Spotifyは冬の季語

「Spotifyまとめ」が来ると冬だな、と近年は思う。今年は12月になると気温がしっかり下がったけど、例年だと下がりきらなかったり、12月でも急に20度近く上がったりもしていて、この時期にきっちり何かが訪れる、という節目がSpotifyぐらいな感覚。Spotifyは冬の季語でいいんじゃないだろうか。

シェアしやすい仕組みになっているし、シェアしたくなるような内容だし、毎度よくできているな〜と思うのだけれど、おじさんになるとシェアしたところで……みたいな気持ちも強くてたぶんシェアしたことがなくて、今回初めて載せる気がする。

Spotifyまとめ 2024
Spotifyまとめ 2024

今年の1位はヒトリエのみなさんでした。手元に残っている21年からの4年間だと初めて。4位→2位→4位→1位。まぁ、今年はよくブログにも書いてたしなぁ。3人体制になってからの曲が増えて、面白くなった、という思いが強い。コンポーザーが変わって、それぞれの色が出つつも、ずっとヒトリエの曲だ、と思わせる何かを持ち続けている。

Spotify……というか家で音楽を流す機会はリラックスしたいときとか集中したいときが多かったりもするから、だいたいはアンビエントやインストゥルメンタルが上位に入ることが多い。21年と23年の1位はRei Harakamiだし。あんまり意識していなかったけど、今年はその枠にyutaka hirasakaと宮内優里が入ってきた。確かに例年だとRei Harakamiを直接再生していたところ、今年は変化が欲しくてMix系のプレイリストをよく流していた気がする。みたいなことがわかるので、やっぱりよくできているな、と思う。Spotify まとめ。

結束バンドはアニメの続きが出ずとも(総集編の映画はあったが)コンスタントに曲は出ていて、よく聴いている。後藤ひとりの『Re:Re:』カバーがくせになる。流れで2016年バージョンの本家『Re:Re:』も聴いたりするが、昔のバージョンよりGotchの声に深みがあって、たまらなくいい。今年はロック関連だと『ふつうの軽音部』も流行ったけど、あちらも30代ぐらいを狙い撃っているような選曲をしていて、なんなんだろうか最近は。2024年に『ジターバグ』を聴くなんて思わず。懐かしくなる。

Midnight Grand Orchestra、星街すいせいとTaku Inoueによるユニットだが、星街は今年から聴き始めたんだったか、どうだったか。『Midnight Mission』を聴いてみたらとてもよくてハマってしまった。彼女の、特に中音域を歌うときのちょっと鼻にかかった感じの歌声は、Taku Inoueの曲にすごくマッチすると思う。

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しかし曲として1番聴いていたアーティストが、トップアーティスト5位までに入っていないのがちょっと面白い。Creepy Nuts、他にも聴いていると思ったんだけどなぁ。ビルボード年間1位の楽曲は強い、ということなのか。『Bling-Bang-Bang-Born』はフルで聴いても短いってのもあってヘビロテがしやすかった。

そういえば今年のビルボード、「ニコニコ VOCALOID SONGS」の1位と2位が重音テトを使った楽曲で、何が起こるかわかんねぇなぁ、と思ったりしている。