ユダヤ人地区その3は、スペインシナゴーグ。1880年代に建てられた、非常に豪華な内装の建物です。
公式サイト
しかもここは、19世紀末くらいからのチェコにおけるユダヤ人に関する展示が充実しています。
チェコで活躍した企業家や、ホロコーストに関する資料がたくさんあります。
パネルでの説明もあります。ヘッドフォンで音声も聴くことができます。
今回の旅のテーマの一つ、テレジーンに送られてホロコーストの犠牲になった音楽家たちについても。(この写真の指揮者は生還されました)
ナチが流布した反ユダヤ・プロパガンダの絵本もありました。
プラハのユダヤの人々がつけさせられたダビデの星。
ほかにも多数展示があって、見ごたえがあります。とりわけ興味深い資料があったので、どのようなものか判明したら、また取り上げたいと思います。
スペインシナゴーグはパイプオルガンも凄い細工。
それにしてもきれい。
これだけいろいろ古いものから比較的新しいものまで、いくつものシナゴーグがあるというのに、今でも宗教施設として使っているものは旧新シナゴーグだけ(?)で、それはつまり、プラハのユダヤ人人口がそれほどまでに減ったからということですよね。
チェコは激しい爆撃を受けたとか破壊されたというわけではないですが、ユダヤの人々をはじめ、決して少なくない人たちが殺されたり、逮捕されたりしているというのは、今回の旅でもあらためて確認できました。
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プラハのユダヤ人地区は見るべきところがたくさんあります。共通チケットで見れるところだけでも、朝から回ってお昼を余裕で過ぎてしまいました。
もう一軒、共通チケットの対象外のシナゴーグもありますが、外観だけにしました。ちょっと疲れた。(^_^;)
エルサレムシナゴーグ
この日のお昼ごはんはアール・ヌーヴォーな内装のビアレストランで。そんなに高くなく、おいしくいただきました。
時計が合ってない…(笑)