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取立山登山記録 '18NOV13 積雪期との違いを実感する

お勧め
NHKの「ちこちゃんに叱られる」というクイズ番組をご覧になった事がありますか

5才のちこちゃんが素朴な質問を出す番組です。
例えば「しろ目はなぜ白いの
」とかいった質問に答えられないと

「ボーっと生きてんじゃねえよ
と叱られます。
ボーっと生きているだいちゃんには答えられない場合が多く、いつも叱られている気分です。
だいちゃんはではありませんが結構恐れ入っています。

本題
今年の3月18日の積雪期に登った取立山に再度行ってきました。
大滝ルートで遭難しかかった場所を無雪期に確認してどのような状況だったかを
把握しておきたかったという理由によります。
今回は登山口の傍まで車両で侵入できましたので歩行距離は短くなりました。
またルートは前回の逆回り(時計回り)で歩いてきました。


デジカメ写真ポイント
上のカシミールmap中の赤線のSTART&GOALから順番に番号をつけて#1~#16の写真をUPします。
連番はKEYとなるところだけ明示してあります。


#1 雪の重さで曲がった樹
10時34分に登山届を出してここまで来ました。
積雪時はこの曲がりは判りませんでした。

時                   10:38分
歩行開始から    0時間04分


#2 平坦な登山道
落ち葉で一杯の登山道です。
あの時はここをホッとしながら歩いていました。

時                   10:45分
歩行開始から    0時間11分


#3 鉄のポールとロープ
この鉄のポールとロープを発見できなかったら多分引き返して小屋泊になったと思っています。

時                   10:48分
歩行開始から    0時間14分


#4 鉄のポール発見場所
最終的にはこのポールを発見したのでルートに確信が持てて前進しています。
ここから逆算して大滝までが悪戦苦闘した部分になります。

時                   10:50分
歩行開始から    0時間16分


#5 左側が切落ちている場所
傾斜がゆるく見えますが当時は雪がべったりとついていて、右側に見える崖沿いにあるわずかな雪の
隙間を足場に進むしか選択の余地はありませんでした。

時                   10:52分
歩行開始から    0時間18分


#6 紫の花
この時期になっても残っていた頑固な花

時                   10:53分
歩行開始から    0時間19分


#7 大滝
もう大滝が見えてきました。
遭難しそうになって悪戦苦闘し1時間08分かかったルートを
たった6分間で通過しました。時速3kmで300mを歩いた事になりますが普通ならこれぐらいでしょう。
雪山の怖さをいまさらながら痛感した次第です。
無事に生還できてホントに良かったです。

時                   10:56分
歩行開始から    0時間22分


#8 標識
プレートが岩に打ち付けてありました。
3月に来た時は雪に埋まってこれは発見できませんでした。
逆にこれを発見しても多分川沿いに歩いていた可能性があります。

我々が侵入したのは実際はこの岩の5~6m上からでした。

時                   10:57分
歩行開始から    0時間23分


#9 滝横の侵入路
#8の写真の取立山方向に少し上がったところです。この写真の右側方向の樹の間を無理やり通過しています。

時                   10:59分
歩行開始から    0時間25分


#10 渡河地点
雪が無いと楽々渡れます。

時                   11:14分
歩行開始から    0時間40分


#10’渡河地点(積雪時)
撮影場所は渡河地点を通過して少し登り返した所からです。


#11 こつぶり山からの白山(連続写真)
こつぶり山に到着しました。
ここからは白山が良く見えます。
白山を観ながらランチです。

時                   12:04分
歩行開始から    1時間30分


#12 こつぶり山からの白山
ランチと休憩を終えて出発です。
最後に白山をもう一枚撮ります。

時                   12:19分
歩行開始から    1時間45分


#13 水芭蕉群生地
当たり前ですが何もありません。
積雪時は周りの木々で風が遮られますので
ここでランチにしました。

時                   12:24分
歩行開始から    1時間50分



#14 避難小屋
上が積雪期下が今回撮影したものです。
雪がどれぐらいあるか良く判ります。

時                   12:28分
歩行開始から    1時間54分


#15 取立山山頂
この標識は積雪時は発見できていません。
多分雪の下になっていたのでしょう。

時                   12:48分
歩行開始から    2時間14分


#16 下山途中
何の変哲もない山道です。
積雪時は直登しますので結構きつかったです。

時                   13:12分
歩行開始から    2時間38分

この後、13時58分に登山口に到着しました。
楽な登山でした。

DATA

GPSMAP60CSXの軌跡
青 03月
赤 11月
青の軌跡がスケール表示の下でが激しくぶれているのは停滞しながら動いていたものです。
赤の表示はスムースであり楽に歩いているのが判ります。


このグラフでは以下がわかります。
①総歩行距離は7.166Km
②ログの開始から終了までの所要時間は3時間23分49秒 
③高低差は450m(累積標高は705m) 普通より軽い山です。

④平均速度は時速2.0km

おまけ
この日は翌日の銀杏峰登山の為宝慶寺いこいの森キャンプ場に宿泊しました。
そこでのお話を少し・・・・


宝慶寺いこいの森キャンプ場
1テントサイトで300円の格安キャンプ場です
宿泊はこのキャンプ場にしました。

紅葉も終わりかけで平日なので我々だけかと思いましたが・・・・


キャンプ風景
セドリックさんというフランスから来た
自転車旅行の25歳の若者も来ていました。

旅は股ずれ世はシモヤケですので必然的に一緒に食事をすることに

ちなみに、だいちゃんの愛車ヴェゼルは自損事故で修理中の為Y本氏のバンで移動してきました。


受付後料理開始
作っているのは明日のランチ用のサンドイッチです。
セドリックさんは当方からプレゼントしたビールを飲んで休憩中です。

黒い服の方はキャンプ場の管理人さん
面白い方でセドリックさんが英語をしゃべる
都度我々に通訳を丸投げしてきます。

カタコトの英語でやり取りする羽目に


記念写真
彼は札幌から順次南下してここまで来たそうで、博多まで行くとの事でした。

若いだけに食欲旺盛でビール2缶と半分を飲みきり食事も、この日のメニューである「ハンバーグの卵乗せ」と「カツカレー」をガッツリ食べてしまいました。

今頃丁度博多に着いた頃かと思います。

銀杏峰登山記録に続きます。

注1
上記の地図はGPSのLOGをカシミールという地図ソフトにデジカメプラグインという機能を組み込んで得た結果です。
撮影場所の特定は写真の時刻データとGPSの時刻データをマージするみたいです。
注2 上記のMAPとグラフについて
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)及び数値
地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第299号)」

コメント

No title

TVは見た事無いですが このセリフ「ボーと生きてんじゃないねーよ」は知ってます、
(TVの選択権は 小生にはありません)
本題
もう 山行ですか?
つくづく だいちゃんは強運の人だと思います!また 精神が強い、
海外に放り出されても大丈夫なんだと思います!

No title

> RINさん、コメントありがとうございます。
テレビの選択権はだいちゃんにもありませんが唯一サッカーの試合だけは許されています。

この登山は以前から決まっていましたので約束は守るセリヌンティウスの友人みたいな気持ちで登山に臨みました。
ハートはガラスです。割れやすいですが割れた事はありません。

No title

どういう番組か全体像はよく知らないのですが、ちこちゃんは見たことがあります。

両側または片側が切れ落ちた細い道、しかも雪道……どんなに短くても嫌です。

私も、以前道迷いした箇所(大菩薩)を無雪期に確認してみたいと思っているんです。

No title

対比しての説明は良くわかりました。
危なかった山行は、思い入れも沢山ありますね。
外人とも上手に交流できるのは人柄なのでしょうね。羨ましいです。
ナイスです。

No title

<旅は股ずれ世はシモヤケ
ま、まさか、こんな日本語をセドリックさんに教えなかったでしょうね。
でも、素敵な国際交流ができましたね。

雪山ってやはり油断大敵のようですね。
だいちゃんは今年は強運で、何度も命拾いをして良かったですね。
来年はくれぐれもご注意あれ。

No title

> 眠り猫さん、コメントありがとうございます。
内容もですが3Dでのちこちゃんの動きが今どきで面白いです。

積雪時と無雪期の違いが良く判りました。無雪期は何でもない道も積雪時は豹変します。

是非歩いてみてください!多分拍子抜けします。

No title

> ブナ太郎さん、コメント&ナイスありがとうございます。
積雪時に苦戦した山は沢山ありますがここは半端なかったので再確認してみました。
色々勉強するところもあって役に立ったと思っています。

たまたま外人さんと話をせざるを得ませんでしたのでカタコトでしたが、なんとかなりますね。

No title

> madonnaさん、コメント&ナイスありがとうございます。
ちゃんと道連れで、情けとは言いませんが食事はご一緒しました
後日、y本氏が写真を送ってあげたらフランスに帰ってからワインを送るとの返事が来たとの事でした。期待せずに待つことにします。

今年は2回命拾いをして何度か幸運に恵まれて普段いけないウルルにも登れました。
このままで過ぎて最後に年末ジャンボでドカンと

No title

私も取立山だけは無雪季に一人でも行こうと思っていました。何故と聞かれてもうまく説明できませんが....想像していたとうりだったので行ってよかった。セドリックさん今頃どのあたりで何しているんでしょうかね?カルロス・ゴーンのこと心配してるかな?

No title

> e13*27さん、コメントありがとうございます。
やはり失敗の原因を自分で体感したかったのではないでしょうか!
それぐらい追い詰められた経験でしたので!

ニッサンセドリックさんはもう博多から飛び立ちましたかね~
Ghosn is goneですからね~

フランスと言えば
D'URBAN, c'est l'élégance de l'homme moderne.
ダバン、セ レレゴンス ドゥ ロム モデルヌ
「ダーバン、それは現代男性のエレガンス」
アランドロンでしたね

No title

だいちゃんのハートは一見ガラス風の 四国の会社製のアクリルパネルです!(だいちゃんがよく見る水族館にあるヤツ)

ダーバン セレレガンス 後がわからなかった!五反田の客先のビルの斜向かいにダーバンのビルがありますね、親会社のレナウンのCMソングが良かった!
♬ プールサイドに夏がくりゃ 、、、レナウン レナウン娘が、、

No title

> RINさん、再度のコメントありがとうございます。
ここではハートの弱さを証明する方法がありませんがいくつか例を!
遠足の前日はワクワクして寝られなかった。
お客様の前でのプレゼンテーション後は必ず胃が痛くなった。
パトカーを見ると何故かドキドキする。

ダーバンのCMは良かったですね!いつかはダーバンのスーツを買おうと思いましたし!
レナウンのCMソングもちゃんと歌えますよ。

No title

偉いね~だいちゃん、検証ですか!(^^)!
こつぶり山からの白山は、感激しますね^^
根曲がりの杉、雪の重みを感じさせます
積雪期のいこいの森で、テント泊・・わかります・・旅は道連れ世は情け・・だいちゃんのサンドイッチが食べたい~(*^^)v

No title

> yali3180さん、コメントありがとうございます。
取立山の王滝コースは無雪期にどうしても見ておきたかったです。
意外にゆるいところで拍子抜けしましたがそれだけ積雪期は怖いと
いう事が良く判りました。
サンドイッチは最近のマイブームです。 手前味噌ですが結構いけますよ!

来年3月頃にもこの山に来たいと思っています。サンドイッチで良ければごちそういたします!

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プロフィール

だいちゃんと銀次郎

Author:だいちゃんと銀次郎
飼い犬の「華」 の散歩係がこうじて
ただ歩くだけでは面白くなくなり
35年前に登った屋久島(宮之浦岳)に登る
ことを決意!2006年5月宮之浦岳に再登頂を果たした。
その後、勢いがついて簡単な冬山にも挑戦しています。
GPSやカシミール-3D,Google-Earthを使い
ほんの少しの失敗談を加味して登山記録をupしています。
写真は全くのど素人、山野草の名前はほぼわかりません。

サッカーは学生時代にやってました
日本リーグ時代からのファンで
2006年W/Cドイツ大会、2012年のロンドンオリンピック
にも応援に行きました。
もうあと1回ワールドカップに行きたいです。

先代の柴犬「華」は2015年11月に逝きましたが
2代目「銀次郎」を新しい散歩係として頑張っています。
2014年末に右ひざ半月板を損傷しそのリハビリの経験も・・