２０２４年１２月の読書記録

１２月は本が読めず６冊

年末年始は　本を開くこともなく過ぎる日もありました。

基本　夜寝る前に読書のスタイル

冬は外仕事が減るので　昼間でも読めるかと期待していますが

思うように読めません・・・

読んだ本の数：6
読んだページ数：1896

欠落 (講談社文庫こ 25-46)の感想
同期２　宇田川の同期大石がSITに異動してきた。立てこもり事件の身代わり人質となり犯人に連れ去られた。これが解決しないまま、死体遺棄事件の捜査にあたることになった宇田川。被害者の身元が分からず、大石の行方も分からず、、もう1人の同期蘇我も絡んで。またまた公安かあ！植松、土岐さらに佐倉も加わり真相に迫っていく。警察小説としては面白いのだけれど、公安が絡むと同じ警察なのになんだかややこしい。いつも、現実こうなのかと疑問に思う。スパイもいるのでしょうね。
読了日：12月02日著者：今野敏

新本所おけら長屋(二)(祥伝社文庫は22-2) (祥伝社文庫は 22-2)の感想
今回も期待通りの面白さでした。万松屋が少しづつ進歩？しているような。おけら長屋の面々の役どころが決まり、お染め鉄斎が活躍してうれしかった。お糸ちゃんの子ども雷蔵のことを信じてじっと待ち　その絵を見て云いたいことがわかるこの関係がおけら長屋ですね。金太のこともしっかり支えて他の人のことも上手くおさめていく。さすがです！！万松だけでは頼りなかったけど鉄斎さんがいっしょで良かった。子どもの拐かしも奉行所からの信頼を得てまあるくおさめました。
読了日：12月10日著者：畠山健二

まいまいつぶろの感想
吉宗の後を継ぎ九代将軍となった家重。私の中のイメージを覆すものだった。ただ一人家重の言葉を聞き取ることができた忠光。清廉な彼がいたからこそ勤まった将軍だったのか。史実はどうなのかわからないが、こうであったならと思わせる。正室比宮が早く亡くなってしまったのが悲しかった。
読了日：12月16日著者：村木嵐

あなたが誰かを殺したの感想
東野さん５１冊目。いやーさすがというべきか。別荘地での、悲劇の真相は？加賀シリーズだとは知らずに読み始めたが、登場してからの真相に迫る様子は切れ味があり、共犯者がいるという事実を確定していき、さらに真実にたどりついたと思わせてからのさらなる最後のオチ。「加賀には嘘は通用しない」登場人物が多くメモをとり別荘地の配置図を何度も見ながら確認して読んだ。
読了日：12月18日著者：東野圭吾

菊むすび花暦居酒屋ぜんや (時代小説文庫さ 19-19)の感想
お花と熊吉が主になった花暦シリーズ。お妙の体調が悪いと思っていたらなんとおめでた！只次郎の喜びようと心配性が目に見えるよう。ぜんやの馴染み客の旦那衆もあれこれ祝いたい。お花の成長が著しい。ぜんやの女将になりたいという目標は料理の腕を進歩させる。お梅も無事嫁いだ。最後にえーと大丈夫でしょうか？次巻が荒れそう。熊吉しっかり！　出てくる料理はどれもまたまた美味しそう。
読了日：12月22日著者：坂井希久子

小梅のとっちめ灸 (幻冬舎時代小説文庫)の感想
新シリーズのようですが、すでに何巻もでています。今回は序章という感じでしょうか。母子で営む灸据所「薬師庵」を取り巻く様々なことの裏を探る。小梅、母お虎。父が火事で焼け死んでいるが、その火事にはいわくがありそう。料理屋の追い落としや店子を追い出した長屋跡地を手に入れるもの繋がる輩たち。北町奉行の遠山さんてあの人？先が気になります。
読了日：12月28日著者：金子成人

２０２４年の　読んだ本は１１０冊

目標の１００冊は読むことができましたが　ちょっとペースダウンぎみ。

著者としては　寺地なるな氏を開拓できたことが良かったかな。

「まいまいつぶろ」村木嵐　　徳川家重に着目したもので　私の中の家重像を大きく変えました。

今野敏はまだまだ読みたい作家さんですね。

大河ドラマの影響で　源氏物語関連の本も読みました。

今年の大河　浮世絵を取り扱っているので　その関連の本も読んでみたいと思っています。

どんな本　どんな作家さんに新たに出会えるか楽しみです。

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