2008-02-28

Flashの埋め込みと特許問題

1994年10月17日に、Eolas社が、「ハイパーメディアドキュメントの埋め込みオブジェクトを、外部アプリケーションを使って自動的に呼び出す方法」なんて、一般的過ぎる特許を出願して、何をトチ狂ったか、1998年11月17日に、特許が認められてしまった。で、Eolas社はこれを使ってMSをゆする特許侵害で訴えるわけだ。これが見事、常識的な判断をしないアメリカ司法で認められてしまった。おめでとう。おかげさまで、Flashを使う際には、クリックして有効化しなければならなくなった。ユーザの操作によって有効化すれば、自動的ではないという理屈だ。wtf! Fuck Eolas! Fuck US patent system! Fuck Dr. Michael David Doyle!

しかし、何とかしなければならない。特許は、外部アプリケーションを自動で呼び出すというものだ。そこでMSやその他の言葉遊びが好きな人々は、こう結論した。「もし、外部のJavaScriptファイルをつかって、object要素を動的に生成すれば、それは特許侵害に当たらない」と。
そのおかげで、我々は、直接objectタグを書けばすむものを、わざわざJavaScriptで生成しているわけだ。

2008年の4月には、どうもこのIEの挙動が元に戻されるようだ。どうやら、MSはEolas社とライセンスを何とかしたらしい。じゃ、Operaは? Firefoxは? Safariは? どうすりゃいいんだ。

というわけで、JavaScriptを使ったライブラリを使うのが、最も手っ取り早い。
http://code.google.com/p/swfobject/
swfobjectの2.0が開発中だ。まだ完成はしていないが、十分使える。

CSSでブロックレベル要素とインラインレベル要素の変更

こんなCSSを書くと、

a { display : block ; }

大抵のブラウザでは、a要素のcontentの上にマウスカーソルを当てると、マウスポインタや文字の色を変えたりして、リンクであることを知らせるが、それが水平方向にどこまでも伸びてしまう。

そのほかにも、p要素をインラインレベル要素にしたりできる。このインラインレベル要素かブロックレベル要素かを、変更できる機能を使えば、非常に面白いことができる。
たとえば、code要素は、コードを記述するためにある、意味的な要素だ。そこで、このブログでソースコードを記述する際には、この要素を使いたい。また、コードは普通、いくつもの改行がある。そこで、CSS2.1を使い、white-spaceプロパティに、pre-wrapを指定したい。ところがこれが、問題だ。code要素は、インラインレベル要素なので、そのまま指定したのでは、問題がある。そこで、code要素をブロックレベル要素に変えてやればよい。しかし、なぜこんなことをしなければならないのだろう。

折田先生をほめたたえよ

今年も、折田先生が御降臨なされた。
偉大なる折田先生・その十弐

 折田彦市先生はどんぶりまんトリオの一員として天丼の地位向上に尽力し、京大に愛と勇気だけの学風を築くために多大な功績を残した人です。どうか彼のごはんを残さないでください。

やなせたかし

2008-02-27

我が日本国の自衛隊員は、睡眠をとるべからず

イージス艦事故:事故当時に艦長が仮眠 石破防衛相が批判

自衛隊員の艦長は、日本の領土の近くでは、睡眠を取ってはいけないようです。大変ですね。

2008-02-26

Firefoxに対する不満

 Firefoxは、なかなか優れたブラウザだ。ただし、どうも古臭い。HTMLの描画にかけては、それほど悪くないが、UIが使いにくすぎる。

まず、ブックマークについてだ。個人的にブックマークというものは、メニューから手軽に選択したい。左右にパネルを表示させて、というのは嫌いだ。さて、Firefoxを見ると、これがひどい。

まず、メニューのBookmarksを選択すると、次のようなメニューがでる

Bookmark This Page
Subscribe to This Page
Bookmark All Tabs
Organize Bookmarks

何でこんなに長いんだ。これでは、ブックマークを選択するのに、マウスをかなり下まで動かさなければならない。何を考えているんだ。Subscribe to Thisと、Page Bookmark All Tabsなんて、まず使わない機能だぞ。少なくとも私は、絶対に使わない。一体何を考えて、こんなほとんど使われることのない機能に、二行の無駄にメニューの上を占有させているんだ。

他にも、リンクを新しいタブで開こうとして、右クリックしたら、まず一番上に表示されるのが、Open Link in New Window。
ふざけるな。何が悲しゅうて、いまどきウインドウをいくつも表示させねばならぬのか。そんな使わない機能に、重要なメニューの上を占有させるんじゃない。むしろ複数起動を禁止させるオプションを作れ。

結局、Firefoxは、HTMLの描画は悪くないが、OperaのUIと比べると、だいぶ見劣りがしてしまう。
何? アドオンを入れろ? メニューをいじる方法がある? ソースあるんだから自分で直せ?
いや、使いづらいUIを直して使うより、最初から使いやすいUIを選ぶのは当たり前じゃないかね。UIに最適解はないものの、「現在開いているタブをすべてブックマーク」するなどという、めったに必要とされない機能を一番目立つメニューの上の方に入れておく神経は理解できない。

FireFoxで動いた

このまえ、FireFoxでutf-16のXHTMLからFlashを表示できないといっていたが、どうもVisual Web Developerが、正しい文字コードで保存していなかったようだ。というのも、Visual Web Developerには、文字コードの保存オプションがなく、XMLで指定された文字コードを、自動的に使ってくれる。これが、どうもそのファイルだけうまくいっていなかったようで、utf-16を自称するutf-8のファイルが出来上がっていたらしい。やれやれだ。
FireFoxでは、utf-16でも特に問題はなかった。

CSSのセレクタが面白い

CSSのセレクタが、よだれが出るほどすばらしい。

object要素の汎用的な使い方

object要素の汎用的な使い方を説明してみようと思う。

まず、画像を描画するには、img要素を使う。

<img width="165" height="50" src="http://www.aozora.gr.jp/images/noextension.png" alt="著作権保護期間延長に反対します" />

このように描画される
著作権保護期間延長に反対します

しかし、imgというのは、どうも限定的だ。これは画像しか描画できない。第一、画像とはなんだろうか。PDFは画像か? SVGは画像か? WMFやXPMは? そもそもHTMLは描画できるコンテンツだ。ここで、なんでも描画する、汎用的な要素がほしいところだ。object要素は、まさにそういう理想のもとに作られた。

<object width="165" height="50" type="image/png" data="http://www.aozora.gr.jp/images/noextension.png" > </object>

この下に、画像が描画されているはず。なぜかIEが、</object>がないと意味不明な描画をする。どうも、object要素は、そのコンテンツとして、等価なテキストを入れておくことが推奨されているようだ。

まあ、現実は、理想とは違う。IEが非常に奇妙な描画をする。objectはとても汎用的なので、画像のほかにも、動画やテキストファイル、HTMLなど、およそ描画できるものは何でも描画できる規格になっている。現実は、理想とは違うが。

例えば、今度はHTML/XHTMLを描画してみよう。これには、従来iframeが用いられてきた。

<iframe width="500" height="200" src="http://www.nicovideo.jp/thumb/sm9" scrolling="no" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0"> <a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm9"> 【ニコニコ動画】新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師 </a> </iframe>

これを描画すると、次のようになる。

しかし、またここで思う。iframeとは、(X)HTMLしか描画できない、限定的な要素だ。もっと汎用的にはいかないものか。そこで、object要素が登場する。

<object width="400" height="200" type="text/html" data="http://www.nicovideo.jp/thumb/sm9" style="border:solid 1px #CCC; " &gtl <a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm9"> 【ニコニコ動画】新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師 </a> </object>

描画できるかな?
【ニコニコ動画】新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師

まあ、理想と現実は、だいぶ違う。しかし、IE7だけはありえない。object要素はその他にも、動画なども表示できそうなものだが、唯一対応していたFireFoxでも、QuickTimeのプラグインが必要ときたものだ。QuickTimeは嫌いなので、動画の再生はできない。やれやれ。

stage6が閉鎖

むしろ、よく今まで持っていたものだと思う。高画質の動画をネット上でストリーミングと、理想はよかったのだけれど、その根底に成り立つ技術がMPEG4では、話にならない。MPEG4 part 10として知られるH.264には太刀打ちできないのだ。H.264が1Mbpsで達成できる画質を、DivXでは、三も五もかけて、提供しなければならない。どだい無理なのだ。

ここで思うのが、テレビ放送だ。奴らは規格制定のとき、H.264を選択できたはずなのだ。しかし、しなかった。MPEG2を選択した。しかもインターレース。この御時世に、18Mbps程度かけて、インターレスのMPEG4を垂れ流すほど、馬鹿なことはない。先にも言ったように、電波利用料も安すぎる。こんなあほな業界も、よく持っているものだ。

2008-02-25

愛知と大阪のテレビの電波は100万円で買える

本邦初公開?

自民党、衆議院議員の河野太郎がテレビで使われている電波の使用料を公開している。なるほど、これぐらいの金額だったのか。新聞やテレビといった、既存メディアのマスゴミは報道しないんだろうな。つーかまあ、こんなことやってた業界だからなぁ。その結果、なぜかデジタル放送がインターレスになっているという。

ようやくXHTML1.1のDTDの読み方が分かった

XHTML1.1のDTDはわざと難読化しているとしか思えない。まあ、Visual Web Developerのインテリセンスに任せておけば、道をそれることはまずないのだが。

ところで、物のついでにそのほかの規格にも当たってみた。
まず、HTML 4.01は、とてもラフに書かれていて読みやすい。でも、規格書として、こんな調子でいいのかという部分もたくさんある。
XHTML 1.0は、HTML 4.01に付け加えるような感じだ。DTDは読みやすい。
XHTML 1.1は、悪くないのだが、DTDが激しく読みづらい。ちょっと理想に走りすぎじゃないのかという気はする
XHTML 2.0は、まだドラフト規格だ。これは……、日の目を見ることがあるのだろうか。確かに、使いたい機能もたくさんあるのだが
HTML5は、まだ始まったばかりの規格だが、好きになれない。video要素とかaudio要素を追加する必要ってあるのだろうか。objectではダメなのだろうか。まあ、実際あまりうまくいっていないけれど。style属性は排除されるべきなのだろうか。例えばこのようなブログで、ユーザが手軽に文字色を変えたい場合は、どうやって指定するのだろう。font要素はdeprecatedだ。しかしstyle属性も使えないとなると、#000000;から、#FFFFFF;までのすべての組み合わせを指定したCSSを書くべきなのだろうか。16777216通りのクラスセレクタが必要になるが、本当にそんなことをすべきなんだろうか。一応、何の意味ももたない、font要素があって、そこにstyle属性を指定できるという記述があるが、WYSIWYGエディタ向けの機能らしいし、使用が推奨されていない。これって、絶対規格無視されるよね。

ところで、このブログのテンプレートを変更して、記事が自動でp要素で囲まれないようにした。これからは、自分で正しいXHTMLを書くことにしよう。strictなXHTMLで書きたいが、問題は、このブログの上に表示されている、navbarだ。これはiframeを使っている。本来は、object要素を使うべきなのだが、IE7ですら、まともに対応してない以上、理想主義者の言に過ぎないのだろうなぁ。
もうひとつ、改行コードが自動で<br />に変換される機能を無効にした。先ほども言ったように、常に厳格な記述を実践するためだ。問題は、既存の記事の改行がなくなってしまうことだが、まあ、暇を見て、あまりにひどい記事は直すことにしよう。あるいは、稚拙な過去を振り返るために、置きとどめておくのも、いいだろう。

2008-02-24

妹がメールアドレスを変更した

ドットが四つ連続していた。今すぐ変更しなおすように返信した。これだから携帯キャリアは。

 参考:RFC2821の4.1.2 Command Argument Syntaxあたり。RFC2822も参照の事。

2008-02-23

向上心はいまだ尽きず、ありがたやありがたや

 とりあえず落書き。  p elementの中には、block-level elementを入れられない。なぜだろう。理由が仕様には書いていないし、ググッってもどうも分からないのだが、たぶん下位互換性のためなのではないだろうかと思う。というのも、昔は、終了タグを省略するのが普通だったらしいのだ。どうやって終了位置を判断するかというと、p要素の中に、別のp要素を発見すると、ネストされるのではなく、前のp要素の終了を意味していたらしい。こういう経緯から、p要素がブロック要素をネストできないのではあるまいか。もちろん、その時代には、ブロック要素などという用語はないけれど。  つまり、いままで私はこのブログで、div要素を使っていたが、それは規格違反ということだ。なぜならば、bloggerが、記事ごとにp要素で囲んでいるからだ。すると、こんどからは、span要素を使わなければならない。でも、このBlogger、なぜかblockquote要素を挿入する便利機能がある。おいおい、それはブロックレベル要素だろうが。  この制限、やたらと面倒だ。いっそのこと、すべてdivでやったほうが楽だ。そもそも、この規格を守っているサイトって、どのくらいあるのだろう。  理想主義者の私としては、objectタグで画像を表示したい。しかしどうも、IE7が腐っている。 http://www.robinlionheart.com/stds/html4/objects.html  IEだけ、なぜか、paddingかなにかが付加されるようだ。結果としてスクロールバーが表示される。しかも最悪なことに、回避策がない。属性を指定しても、CSSを使っても、この不思議な挙動は取り除くことができない。IE8では改善されるのだろうか。  なんだかXHTML strictで書く自信を失いつつある。  ところで、XHTMLのエディタだけれど、いまはMicrosoft Visual Web Developerを使っている。  まず、エディタとしての基本機能から見ていくと、unicodeにはもちろん対応している。検索や置換も、正規表現が使える。フォントや色も変更可能と、エディタとしての一通りの機能はある。  XHTMLのエディタとしてみると、キーワードが色づけされるし、規格準拠かどうかの確認もできる。また、要素や属性の補完機能もある。しかもすばらしいことに、p要素のなかでは、ブロックレベル要素の補完ができない。これを使えば、だいぶ規格準拠のコードが書けそうだ。  他には、CSSやJavaScriptなども編集できる。  また、既存のファイルシステムの上や、HTTP上、FTP上にプロジェクトを構成することができ、さらに、これらを相互にコピーすることもできる。

2008-02-22

FireFoxがutf-16にうまく対応していない件について

 ValidなXHTML 1.1 Strictのコードを書き、IE7、Opera 9.26、FireFox 2.0.0.12で試したところ、FireFoxだけ、うまく表示できなかった。表示できない理由が思い当たらないので、適当に試していたら、なんだか妙なことになってきた。  どういうコードかというと、objectタグを使い、Flashを表示するというコードだ。文字のエンコードに、utf-8を使うと、IE7、Opera 9.26、FireFox 2.0.0.12では、問題なく表示できる。ところが、utf-16でエンコードしてみると、FireFoxだけ、Flashが表示されない。もちろん、XHTMLなので、ちゃんと文字コードは指定しているし、その通りの文字コードで保存している。不思議だ。  しかし、思うのだけれど、まだ、embedタグを使う必要はあるのだろうか。Netscape Navigatorのサポートも、そろそろ切れるというのに。

2008-02-21

小林サッカー

ああ、ユニコード対応は広まらず

 tok2の無料鯖でWebサイトでも作って遊ぼうとしたが、あまりうれしくない状況だ。  まず、大前提として、文字コードはUnicodeを使うべきだという信念がある。そこで、utf-8を使ってみた。  しかし、問題があった。tok2は無料鯖に広告を付加する。それはいい。それはいいのだが、これが使われている文字コードを一切考慮せず、EUCで出力する。そのため、utf-8とEUCが混ざってしまう。XHTMLでしっかりと文字コードをutf-8に指定しているので、広告が文字化けする。文字化けした広告は、文字化けしていない広告よりひどい。  また、utf-16でHTMLを書くと、一文字二バイトであることが前提のUnicodeに、EUCを無理やり埋め込むので、タグなども解釈されずに、文字化けした文字が</html>以下に続くことになる。  どこか、まともにUnicodeに対応した無料鯖はないものか。

日本は年々平和になってきている

 もうだいぶ前から言われているがある。「少年犯罪は劇的に少なくなった」と。  なぜか、少年犯罪が多発していると、マスゴミは騒ぎ立てる。その背景には、「最近の若いもんは」、という、おなじみの思想があるのだ。さてさて、それでは、去年の殺人事件の数はどうだろうか。 平成19年(2007)の殺人発生数は戦後最低  なんとすばらしい。ちなみに、少年犯罪の件数のグラフはこんなかんじになるらしい。 少年犯罪データベース 少年による殺人統計  もっとも犯罪者を出した危険思想を持つ年齢層は、今の五十代から六十代である。ありゃま、少年犯罪が多発していると報じるマスゴミを支配しているのは、大体このあたりの年齢層にあたるのではないか。最も警戒すべき年齢層の人が、そんなこと言っていいのかね。

2008-02-20

「廿四さひたる矢をひ」ってどういう意味?

「廿四さひたる何々の矢をひ」、というのは、平家物語でよく出てくるのだが、この、「さひたる」はどのように品詞分解されるのだろう。「廿四箭射たる」、なのだろうか。「廿四差ひたる」という用例が見つかったので、これは違うのだろうか。さっぱりわからない。

追記:
源平盛衰記では、廿四差したる矢、となっていた。実に分かりやすい。

2008-02-19

dailymotionがHD動画対応

 http://www.dailymotion.com/hd  えーと、結論から申し上げますと、話にならない、おとといきやがれ。
How can I upload HD videos? To upload in HD you must have a validated MotionMaker account. When you upload a video with a resolution of 1280x720 or higher, our servers will re-encode your video in standard quality initially, then in HD shortly thereafter. Encoding times depend on server loads.
 曰く、「HD動画うpしたら、こちとらで再エンコードして、公開するよ」、と。  お前な、再エンコードするんじゃない。しかもVP6、1Mbps程度のビットレートで、どうしろというのだ。使いようがない。  ちなみに、HD動画の際の動画ファイルの拡張子は、.on2になっている。その実体はFLVファイル。紛らわしいことこの上ない。  だいたい、ネイティブでHD動画を表示できるディスプレイを持っている奇特な人はどれほどいるというのか(私は持っているが) また、WUXGAディスプレイを持っている人ならばなおさら、VP6で1Mbps、しかも強制再エンコードという仕様には、一顧だにしないはずだ。馬鹿馬鹿しい。

Webサイトを書くのが面白い

 にわかに、Webサイト構築に目覚めつつある。目的は、自分専用の動画サイトだ。YouTubeといい、ニコニコ動画といい、Zoomeといい、どれも制限が多すぎる。ならば、自分で作ってしまえというわけだ。  とりあえず、XHTMLとCSSとJavaScriptの本を買ってこよう。XMLの本もついでに欲しいところだ。  重要なのは、どうやって動画をストリーミングするか、ということだ。Windows Media Playerを使うのはお勧めできない。  方法1.単純に動画へのリンクをはる。   最も簡単。ブラウザの挙動に任せる。ひょっとしたら、動画をストリーミング再生してくれるブラウザがあるかもしれない。現実としては、そんなブラウザは存在しない。ただ動画を配布するだけならば、BitTorrentが最も効率的だろう。  方法2.AdobeのFlash Playerを使う。   とても有名で、かなりのPCはFlash Playerをインストールしている。H.264やAACが使える。  方法3.MicrosoftのSilverlightを使う。   Flashの対抗馬だが、まだ出たばかりでマイナー。WMVが使える。  一番の問題は、サーバーだ。レンタルサーバにしろ、自前サーバにしろ、それぞれ問題がある。  まずディスク容量が問題になる。メガバイト単位の百や二百では、話にならない。数GBから数十GBの容量が必要だ。何しろ、扱うのは動画だ。500kbpsで一時間の動画は、219MBにもなる。ディスクスペースは、湯水のごとく使えなければ困る。自前サーバでは問題にならないかもしれないが、レンタルサーバでは、いまだに容量は、せいぜい数百MBが主流だ。HDDがこんなに安くなっているというのに。  次に、回線だ。テキストや画像主体のサイトでは、回線が安定しているかどうかは、特別問題にはならない。たまにコネクションが切れてしまっても、もう一度試せばいいだけの話だ。ところが動画のストリーミングでは、途中で切れてもらっては困る。帯域も問題だ。300kbps程度の動画を公開するとしても、帯域まで300kbpsでは、とてもストリーミングとは言いがたい。転送量も問題だ。多くのレンタルサーバでは、転送量がおおいユーザを嫌う。もちろん、YouTubeやニコニコ動画のような恐ろしい転送量は無理だとしても、個人レベルで問題ないレベルの転送量は確保しなければならない。  個人も個人で問題が多すぎだ。動画ストリーミングが一般的になるには、もうしばらくかかりそうだ。  

2008-02-18

吉川英治という名の琵琶法師

 吉川英治に琵琶法師をやらせると、とても構成力のいい平曲が楽しめる。  まだ、平家物語は全部読み終えていないのだが、少し脱線して、吉川英治の、「新・平家物語」、を少しだけ読んでみる事にした。吉川英治は、時代考証はともかくとして、本当に構成力がある。あらかじめ平家物語を読んでいる身としては、ただ感心するばかりである。

 まず冒頭では、忠盛がとても貧乏しており、妻とは、常に夫婦喧嘩に明け暮れていると語られる。しかも、妻が一方的にまくしたてるばかりで、忠盛はあまり言い返さずにしおれていると続く。  理由は語られないが、この設定に無理はない。なぜならば、この妻とは、祇園女御だからだ。女御とは、天皇の後宮、すなわち妾である。実際には、白河天皇の宣旨はなかったので、女御ではないのだが、密かに夜這いに行っていたというのは有名な話である。

 知らない人のために解説すると、ある雪の降る闇夜、白河天皇は、忠盛を召して、祇園女御の下に夜這いに行った。ところが、目の前に怪しげな化け物が現れる。白河天皇は、忠盛に退治するように命ずるが、忠盛は、これがもののけの類ではないことを見抜き、刀を抜かずに組み合う。化け物の正体は、単に明かりを持った法師であった。今でこそ笑い話だが、当時は街灯もない。月の明かりがなければ、夜はとても暗かったのだ。このことを、白河天皇が気に入り、祇園女御を忠盛に与えた。そして、その長男である清盛は、実は白河天皇の胤だったという伝説である。真偽は不明。

 そう、天皇とファックしていた女が、殿上人ですらない忠盛に嫁せられるのだ。しかも宣旨なので、逆らいようがない。離婚もできない。甲斐性なしの忠盛をののしるのも、無理はない話だ。忠盛とても、どうすることもできなかったのだろう。

 この辺の事を記した文献があったのかどうかはしらないが、吉川英治の着眼点の鋭さはさすがだ。至極当然に納得できる。

 そして、清盛は、盛遠から、祇園女御の話を聞き、自分が天皇の胤であることを知る。ここで盛遠を出すのは、流石だ。ここは盛遠でなければならない。なぜならば、ここで盛遠を出さなければ、次に自然に出す機会があるのは、文覚となって頼朝を説得する場面までお預けになってしまう。主要な人物を、できるだけ早く登場させて、さまざまな形で物語に関わらせる事で、人物が生きてくるのだ。平家物語のような記述方法だと、文覚はいきなり登場して、逸話をいくつか語られた上で、すぐに引っ込んでしまうので、人物として印象に残りにくい。まだ先を読んでいないのだが、ここで盛遠を出したのだから、この先に、袈裟御前を殺めて、渡と共に出家する話なども出てくるし、荒行の類も語られるのだろうということが予想できる。

 まだ冒頭しか読んでいないので、実際の筋書きは分からないのだが、吉川英治ならば、きっとやるだろう。

 本当に吉川英治は構成力がすばらしい。例えれば、藤子・F・不二雄の漫画だ。ドラえもん然り、キテレツ大百科然り、パーマン、黒べぇ、Q太郎、21エモン等々、すべて構成が同じで、同じような登場人物が出てきて、同じような話が展開される。吉川英治に一時期凝ったことがあるが、本当にドラえもんを読んでいるような感覚だった。どの話もよく似ている。

 ところで、ここに書いてあるのは、私の自論なのだけれど、だれか吉川英治をこういう面で研究している人とかいるのかな。

 追記:  でも、盛遠が、十七、八の清盛に、出生の秘密を教えたというのは、ちょっと無理がある。なぜなら史実では、清盛は、元永元年(1118年)から治承5年(1181年)の間を生きていた人で、盛遠は、保延5年(1139年)から、建仁3年(1203年)までを生きていたのだ。  清盛が十七、八、あるいは二十歳であったとしても、盛遠はまだ生まれてもいないか、乳飲み子である。清盛が赤ん坊と、酒を飲みながら話すのは無理がある。

2008-02-16

この手があったか すき家よ

個人請負という名の過酷な”偽装雇用”  憂うべき哉。同志よ、君は既にプロレタリア(労働者)にあらず。ただ一個のブルジョアジー(個人事業主)たり。君には労災保険のみならず、労働基準法も適用外ぞ。労働、牛馬の如しといえども、報いを得ざりけるこそ、むなしけれ。さればとて、これ日本国の法を超えねば、もって闘争するに能はざる。やんぬる哉。  いやぁ、こういう手もあったのか。これなら合法だ。実にすばらしい。何しろ雇用しているわけでもないんだから。そりゃ労働基準法も役に立たんわな。  でもさ、 すき家 アルバイト・バイト・パート求人情報  どこにも個人請負の契約だなんて書いてないんだよね。アルバイト、バイト、パートという用語は、普通に考えたら、雇用だよね。個人請負なら、契約するさいにその旨を明言しておかないといけないはずだよね。  さらに、 すき家のQ&A お店のこと
Q. すき家にフランチャイズの店舗はありますか? A. 私たちは、あえて手間のかかる直営店で全店の経営を行っています。それは私たちが、食材の買い付けから、工場での加工、物流、店舗での販売に至るまでのすべての過程を一貫体制で手がけ、それによって品質・おいしさ・安全性・価格などでお客様により良いサービスを提供したいと考えているからです(それを私たちはマスマーチャンダイジングシステム(MMD)と呼んでいます)。
 すき家はすべて、「直営店」で、「すべての過程を一貫体制」と、いうことは、すべて同じ雇用形態を取っているはずだよね。どういうことかな、これは。  とりあえず、今後すき家で飯は食わないことにしよう。  追記: http://www-2ch.net:8080/up/download/1202984275039982.di8x3G  どうも、すき家と契約している「個人事業主」の「給与明細」には、なぜか「源泉徴収」された旨がしるされているようだ。対等な契約関係にあるのに給与明細もおかしいし、税金は、事業主が自分で確定申告すべきなのに。あれ、そもそも個人請負に「有給」、とあるのはこれいかに? まあ確かに、別に個人請負だからといって、有給を与えるのには、法律上の問題ないが。 いやはや、不思議不思議。

2008-02-13

高平太は巫女萌え、ノリヒトはメイド萌え

 とりあえずハゲ、もとい浄海入道から話すけどさ、四人の妻がいたことが分かっている。まず、正室の時子、宗盛の母だ。これは別に問題ない。次に、平家物語ではやたらと持ち上げられている小松殿、こいつの母は、右兵衛将監高階基章の娘ということになっている。まあ、やんごとなききわにはあらねどって奴で、重盛も史実は、それほどいい奴でもなかったと思うよ。だいたい殿下ののりあひの仕返しをしたのは、じつは重盛って話もあるぐらいだしね。大体、燈篭大臣って、今から考えるとマヌケだよね。

 人に胸を張って紹介できるのはここまで。ここから先がちょっと人に後ろ指を指されそうな、一歴史ある女ばかり。まず有名なのは、常盤御前。知らざぁ言って聞かせやしょう。この女は元々、かの朝敵、源義朝の側室だ。そして、あの有名な牛若丸とて、源義経の母親でもある。並び無き美人として知られていて、源義朝が誅ぜられたとき、清盛に子供たちを殺さずに置いてくれるように頼み込んだ。清盛はこのいい女とファックしたかったがために、義経を殺さずにおくわけだ。

 これだけでも無間地獄へ落ちるに値するんだけど、もっとキモい話もある。

 清盛が厳島神社を斜ならずに拝んだというのは有名な話だ。性的な意味で。なんと拝むのみならず、その厳島神社の巫女に手を出しているのだ。このころから、巫女萌えってのはあったんだね。まあ、厳島神社は特別で、巫女とは呼ばずに、内侍っていうらしいんだけど、それは話の枝葉。んで、こさえた娘を、法王のところに送ったりしてる。高倉天皇が死んだ直後だったんで、殿上人から、大きに顰蹙を買ったがね

 んで、こんな色欲深いハゲ殿が、四人程度の女で満足すると思うかい。己はとてもそうとはおもわない。歴史に残っていないだけど、もっともっとファックしてたと思うんだ。きっと、在原業平といい勝負してたと思うよ。

 まあ、地獄の閻魔様も困ったと思うね。ことによったら、まだ清盛の裁判しているのかもしれない。罪過が多すぎてさ。

 さて、お次は高倉天皇のお話。高倉宮と紛らわしいんだけどさ。高倉宮は以仁王のことだからお間違えなきように。平家物語は、このすめらみことも、死ぬ間際には、色々と持ち上げて褒め称えているんだけど、その逸話が、ほとんど女がらみ。要するに、女のほかには、大した話もなかったわけだ。まあ、この帝は、単なるお飾りだったから、特に話があるはずもないんだけどね。大体官職がついているだけで、七人ぐらい奥さんがいたんだけどさ。まあそれはいいんだ。残っている逸話というのが情けない。

 ある夜、人の叫び声がしたので、「今さけぶものは何ものぞ。きッと見てまいれ」と、仰せがあったんで見に行ったら、「あやしのめのわらは」、つまり下女、言うなればメイドが、ながもちを抱えて、泣いていた。どうも後白河院のところで召し使われているメイドらしいんだけど、仕立てられた服を運んでいたところ、強盗に奪われたらしい。このままでは首にされてしまう。行く当てもない、と泣くばかり。高倉天皇は、「民は帝の心を写す。こう治安が悪いのも、朕の心を写したためだ」、と仰せられて、盗まれたものと同じ色の服を与えて、護衛までつけて帰してやったと云々。

 そりゃ治安が悪いのも、今みたいに警官が巡回しているわけでもない。当時のまつりごとと言えば、歌を詠むとか、そんな遊びばっかりだったからに決まっているだろうが。ところで、もしこのとき、下女ではなく、下男だったら、高倉天皇は果たして助けただろうか。

  (今思ったのだけれど、なんか、平家物語を読むと、区切りの次に言及する文章を書きたくなる。ここで言えば、「治安が悪い」、というのは、次の、「遊んでばかりいたから」、という文章にかかっていたりとか。あまり読みやすい文ではないのだが、困ったな。後ほど詳しく書こう)

 それはさておき――

 「中宮の御方に候はせ給ふ女房のめしつかひける小童、おもはざる外、龍顔に咫尺する事有けり」
 (天皇は、中宮の平徳子の下女に、意外と惹かれている様だった)

 これもメイドだ。何しろ天皇とメイド、もとい賤女では、身分が雪と墨ほど違う。この下女の名前は葵の前と言ったのだけれど、葵女御などと陰口を叩かれていた。何しろ京都の人は、陰口が好きだからね。まあ、色々あって、結局この葵たんも死ぬんだけどね。

 ほかにも、小督殿という女もいて、櫻町中納言成範卿の御むすめだったんだけど、どういう女だったかというと、「宮中一の美人、琴の上手にてをはしける」とある。天皇がこの女とばかりファックするんで、清盛が大瞋恚を起こすわけだ。なにしろ、先も言ったように、中宮はハゲの娘、平徳子だ。清盛の娘と子作りしてもらわなきゃ、清盛の子孫の出世にかかわる。これを聞いた小督殿は、「我身の事はいかでもありなん。君の御ため御心ぐるし」(私の身の上はどうなってもかまわないけど、天皇の身の上が心配だ)とて、身を隠す。高倉天皇は、まだまだ小督殿とヤリ足りないとみえて、夜も悶々として過ごすわけだ。で、何とか探し出させて、危うく出家して世捨て人になりそうなところを、連れ戻す。そしてめでたく孕ませましたとさ。だって高倉天皇は、まだ二十歳前だしね、ヤリたい盛りというわけだ。

 というわけで、己の脳内では、高平太はエロオヤジ、ノリヒトはヤリたい盛りの二十歳の若者というイメージが定着しつつある。

 ――と勢いにまかせて書いてみたけれど、このネタ、どれくらいの人が分かってくれるんだろう。まあ、ともかく、平家物語は、是非とも読んでおくべきだ。何故と言って、およそ日本の文化というのは、ひとえに平家物語の影響を受けているからだ。平家物語が、一般常識という前提の下で、御伽草子なり、歌舞伎なりと、様々な芸術があるのだ。平家物語を知らなければ、これらの芸術も、また楽しめない。  ところで、平家物語には、「初音の僧正」という人が出てくるんだけど、この人の話も、また機会があれば書いてみようか。そのためには、袋草子にあたる必要があるのだが、どうもこの本、マイナーのようで、どこかで手に入らないものか。まあ、どうも調べてみた限りでは、そんなに大した話でもないみたいだけれど。

2008-02-12

国を憂う

http://news24.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1201168810/
「フランダースの犬」や「母を訪ねて三千里」「赤毛のアン」「小公女セーラ」などで知られる 「世界名作劇場」がパチンコになりました。 その名も「フランダースの犬とCR世界名作劇場」だそうです。 このページによると、「フランダースの犬とCR世界名作劇場」には、 「フランダースの犬」と「母を訪ねて三千里」「ふしぎな島のフローネ」が登場するそうです。 演出にはそれぞれの作品の感動のラストシーンなどを使っているとのこと。 台の盤面は「フランダースの犬」のラストシーンに出てくる大聖堂をモチーフにしており、 レインボーイルミネーションとゴールデンベルが、かつてない感動と歓喜の瞬間へと誘ってくれるとのこと。 また、キャッチコピーは「あの頃泣いた名場面、そしてラストシーンで感動を。」だそうです。
 あああ、ああ、フランダースの犬まで、朝鮮玉入れに魂を売り渡したか。  アニメは原作に比べれば、ひどく劣化した腐女子向けほのぼのストーリーとはいえ、名作の地に落ちるを見ると、やはり心が痛む。  およそ、真にフランダースの犬を楽しみたい人は、村岡花子訳のフランダースの犬を読むべきだろう。翻訳がすばらしい。

2008-02-11

IE8と互換性

 IE7へのアップグレードが明日に迫っているので、かねてから紹介しようと思っていたあるブログを引用してみよう。

http://blogs.msdn.com/ie/archive/2008/01/21/compatibility-and-ie8.aspx

 互換性というのは、頭の痛い問題だ。特にWebは、バイナリと違って、MSが個別にパッチを当てるようなこともできない。

 かつて、規格なんてなきに等しいIE5があり、多少はマシになったIE6を作った。しかし、既存のWebサイトは、糞なIE5向けにハックにハックを重ねて、試行錯誤の上に作ってある。IEが規格準拠になるのは望ましいが、いったいどうやって既存のサイトとの互換性を保てばいいのだろう。ここで、今となっては有名になった、DOCTYPE switchを用いることにした。当時はまだDOCTYPE switchが登場したばかりで、既存のサイトはこれをまったく使っていなかった。IE6は、DOCTYPE switchの有無で、IE5の互換モードとIE6の標準モードを切り替えて、HTML等を解釈していた。

 しかし、IE6は、多少マシになったとはいえ、まだまだ規格準拠とは言いがたかった。そこで、IE6に比べれば、すばらしい規格準拠の他のブラウザと、IEとを分けて、サイト構築がなされた。さて、IE7では、さらに規格準拠度が上がった。そして、DOCTYPE switchも、知らなければモグリと言われるほどに普及した。ここで、規格準拠のブラウザをリリースしても、問題ないはずだ――とMSのプログラマは考えていた。甘かった。

 IE6でも、他のブラウザに比べると、だいぶ規格準拠という点で劣っていた。そこでWeb屋は、IE6用に特別にサイトを構築していたわけだ。IEがバージョンアップされても、そんなことは知ったことではない。相変わらず、IE6向けの、汚いハックを駆使したHTML/XHTML/CSSを吐いた。他のFireFoxやOpera向けに吐くコードなら、IE7は問題なく解釈できたというのに。

 まあ、MSに責任がなかったわけではない。現実としてIE6は腐っていて、Web屋は何とかして対応しなければならなかったからだ。だからWeb屋は、まず規格準拠のコードを書き、その上で試行錯誤を繰り返して、IE6専用のコードを書いていたのだ。

 ブログはこの後、MSがこの手痛い失敗から、次に考えている方法などを紹介している。私はWebに関する知識が疎いので、これ以上は詳しい解説ができないが、蛮勇の鉈を振るって敢えて解説すると、MSは外部のWeb屋とも相談して、もっとマシな下位互換性の実現方法を考え出したということだ。シンプルで、他のブラウザでも簡単に実装できるものでなければならない。そこで、metaタグを使って、どのブラウザのどのバージョン向けにコーディングされたかということを明示するらしい。

求む、源平盛衰記

 誰か源平盛衰記を、平家物語を右にし、芥川龍之介を左にして、終日兀坐する我に譲ってくれる人はいないものか。  あるいは、京都、大阪あたりで、源平盛衰記を置いている古本屋に心当たりのある人はいないものか。

 この日曜日に、一日中探し回ったが、源平盛衰記が見つからない。あるにはあったが、恐ろしく昔の本で、ぜんぶで七十冊以上あり、しかも読むには、まず筆の勉強をしなければならない代物だ。  活字で、できればルビや注釈なども入っているものが望ましいが。

2008-02-08

北畑隆生ってアホじゃないの?

 この前は、経営に口を出す株主は害悪だとか申し上げたくせに、今度は、経営に口を出さなくて理想的なはずの、デイトレーダーも悪だと抜かしますか。だいたい、デイトレーダーがやっていけない、会社が絶対的優位にたつ仕組みの株式市場になど、誰が投資したがるというのか。

2008-02-06

「女子高生」は商標登録されていた!

 すっかり乗り遅れてしまったのだが、どうやら「女子高生」は商標登録されているらしい。しかも伊藤ハムにだ。というわけで、今後女子高生という言葉を使うときには、女子高生は伊藤ハムの登録商標である旨を知らせる一文を添えなければならないだろう。いやあ、困った困った。  登録4341989と登録4341990である。

2008-02-04

酒を飲みすぎた話

 やれやれ、酒を飲みすぎてしまった。  というのも、親父があまりにもしつこく飲みにいこうと言うので、これも孝行かと付き合うことにしたのだ。たまたま、焼き鳥が食べたかったので、焼き鳥屋に行くことにした。  そこで、親父と二人でビールを3本飲んだが、何ぞ知らん、その後二軒ハシゴすることになるとは。  親父がウィスキーが飲める店に行こう言いだし、TAVERN SIMPSONなる店に連れて行かれた。親父は常連らしい。確かに、大量のウィスキーがあった。ほとんどが知らない銘柄だ。とりあえず三杯飲んだ。  さらにその足で、店名を確認しなかったのだが、恐ろしく安そうな飲み屋に行った。驚くほどすいていた。やはり親父は常連らしい。しかも、すいていないと、店内を見ただけで帰ってしまうんだとか。  そこでおでんなどつまみつつ、鬼殺しと銘柄を忘れたがもう一杯大吟醸酒を飲んだ。この店の酒の注ぎ方が、コップになみなみと注ぐのだ。それは絶対に運びにくいだろう。まったく、親父はたつみといい、なぜこういう店ばかり好むのだろう。  帰宅してからは、Google Readerを確認したり、チャット仲間とレールガンの話をしたりしてから就寝。  翌日がひどかった。目が覚めるとひどい頭痛と腹痛。起き上がって麦茶を飲み、もう一度横になったが、どうにもたまらず嘔吐した。吐いたことなど、10年ぶりぐらいだろうか。その後も腹痛に悩まされたが、昼過ぎになると何事もなかったかのように直ってしまった。やれやれ、これじゃ親父の酒癖も直らんわけだ。  結局、ビール一本半と、ウィスキーをシングルで三杯、日本酒を二杯。結構飲んでしまった。