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熱気球フリーフライト体験(安曇野) 2016MAR28 高所恐怖症克服?

熱気球フリーフライトの体験をしてきました。
場所は安曇野です。
以前からママが熱望していましたので・・・・ まただいちゃんも高所恐怖症ではありますが
それの克服の為に
とはいえ高所恐怖症克服も何も、まったく怖さを感じな~い、ただ楽しい体験でェ
まさに「のんちゃん雲に乗る」ではなく「だいちゃん雲に乗る」でした。
ええ  そんなにかわいくないですと
 怒りますよ

予報では曇りですが晴れ女を自称するママのご利益で予報を見事にひっくり返してくれました。
前日、すでにレポートしたとおり奇跡の出会いがありましたが、フライト当日の晴れもまた奇跡かもしれません。
では早速始めます。


#1 テスト燃焼
朝6時に「道の駅安曇野松川寄って停まつかわ」に集合し、すぐ近くの広場に移動します。
到着したらこの燃焼テストが始まりました。


#2 エアー供給
次はバルーンに空気を入れます。手前の大きめの扇風機で風を送ります。


#3 膨らむ
鳥も何事かと周りを飛んでいきました。
少し雲はありますが風がないので問題はないそうです。


#4 熱風を・・・
ある程度バルーンが膨らんだら次に熱風を送り込みます。
最後にバルーンが浮き上がります。 なかなかの迫力です。


#5 立ち上がる
バルーンが完全に立ち上がりました。
飛んでいかないようにスタッフが乗り込んで重しとなってます。

ちなみに今回の熱気球フリーフライトの実施会社は
安曇野气船です。
スタッフは7名でした。
てきぱきと動き回っていましたね。
熱気球はチェコ製でお値段はなんと800万円もするそうです。


#6 離陸直前
記念写真です。

乗客は我々夫婦含む5名+スタッフ3名です。
熱気球は人数ではなく重量で、乗るメンバー数が決まるそうです。


#7 上を見上げる
バルーンが大きく膨らんでいます。
空は雲が少しあります。


#8 離陸
6時22分離陸しました。
ガスを時々燃やすゴーという音が入ります。

注 カリカリという音はカメラの異音です。TG3の調子がイマイチ・・・・


#9 ちょっと高い
どんどん高くなっていきます。
音もなくスーッと上がりますし、ゴンドラの枠が
みぞおち付近までありますのでまったく
怖さを感じません。


#10 高い
風に吹かれてどんどん高度を上げていきます


#11 バーナー
時々これが火を噴きます。 この火が暖かくて気持ちが良かったですね。
1回のフライトで使うプロパンガスの量は家庭で使う2か月分ぐらいだそうです


#12 パノラマ (拡大可能)
有明山と白馬方面です。安曇野からは有明山がよく見えます。
またその後方に常念とか燕岳方面の山々が見えます。
白馬方面は残念ながら曇っています。


#13 機長さんと
機長という言い方が適当かよくわかりませんが・・・・ 宮原毅機長です。
安曇野汽船の社長さんでもあります。
帽子がカッコイイです。それに比べてだいちゃんの帽子はヘタっていますね・・・・


#14 常念岳
中央に突起のある白い山がそうです。
最初は頭が見えていただけですが
気球の高度が上がってくるに連れどんどん見えてきました。

遠景とズームを合わせています。


#15 北アルプスパノラマ (拡大可能)
後でわかりましたがこのタイミングがフライトの最高地点です。
薄い雲の上に出ています。

2016/APR/05 更新 以下は末尾の安曇野汽船 宮原機長のコメントを参照ください。
だいちゃんの勘違いかと・・・

機長によると、高く上がると気圧が低くなるのでバルーンが急激に上昇するそうです。
エアーを抜いて下降します。

画面には中央に有明山(少し黒い台形)&左側3分の1付近に常念が見えています。

時間  06:40
海抜 1660m



#15’ 最高点をビデオでも撮りました。
機長の3500フィート(1067m)という声が聞こえますが、これは海抜ではなく地上高を言っています。


#16 パノラマ (拡大可能)
餓鬼岳&爺ヶ岳方面です。
バルーンが雲の上に出ているのがよくわかります。


#17 チェイスカー
下を見ると地上スタッフの車がバルーンを追ってついてきています。
見にくいのですが
車の後方に牽引されている台車が見えます


#18 下降速度調整
下降が始まると旅客機が出てくる映画でよくありますが、危険な高度になると鳴るピピピピという音が
出ますよね熱気球も同じような音が鳴ります。
この場合は意図的に下降していますが、警告音ですね。
5分間で730mぐらい下降しましたので時々バーナーに点火しつつ落下速度を落としていました。


#19 田んぼ
なんとなくこの模様は

ナスカの地上絵みたいです。
行った事はありませんが


#20 民家
だいぶ降りてきました。
はっきりと民家が見えます。
機長は民家を避けるためにいったん高度を上げて微妙に調整しながら降りていきます。


#21 バルーンの影
民家を避けましたので最終着陸です。
田んぼにバルーンの影がはっきりと映っています。
チェイスカーも既に到着。


#22 着陸
ゆっくりと降ります。ビデオでは調整の為にバーナーの音が1回聞こえます。
6時59分無事着陸
すぐには降りられません。熱気球が飛んで行ってしまいます。


#23 着陸直後バルーン内部1
空気を抜いて浮力をなくしてからの下船となります。
このままでは空気が抜けないので空気を抜く必要があります。
大丈夫です。抜くことができます。

バルーンの上を見ると黒い円がありますが
これが仕掛けになります。


#24 着陸直後バルーン内部2
ロープを操作すると一番上に穴があきました。
空気が抜けています。
ある程度空気が抜けたところで
下船できるようになりました。


#25 バルーンをたたんでいます。


#26 小さくなった
あっという間に小さくなりました。


#27 さらに小さくなった
この頃になると早朝の散歩の方とか
この畑の持ち主とかが表れてスタッフと
機長で色々説明をされていました。
確かに田んぼの持ち主としては「何々」という感じでしょうから

この時期に熱気球を飛ばす事が出来る理由の一つが田んぼには作物もなく農家に迷惑をかける事も少ないという理由もあるそうです。


#28 熱気球本体
ガスボンベが3発あります。


#29 機長と記念写真
手にもっているのは搭乗記念証です。


#30 搭乗者とスタッフで記念撮影

感想
結論から言うと面白かったです。ただ私は登山でそれなりに高い山には登っているので景色は
視点が違うだけで同じです。
違いは熱気球の真下を見ることができるのでその部分は初めての経験でした。
通常、山に登っていない人にはそれなりの感動があると思います。
それよりもバルーンやバーナー、操作方法に興味をそそられました。
GPSのトレースログも取得しましたのでなるべく早く客観的なDATAをレポートしたいと思っています。

取得DATAの一部(予告)

グーグルアースの軌跡です。
GPSMAP 60CSxのトラックログをグーグルアースに落としました。
飛行ルートは画面上部から下に飛んでいます。ACTIVELOGと明記されている部分が着陸地点です。

2016/apr/05 更新 安曇野汽船 宮原機長さんからのコメント

先日は、ご搭乗いただき、ありがとうございました。
ブログは拝見しました。とても興味深く拝見しました。
ここまで詳細にアップしていただき、感激しました。
あの日の記憶が鮮明に蘇りました。ありがとうございます。
バログラフ(高度推移)をみると、この日はかなり上手にとんでいたんだなあ、と
我ながら感心しました。自画自賛!でスミマセン。
 
さて、2点だけ、補足も含めまして、ご説明させていただきます。
当日は説明足らずの部分があり、失礼しました。
 
消費した燃料はボンベ約2本でしたので、一般のご家庭の約2か月分かと思います。
燃料はLPガスですが、液体燃料を強制的に気化することであの大きな炎を安定的に供給しています。
あのバーナーは、LPガスの強制気化装置、というわけです。
 
高度が高くなると気圧が下がり、空気密度が低下し、そのため外気から受ける浮力は低下します。
熱気球の総重量は変わりませんので、浮力を得るためには熱気球の内部の空気密度をさらに小さくする必要があります。
燃料を多く燃焼させて熱気球の内部の温度を上昇させることで空気密度をかえないと浮力が得られない、という原理です。
ただ極端に上空のほうが冷えている日は、たいして燃料を燃焼させなくても上昇していくこともあります。
真冬の北海道では高高度でもそうですが、着陸しようとアプローチをかける際に(低高度)極端に冷えていると
燃焼させていないのに上昇してしまうことがあったりします。飛行された日も、上空は寒かったですね。
 
熱気球は自然現象や物質の性質変化を活用して飛行する、ちょっとエコな乗り物です。
そして、いろんな知識と経験を融合させて楽しむ、面白いものでもあります。
ぜひまた、お出かけくださいませ。
 
ありがとうございました。
 
宮原 毅

コメント

No title

楽しそう^ - ^
私は空飛ぶものが大好きですが飛行機以外乗ったことがありません…
いつか乗りたいな

No title

yu1*****さん、コメント&ナイスありがとうございます。
はい、面白かったです。
私は縦ゆれに弱くて遊園地のバイキングは言うにおよばず
回転系も直ぐに酔います。
その私がなんともありませんでしたので揺れはほとんど無かった事になります。
確か佐賀県でもバルーンフェスタをやっていると思います。
機会があればぜひ体験してみてください。

No title

さすがに雲の上まで行くとなると……私には無理かも!
飛行機は何度も乗っていますが、嬉しいと思ったことはありません!
いつも緊張感が伴います。
山で急斜面をトラバースするよりは、ましですが!

No title

眠り猫さん、コメント&ナイスありがとうございます。
馬鹿と煙は・・・・と言いますが
今回は高所恐怖症よりもこっちのほうが勝ったみたいです。

積雪のトラバースよりも数段こっちのほうが楽しいです。

No title

私は高所恐怖症ではないのですが、こういう足に地がつかないようなところは大苦手です。大ちゃんたち家族のDNAは理解できません

No title

e13*27さん、コメントありがとうございます。
周りに枠があってしかも胸ぐらいまでありますので怖くはありません。
逆にそれが無ければイケマセンが!
人生色々ということで!

No title

これは乗ってみたいです!!
空から眺める安曇野なんて、素敵ですねー

No title

ゆうゆうさん、コメント&ナイスありがとうございます。
はい面白いです。人間は火を見ると興奮するのですが・・私だけ?
興奮してアドレナリンが出っ放しだったかな

北海道でもやっているらしいです。但し季節が限定されているらしいので調べる必要がありますが!

No title

おー、ゾクゾク!
いくら機長の帽子がカッコ良くても乗りたくない!
だいちゃんは高所恐怖症だなんて絶対に嘘だ。
そう言えば、ハワイに行ったときも何かに乗らなかったっけ?
機長さんってお友達?お正月の写真って言っていたから。
景色は抜群ですね。抜群でも乗りたくない!

No title

madonnaさん、コメントありがとうございます。
これは乗ってみないと判らない面白さです。
人生が四角の枡ならその隅から隅まで生きないともったいないです。
私も最初はいやでしたが体験するとこんなに面白かったんだと感じました。

だいちゃんの場合1回行けば行きつけの店です。
人には1回会えばお友達です。
宮原機長さんはそういった意味ではお友達なりたてです。

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プロフィール

だいちゃんと銀次郎

Author:だいちゃんと銀次郎
飼い犬の「華」 の散歩係がこうじて
ただ歩くだけでは面白くなくなり
35年前に登った屋久島(宮之浦岳)に登る
ことを決意!2006年5月宮之浦岳に再登頂を果たした。
その後、勢いがついて簡単な冬山にも挑戦しています。
GPSやカシミール-3D,Google-Earthを使い
ほんの少しの失敗談を加味して登山記録をupしています。
写真は全くのど素人、山野草の名前はほぼわかりません。

サッカーは学生時代にやってました
日本リーグ時代からのファンで
2006年W/Cドイツ大会、2012年のロンドンオリンピック
にも応援に行きました。
もうあと1回ワールドカップに行きたいです。

先代の柴犬「華」は2015年11月に逝きましたが
2代目「銀次郎」を新しい散歩係として頑張っています。
2014年末に右ひざ半月板を損傷しそのリハビリの経験も・・