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海中でレゼを溺死させることも可能だったにもかかわらず、そして自身の心臓をえぐり出そうとしているような相手でもあるにもかかわらず、そんなことより愛情を(簡単に)抱き、一度でも信じた相手には無垢に対応しちゃうような桁外れの純粋さに根負けしたような感じ。 レゼがそれまで(ロシアで)教わったこと。 それらその世界線では常識なこと。生き抜くためには容赦しない姿勢だったことを、いとも簡単に乗り越え、「死んじゃったら終わりじゃん」とばかりに、そんなつまらないことより「やっぱオレ、あんた(レゼ)のことが好き」って素直な駆け引きない真っ直ぐな気持ちにうたれたような感じでしょう。 レゼ自身、自分の自由なんて微塵もなく、自分の力を解放して威圧する時くらいにしか「生」を得られないような刹那な存在。 同じ局面をデンジにも見てとっていながらも、ソンナノカンケーネとばかりに自分の気持ちにだけ素直に生きるデンジにアテられ、レゼも任務や戦いに暮れる日々以外に別の生き方があるんじゃないか!?と、砂浜でデンジの後先考えない直感だけで活きている性格を羨ましくも思い、また、そんな風に生きていきたい気持ちがデンジの心臓を持ち帰る任務より愛おしくて大事になってきた。 だから逃亡するに決意するし、別れ際にデンジから一緒に逃避行するならつきあうよ。との言葉にも賭けようとし、待ち合わせの場である喫茶店に舞い戻りデンジと共にこれからの日々を送ろうとするけど、小狡いデンジの上司に阻止される。 要は、勝敗より超越したところから接してくるデンジのとてつもなくだだっ広い器を前にして戦意喪失。レゼ自身が思いもしない、考えても無理と否定してしまうような事柄を安々とやっちゃうデンジって存在に感化されちゃった。
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