますから「なるべく早く決めてあげよう」と思っています。
で、それから(2月下旬以降)転居先を探しても問題なく決まります。
まぁ、なんだかんだ言っても「学校の先生」「公務員」の信用は絶大で、不動産屋を通しても一発で決まります。むしろ「是非入ってくれ」ということで、色々な便宜を図ってくれます。ですから住居についてはそれほど心配する必要はありません。
住居を探す際の注意点としては。
①学区域は避けるが、遠方も避ける。できれば交通機関一本で通勤できる場所が良い
東京都の場合、原則、車通勤はできません。公共交通機関となりますが、「乗り換え」は避けた方が良い。電車なら電車、バスならバス一本で通勤できる圏内を選ぶべきです。
新卒の場合、どうしても出勤は早く・退勤が遅くなりがちです。その時にあまり遠方だと通勤だけで余計な時間を使うことになります。
②学生のノリは避け、良い環境の住居を探す
一人暮らしだと1Kもあれば、最低限の生活は可能だろうと思いますが、教員の場合、資料も多くなりますし自宅での作業(採点、授業準備など)もあります。
プライベート空間と仕事空間は分けた方が生活しやすいです。つまり、最低でも2DKに住む方が良いです。もちろん住居費は高くなりますが、あなたは公務員。住居手当も付きますし、新卒で手取り22万もらえるのですからそこをケチってはいけません。