いやはや。

今朝の朝日新聞に、数ヶ月前にネットで明らかな「やらせ」で広まった
「若手キャリアが作ったこれからの日本!」なるものが取り上げられて、「シールズ」の次はこれか、とため息。
私は子供を育ててきたしみじみわかったんだが、他人を脅して動かそうとする人間は「クソ中のクソ」と認識したほうが良い。
困ったことに、人間は脅されたほうが早く動く。
しかも見えない「未来」がかかるとなれば、本当のところ、誰にもわからないことなのだから、どんなことででも脅せる。
私は「何をいまさら」感しかないものだったけれど、朝日新聞はこういうのを仰々しく取り上げるのだよな、
これを取り上げる人間も、この文書の仕掛けが何であるか重々承知のはずなのに、
「未来を憂う若者たち!」で取り上げるか。
この手のもので「飯うま!」になるのはある種のネットの仕掛け人くらいじゃないかな。
「シールズ」で有名になった面々は今何をしているのか、大々的に取り上げた朝日新聞に雇ってもらえているのかな?
たぶん、そういうことはないでしょう、この現実が彼らが同世代に嫌われる理由だった。
「お前たちなんかが代表面するな!」と言うのが同世代の沈黙にある真実だっただろう、
これに朝日新聞は気がつかないのだよね、、自分たちの今後に都合のいい人材を使い捨てにすることしか頭にないから。
あいにく、この文書は私の子供たちは見てもいない、見たとしてもなんとも思わないだろう。
「何をいまさら」と、親のコネや財力をフル回転しつつも今の自分の環境が「全て私が一人の力でやりました!」と
心底信じ込んでる連中が「ぼくたちには実は直接には関係ないけど、愚民のみんな、君らって大変なんだよ」ってやってるのが
ありありとわかるから。これ、作った連中が、今後困ることはないんだよ、
安心しなさい、君らと君らの家族は朝日新聞がある限り、いつまでもぬくぬくと恵まれていられるから。
「これからの日本はこんなに大変!」と言われても、あーそーですか、一般庶民は既にもう大変ですよ、
こんなわけのわからないことに金をつぎ込む省庁とキャリアがトップ付近にいるおかげでね。
大変なのは昔から変わらないので、もう慣れてる、としか言いようがないわ、
アホみたいに「ぱわぽ」を利用して中学生の夏休みの宿題みたいな文書を仰々しく見せられるんだからね。
こういうのを大々的にやって、ネットで広める人間が日本の官僚機構にかかわっている限り、まだまだ日本は安泰だ。
他人に絶望を強いてくる人間を信用するな、ととびきり頭のいい私の娘たちには伝えてある。
希望は、こんなもの、何の役にも立たないと見向きもしない賢い若者たちの中だけにある。
本当に、朝日新聞購読はやめようかな、いっそ、日経新聞にかえたほうがましか。
朝日は「文化面」だけ読めば良い気がする、そういう新聞になったほうが良いのかもね。