米菓「ラッキーマヨネーズ」などで有名なあられの老舗、株式会社三真が新たに始めたのは何と…チョコレート工場?!

2021年10月、千葉県東金市にオープンした、その名も「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」をレポートしてきました!

バレンタインデーのお買い物にもおすすめです。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

公開 2022/02/04(最終更新 2024/04/02)

花

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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「とりあえずやってみよう」精神を生かした柔軟なアイデアと行動力

1972年に創業して以来、柿の種やピーナツ揚げといった定番のものからオリジナルまで、バラエティに富んだあられ商品を生み出してきた株式会社三真。

千葉県茂原市、埼玉県加須市、東京都浅草店にある姉妹店「あられちゃん家」も、お手頃価格でお菓子が購入できる人気のスポットになっています。

そんな三真が新しくオープンさせたのは意外にもチョコレートの直売工場。

なぜ全く違うジャンルのお菓子にチャレンジしたのでしょうか?

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」店内

「チョコレート工場は、コロナ禍を払しょくするため『何か新しい事を始めてみよう』と加藤久幸社長がスタートさせました。その『新しい事』がなぜチョコレートかと言うと…加藤社長が甘いもの好きだったから、です(笑)」

そう話してくれたのは。担当の加藤さん。

チャレンジ精神の根底には、加藤社長の座右の銘「とりあえずやってみよう」という精神が生かされているようです。

「うちに関しては、知らない事が強みだったのかも知れません。大手メーカーにはできないチャレンジも、工場直売ならではのフットワークでできたのですから。しかし分からない事だらけからのスタートだったので、無事にオープンできるまで大変でした。今も勉強の毎日です」(以下加藤さん)

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
手慣れた様子でチョコレートを作る職人さんも、実は未経験からの出発 (写真撮影禁止ブースを、特別に許可をいただき撮影させていただきました)

チョコレート工場がオープンしたのは2021年10月、計画を立ち上げたのは同年の1月というスピード展開でした。
初めて尽くしでどの程度お客さんが訪れるか予想できず「開店初日には50人くらい来てくれたらいいね」などと話していたのだそう。

しかし、いざ蓋を開けてみると開店当日から大盛況! 1週間分を見込んで確保していた在庫が、初日に全て売り切れとなるほどでした。

「開店から一週間は特に大盛況で、在庫が足りずにお客様にご迷惑をおかけしました。携わってみてチョコレートは老若男女に愛され、求められる菓子だと実感しています」

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
平日は近隣の方が中心で、週末はお土産に買っていく観光客の方が多いそう。取材日も開店直後から続々とお客さんがやって来ていました
【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
食べる前から勝確?!餅とチョコの専門店が作ったチョコ大福「モスクワ大福」
【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
「あられちゃん家」の商品コーナーもあります

気になる「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」というユニークな店名の由来を尋ねると

「社長が『うちは世界一小さいチョコレート工場だね』と話していたので、そのまま店名にしたのですが、後から『そうだよね…たぶん』となり、『たぶん…』と付け足しました(笑)」

これらのエピソードから分かるように、三真の個性的な店名や商品名には、加藤社長のアイデアが数多く使われています。

会社のジャケットにデザインされているのも、社長が愛犬を描いたイラストなのだとか。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
「モデルはジャックラッセルテリアのぶんちゃんです」と加藤さん

ゆるかわいくて、ほのぼのしているこのタッチ…どこかで見た事がある…これは…

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
三真の人気商品のひとつ「ラッキーマヨネーズ」のパッケージ!もしや…

「はい。ラッキーマヨネーズとそのシリーズのイラストも社長です。見ていただくとお分かりいただけるかと思うんですが、キャラクターの足の感じが似てるんですよ(笑)」

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
何とも味のあるイラスト。かわいい…

ここでしか買えないものを。商品開発のこだわり

「他にないものを作りたいと」いう思いから「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」で販売している商品は全てオリジナル。原材料にはカカオ成分の低い「準チョコレート」は極力使わずに、香りや舌触りの良い「チョコレート」を使っています。

また商品に合わせ、チョコレートの配合や材料を選んでいるのだとか。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
良質なチョコレートがお手頃価格で販売されています

お店の一番人気商品は、ミルクチョコレートをたっぷり染み込ませたあられをホワイトチョコレートでコーティングした「チョコ焼きもち」。今まで培ったあられ製造のノウハウを生かしたあられの老舗、三真ならではの商品です。

店長の完倉(ししくら)さんのおすすめは、チョコ焼きもちにも使用されているホワイトチョコレートを使った商品。「ホワイトチョコレートの滑らかな口当たりと甘さは、スタッフ人気も高いです」とのこと。

「工場直売の強みは作りたてのものを提供できることと、高品質な商品をお手頃価格で販売できることですね」
と話す加藤さんのお気に入りは、たっぷりのバタピーが入った「めっちゃナッツチョコ」。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
店長の完倉さん(左)と加藤さん

お土産として人気が高いのは、人気商品5点が詰め合わせになったギフトセット(1,980円)。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
ギフトボックス単体も販売しているので、好きなチョコを組み合わせても。

可愛いオリジナルボックス入りなので、バレンタインデーのプレゼントにも良さそう!迷ったらこれ!の鉄板セットですね。

「バレンタインのおすすめチョコは、厚くて重いこの大きなハート形のチョコレートです」

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
何と重さ650g・厚さ1.5cm!迫力満点のビッグなハートです

ちなみに商品名は、厚くて重いチョコレートなので、その名もずばり「熱い想い(厚い重い)(2,000円)」。加藤さん、ちなみにネーミングのアイデアはどなたが?

「もちろん…社長です(笑)」

熱い想い(厚い重い)は、2022年2月1日から数量・期間限定で販売します。なくなり次第終了なので、熱い想いを届けたい方はお気を付けください!

また店内ではテイクアウトのドリンクも販売しています。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

ホットミルクチョコレートを注文してみました。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

チョコレートをホットミルクに溶かした濃厚な味です!寒い季節にうれしいホットドリンクでした。

人気商品を実食。衝撃の「チョコレートカレー」とは?

実際に人気商品をいくつか食べてみました!ご紹介しましょう。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

まずは、加藤さんが「自社のものを食べたら他のピーナツチョコが物足りなくなってしまった」と話す

「かちわりめちゃナッツ(280円)」から。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
見た目で分かる大量に入ったピーナッツ!

ピーナッツの量もさることながら、1粒が大きい!これ、おつまみで食べられているレベルのやつ!

このバタピーの塩気とチョコレートの甘さがベストマッチ。これはクセになります。

お次は完倉さん推しのホワイトチョコレートが主役の「かちわりフルーツレーズン(280円)」

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
かちわりフルーツレーズン(右)とチョコザック

こちらもたっぷり入ったレーズンで、ひとかけらがずっしりと重い!ホワイトチョコレートの甘さとノンオイルタイプレーズンの酸味が相性バッチリです。

めっちゃナッツよりスイーツ寄りのチョコレートで、レーズン好き、チョコスイーツ好きにはたまらないのでは。

次にいただいたのはお店の一番人気「チョコ焼きもち(280円)」

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

焼き餅にブラックチョコレートを染み込ませ、ホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子です。

ブラックチョコレートは中まで染み込んでいるのに、パリッと残る食感が不思議。

塩気はありませんがあられ感があるので、コーヒーはもちろん、緑茶にも合いそうですね。

「チョコザック(280円)」もあられ店らしいチョコレートです。名前の通りザクザクとした食感のチョコクランチは、噛みごたえがあって満足感がありました。

「ピーカンナッツチョコレート抹茶・キャラメル味(200g/各450円)」は、高価なピーカンナッツがお手頃価格で食べられます。

そしてこれまたピーカンナッツの一粒が大きい!生ピーカンナッツに何層ものチョコレートを重ねがけ。仕上げにオリジナルのキャラメルパウダーと抹茶パウダーでお化粧している贅沢なチョコレートです。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」のチョコレートを食べて思ったのは「どのお菓子も食べ応えがあって満足度が高い」でした。このクオリティのチョコレート菓子がこのお値段で買えるのが、工場直売ならではの良さですね。

そして最後に挑戦したのはこちら

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

店頭で個人的に衝撃を受けた「牛すじ入りチョコレートカレー」!(600円)

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

「カレーチョコレート」じゃなくて「チョコレートカレー」ですよ!「チョコレートが主役です」っていう本気度を感じさせます。

チョコレートとカレーの禁断のマリアージュに胸をときめかせながら、パッケージの指示通り、レトルトパウチを熱湯で5~7分温めました。

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!
とろとろに溶けた牛すじや玉ねぎが入っています。

一見おいしそうな普通のカレー。香りもスパイシーで、チョコレートの気配は感じません。

が、口に運ぶとチョコレートの風味が、カレースパイスと共にやって来ました!三真で販売している人気のカレーをベースに、ガーナ産のカカオ原料とフランス産ミルク成分の国産チョコレートで仕上げたのだそう。ルウの口当たりはチョコレートのように滑らか。甘さはありますがスパイシーで、甘口カレーとは違って不思議な感覚。これを表現するとしたらやっぱり「チョコレートカレー」ですね。

「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」でしか購入できないオリジナルカレー。チョコとカレーのコラボレーションを体験したい方はお試しあれ!

新商品に期待!これからの「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」

最後に「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」の今後の展開や、やってみたい事などを尋ねました。

完倉さんは「個人的にはチョコレート菓子だけではなく、スイーツ系も手掛けてみたいですね」。
加藤さんは「できれば毎月新商品を発表していきたいと思っています。実は春に発売予定の新商品を現在開発中です。詳しくはまだお伝えできませんが、インパクトのある商品ができたかな、と思っています。インスタグラムも開設したので、今後はそちらからもどんどん情報発信していきたいですね」

と、お二人とも今後について意欲的に語ってくれました。発売予定の新商品にも期待が高まりますね。
1度だけでは味わい尽くせそうにない「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」の魅力に、あなたも触れてみませんか?

【東金市】「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」は本格チョコがお手頃価格!

店内の様子や商品の感想などはYouTubeチャンネル「ちいき新聞TV」でも見ることができます!

詳しくご覧になりたい方はどうぞ!

◇ 買い物編

◇ 試食編

たぶん…世界一小さいチョコレート工場
住所/千葉県東金市田中85-1
営業時間/9時半~17時
定休日/年末年始
駐車場/あり
アクセス/
車の場合:東金ICから国道126号線を約4分
電車の場合:JR東金線 / 福俵駅 徒歩25分(2.0km)
問い合わせ/ 0475-53-6810
HP/https://www.mochikoubou.jp/home