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荒島岳(百名山)登山記録1 2016MAR12  紺碧の空に浮く残雪の山

マインドセット
今回、待合せの鞍ヶ池SAには伊勢湾岸道「豊明IC」から東海環状道経由で
分岐を気にせずまっすぐに走ればたどり着きます。

ところが新東名の豊田東JCTがその中間に新しくできました。
と言うことは今までとおりまっすぐいけば鞍ヶ池SAにたどりつきます。
なぜなら新東名の豊田東JCTは新しく接続した道路ですから本線から
分岐側に路線変更していくはずです。
これが常識

トンでもありませんよ~逆でした。豊田東JCTで東海環状道に行くには分岐側に行かないといけません。
だいちゃんは間違って今まで通り直進し新東名に乗ってしまい、泣く泣く岡崎東ICまで
試走する羽目になりました。
この間違いはいつもこのルートを使っているが故の強い思い込み(MINDSET)が原因です。
岡崎東ICの出口にはちゃんとUターン用に通路の一部が空けてありました。
同じミスをする人が多いのでしょうか

本題
待合せ時間に15分も遅れて鞍ヶ池SAに到着しましたが荒島岳は逃げませんから余裕で走ります。
今回のテーマは深雪です。
と言うのも今年は雪が少なくて満足な冬山は雨ヶ岳:竜ヶ岳の1回だけです。
普通ならこの時期の荒島岳はピッケル必須の重装備で無いといけません。
雪のある荒島岳としては4月末に登っているのですが
今年は「雪が少ないので行ってみるべ、ダメなら小荒島岳にすればいいし」のノリで登ってきました。
さてどうなったか


#1 出発直後
8時45分に登山開始です。
最初はスキー場跡地のコンクリート道を
歩きます。
傾斜も緩やかで優しい道のように見えますが
なかなかどうしてキツイ登り坂なんです。

時                   08:47分
標高             359m
歩行開始から    0時間03分


#2 ガレバの登り
先行するグループを追いかけます。
後で抜き去りますがここで頑張ったので
最後はバテバテに・・・

時                   09:01分
標高             490m
歩行開始から    0時間17分


#3 登山口
登山口に着きました。
今日のメンバーはY本氏と2名です。

時                   09:26分
標高             673m
歩行開始から    0時間42分


#4 青空
木の間には紺碧の青空が
今日は期待がもてそうです。

時                   09:46分
標高             712m
歩行開始から    1時間02分


#5 トトロの木
少女がこの森に来て、この木を見たときに
「トトロの森みたいた。」とつぶやきました。

その時からこのブナの木は『トトロの木』と呼ぶようになりました。

とさ

時                   09:52分
標高             838m
歩行開始から    1時間08分


#6 白山展望台
ここから白山がはっきり見えます。少し雲がかかっていますが一息入れるのはもってこいの場所です。

時                   10:07分
標高             932m
歩行開始から    1時間23分


#7 登山道1
雪はこの少し前から本格的になってきました。
とは言え例年と比べると格段に少ないそうです

時                   10:15分
標高             983m
歩行開始から    1時間31分


#8 木の周り
雪は木の周りからとけてきます。
春になると、木も色々考える事があって知恵熱を発するのでしょうか

時                   10:19分
標高            1001m
歩行開始から    1時間35分


#9 雪溶けの森
高度1000m付近は雪溶けがすすんでいます。
硬すぎでもやわらかすぎでも無く歩くには
丁度良い雪質でした。

時                   10:24分
標高            1013m
歩行開始から    1時間40分


#10 アイゼン装着
出た
ブラックダイヤモンド
ネーベストラップです。
今シーズン初めて装着しました。
本格的なアイゼンではありませんがアルミ製で軽量なのが特徴です。
それでも前爪があるアイゼンは久しぶりでしたので時々引っかかっていました
泥除けスパッツの丸いデザイン風の物は昔アイゼンで引っ掛けた破れを補修したものです

時                   10:54分
標高            1152m
歩行開始から    2時間10分


#11 しゃくなげ平
あらー雪が本格的に残っています。
難所の「もちが壁」を越えられるかどうか
判りませんがとりあえず行きますかぁ~

時                   11:03分
標高            1198m
歩行開始から    2時間19分


#12 鞍部1
しゃくなげ平から一旦鞍部に下りてきました。
写真的には逆光でよろしくないのですが、霧氷が太陽の光ではらはらと落ちてきます。
幻想的です。テンションがあがります&来てよかった~

時                   11:13分
標高            1179m
歩行開始から    2時間29分


#13 鞍部2
足が進みません、疲れではないです。写真撮影で忙しいので・・・・

時                   11:16分
標高            1188m
歩行開始から    2時間32分


#14 鞍部3
空とのコントラストが素晴らしい
これでちゃんとした芸術的なセンスがあればもっと良いのですが、残念ながらアリマセン

時                   11:16分
標高            1188m
歩行開始から    2時間32分


#15 もちが壁取り付き
先行する登山者がいたのでついていきます。
雪はアイスバーンではなく、かといって
やわらか過ぎでも無く、ステップも切ってあるのでこれならいけそうです。

時                   11:20分
標高            1222m
歩行開始から    2時間36分


#16 もちが壁核心部
必死で登るY本氏です。
ここがアイスバーンになっていれば躊躇無く
撤収でしたがこの程度であれば全く問題はありません。
頂上までいけると思いました。

時                   11:28分
標高            1250m
歩行開始から    2時間44分


#17 白山 (徐々にズーム)
壁を越えると絶景の白山がありました。多少雲はありますが感動のシーンでした。

時                   11:31分
標高            1261m
歩行開始から    2時間47分


#18 白山
年を取ると動体視力が衰えます。
動く画面が苦手な方の為に(主としてだいちゃんの友人達)固定画面でも

時                   11:35分
標高            1275m
歩行開始から    2時間51分


#19 稜線の岩場
壁は越えましたが登りは続きます。このあたりから太ももに乳酸がたまってきたのを実感しはじめます。

時                   11:36分
標高            1280m
歩行開始から    2時間52分


#20 チョット得意げ
壁も越えたし、稜線の岩場も過ぎたし・・
余裕が出てきたらしく・・・
下山時に足が痙攣するとは思っても
いないようです。
かく言うだいちゃんも下山時に左のふくらはぎが痙攣し、両膝はガクガクでした。

時                   11:54分
標高            1370m
歩行開始から    3時間10分


#21 斜めッタ樹
カメラを傾けて撮影したわけではありません、水平です。
樹が斜めになっているのです。理由はわかりません

時                   11:54分
標高            1370m
歩行開始から    3時間10分


#22 稜線歩き
絶好の日和です。ザクザクとアイゼンが雪を噛む音が聞こえます。
天気晴朗
で風も無し

時                   11:57分
標高            1377m
歩行開始から    3時間13分


#23 パノラマ(拡大可能)
左側を見渡すと遠く白山連峰と、今年雪が残っていれば行くかも知れない経ヶ岳が見えます。

時                   11:57分
標高            1377m
歩行開始から    3時間13分


#24 「もちが壁」最後の登り
拡大すると既に登頂した5人のグループが下山中です。山頂は左の奥のほうになります。

時                   11:59分
標高            1391m
歩行開始から    3時間15分

足が重いけど行きます。

全体図


GOOGLE EARTHにGPSのトラックログを展開しました。

ここで第一部は終了です。第2部に続きます。

コメント

No title

懐かしいな~行かれたのですね
青空が良かったでしょう
私の時も霧氷に足止めを食らってしまい・・・。
また来年の冬に行きたいなと思った山でした

No title

青空がきれいで風もなく良かったですね。
先行する人を追い抜きたくなるのは、まだまだだいちゃんは子供ですなあ。
21番の写真、まただいちゃんはカメラを斜めにしてる、と思ったら、本当に木が斜めになっているのですね、不思議な光景。
23番をパノラマでみました。ワクワクするような景色です。

No title

おじPさん、コメント&ナイスありがとうございます。
北陸の空は碧いです!
「もちが壁」取り付き付近の霧氷はそれは美しかったです。
ただこの雪の状況がわれわれの限界だとも感じました。
トレッキングポールではやはり限界があります、特にアイスバーン状になっていれば完全に無理です。
その意味では運が良かった積雪の山でした。

No title

madonnaさん、コメント&ナイスありがとうございます。
風は頂上で少しありましたがほぼ無風でした。良かったです。
先行する人を抜きたくなるのは性分なので・・・デモねー若い山ガールには追いつけないのです 残念

なぜか荒島の樹は曲がらずに全体として倒れているイメージです。
23番をお褒めいただいてうれしいです!

No title

素晴らしいですよ~
ナイスです。
青空と白い雪…幾つになっても美しいものは美しいです。

No title

ブナ太郎さん、コメント&ナイスありがとうございます。
荒島はこれで4回目ですが積雪期としては今の装備では今回が限度だと感じています。
迫力のある雪山でした。

No title

あぁー荒島行ったら会えましたね~ 残念です。
6年位前のGWに行きましたが 雪たっぷりでした 今年は何処も少ないのはしょうがないですね。
稜線の景色がたまりません。

No title

ホントに空が青い!!!
かなりの急坂も、写真だと、たいしたことないように見えることが多いですが……ここは、写真見ただけで、ハードな感じが伝わってきますね~。

No title

山賊さん、コメントありがとうございます。
今年は雪が少ないのでこの時期でも行けるのではと思って大正解でした。
稜線からの景色は最高でした。
山に登っていればいつかどこかでお会いできますよね!楽しみにしています。

No title

眠り猫さん、コメント&ナイスありがとうございます。
空の色は完璧な碧でした!こんな空は久しぶりでしたよ。

急坂はなかなか写真では表現しにくいのは同感です。
今回は人間を入れたので雰囲気が伝わったのかな?

No title

おつかれさまでした。
豊田の方にこんな本格的な登山ができる山があったんですね…
愛知にいたときは車がなかったので電車沿線以外は行けませんでした…
空の碧と雪の白のコントラストが本当にきれいです。
写真でもきれいですが本物を見られるのが苦労して登られた方々への自然からのご褒美なんですね
足の痙攣は大丈夫でしたでしょうか?

No title

yu1*****さん、コメントありがとうございます。
あは~待合せは豊田の鞍ヶ池でしたが行き先は九頭竜湖の近くです。
私の表現が紛らわしかったですね
スキーとかボードで雪山を楽しむ時も同じかと思いますが白と碧のコントラストは本当に美しいです。
山登りは修行部分がありますがおっしゃるとおりご褒美が沢山あります。
足はアミノバイタル3600というアミノ酸を摂ってなんとか治まりましたので無事帰還できました。最も賞味期限切れの品でしたので精神的な部分が大きいのですが・・・

No title

私と違い遅れたことないので、どうしたのかな?と鞍ヶ池で心配してませんでした。電話もないし、また何かやらかし中ということだけは予想できたので。失礼!または余分でした。今回は今年のベスト3に入るでしょうね。それにしても最近天気に恵まれてますねー。足に痙攣が起きましたが翌日は疲労感もなく問題なかったです。普段の心がけの良い証拠、晴れ男の面目も保たれよかったです。

No title

e13*27さん、コメントありがとうございます。
まあ思い込みというのはイケマセンね~登山では特に危険ですしね。
今回の天気も雪も抜群でした。
晴れ男に感謝です。

No title

荒島山って百名山なんですね~
それにしても青空と霧氷の綺麗な事!!!

No title

ゆうゆうさん、コメント&ナイスありがとうございます。
北陸では白山とこの山だけが百名山です。その意味では貴重です。
空の碧が青ではなく碧でしたきれいでした!

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プロフィール

だいちゃんと銀次郎

Author:だいちゃんと銀次郎
飼い犬の「華」 の散歩係がこうじて
ただ歩くだけでは面白くなくなり
35年前に登った屋久島(宮之浦岳)に登る
ことを決意!2006年5月宮之浦岳に再登頂を果たした。
その後、勢いがついて簡単な冬山にも挑戦しています。
GPSやカシミール-3D,Google-Earthを使い
ほんの少しの失敗談を加味して登山記録をupしています。
写真は全くのど素人、山野草の名前はほぼわかりません。

サッカーは学生時代にやってました
日本リーグ時代からのファンで
2006年W/Cドイツ大会、2012年のロンドンオリンピック
にも応援に行きました。
もうあと1回ワールドカップに行きたいです。

先代の柴犬「華」は2015年11月に逝きましたが
2代目「銀次郎」を新しい散歩係として頑張っています。
2014年末に右ひざ半月板を損傷しそのリハビリの経験も・・