生ある者は必ず死あり。この自然の摂理を頭では分かっていても、「死」はなかなか受け入れ難いものです。本連載では、YouTubeチャンネル「大愚和尚の一問一答」でさまざまな人々のさまざまな悩みに寄り添っている福厳寺住職の大愚和尚に、「生」と、その隣り合わせの「死」を尋ねていきます。(写真=PIXTA)
シリーズ
生と、死と
23回
お金や学歴があってもなくてもできる「本当の親孝行」
まもなく2024年も終わろうとしています。年末年始は実家へ帰省し、親の顔を久しぶりに見るという人も多いでしょう。気がつけば親も高齢になり、ふと「あと何回会えるだろうか」と寂しさが襲う瞬間もあるのではないでしょうか。今回は「本当の親孝行」について、福厳寺住職の大愚和尚に話を聞きまし…
「幸せ=お金」の考えは不幸を呼ぶ 幸せな老後を送る真の4箇条
「他人に迷惑掛けない」に疲れた時 生きる仏教的処方箋「喜び」の業
40代からは夢中になる「推し」を見つけるよりも「師匠」を探せ
予測不能な時代 人生が生きやすくなる古代インドの教え
いまや、政府の重要な取り組みの1つとして挙げられる「ワーク・ライフ・バランス」。その定義によると、ワーク・ライフ・バランスとは「仕事と生活の調和の実現に向けた取り組み」ですが、働き盛りの世代は仕事も多忙を極め、子育てや親の介護なども加わり、仕事と生活を完璧に両立させるのは至難の業…
墓じまいは誰のためか 安易なトレンドに惑わされては後悔する
近ごろは、「墓じまい」を検討する人も増えてきたと感じます。墓じまいとは、お墓から遺骨を取り出して墓石を解体したあと更地にし、別の形で供養すること。少子化で墓を継ぐ人がいなかったり、遠方に住んでいて管理が難しかったりと、その理由は様々です。時代の流れとともに、墓や供養に対する価値観…
仕事・家庭・介護 山積み問題を乗り越える仏教の教え
仕事で一つトラブルが発生したら、そんな時に限って別のトラブルが起き連鎖してしまった。プライベートでも、子供の進路について家庭内で意見が合わずもめている。遠く離れた故郷に住む親も最近物忘れが増えたように感じ、頭の中を「介護」の文字がよぎる……。いわゆる「中年」といわれる40代、50…
捨ててよいものいけないもの それを突き詰めて出家したお釈迦さま
抱えている仕事の違いはありますが、みな常に何かに追われ、日々の慌ただしさから「時間がない」と感じている人は多いのではないでしょうか。そんな忙しい毎日を、私たちは一体どう過ごしたらいいか。福厳寺住職の大愚和尚に聞きました。
イラつく場面、どうするか 「徳なき人を哀れむべし」で鎮める
命は有限であり、この世は諸行無常であるのだから、今日という一日を、前向きな姿勢で精いっぱい生きよう――。常々そう思ってはいるけれど、相手の言動にイライラしたり、ムカッとしたりと、時には腹が立つときもあるでしょう。福厳寺住職の大愚和尚に、「腹が立って仕方がない」ときはどうしたらいい…
親友が余命わずかと知った 寄り添うために必要な考え方を学ぶ
日頃から規則正しい生活をし、健康に気を配っていても、重い病気にかかってしまうことは十分あり得ます。もし親友が、がんなどの重い病にかかってしまって余命宣告をされたとしたら、どう接すればいいのでしょうか。福厳寺住職の大愚和尚に聞きました。
どう声をかけ、何をしたらいいのか 被災者・被災地に向けてできること
2024年1月1日、石川県能登半島を震源とする大きな地震が発生しました。今回の地震に限らず、我々が住む日本は諸外国に比べ、台風や大雨による洪水、火山噴火など自然災害が多い国です。いつどこで起こるか分からない自然災害。被災していない立場の人たちは、一体、何ができるのでしょうか。福厳…
結婚しない・できない男女に足りないのは「にんにく」である
現代では結婚観も一昔前と大きく変わり、「結婚は、してもいいし、しなくてもいい」というように、個人の意思が尊重される時代になりました。とはいえ、日本では婚姻件数が年々減少しているのは事実であり、少子化も進行しています。そこで今回は現代社会における「結婚」について、福厳寺住職の大愚和…
やる気が出ない 仏教的解決法で「怠け心」を退治する
「人生は有限だ」と頭では分かっていても、やらねばならないことがあるのについダラダラしてしまったり、集中できずに物事を先送りしたりしていませんか。テキパキと行動し、時間を有効に使うにはどうしたらいいか。福厳寺住職の大愚和尚に聞きました。
大切な人を亡くしたとき、どう乗り越えるか 仏教を基にした処方箋
命あるものは、いつか必ず死を迎える。そう頭では分かっていても、自分の両親やパートナーといった大切な人との永遠の別れは、想像しただけでつらいものです。今回は、いつか訪れる身近な人との別れをどう受け止めたらよいか、福厳寺住職の大愚和尚に聞きました。
亡き親を恨み続けている人こそ、お墓参りに行ってもらいたい
世の中にはさまざまな家族の形があります。皆が皆、仲むつまじい家族とは限りません。中には、幼少期の体験から親を恨む気持ちを抱いている人もいるかもしれません。そんな憎い親でも、亡くなったらお墓参りをし、供養をしなくてはいけないのでしょうか。福厳寺住職、大愚和尚の答えとは?
「お墓参り」をする姿に、その人の生き様が表れる
今年もまもなくお盆休みがやってきます。久しぶりに実家へ帰省し、お盆法要の参加や、お墓参りを予定している人も多いのではないでしょうか。今回は、福厳寺住職の大愚和尚に「お墓参り」について聞きました。お墓参りの作法や掃除の仕方よりも、大切なことがあると話します。
「自ら命を絶つ」のはいけないことか お釈迦さまの答えは
この世に生きている生物は、必ずその命が終わるときが来ます。人間界ではその終わりを自ら選ぶ人も、少なくありません。仏教の世界では、「自ら命を絶つ」ことをどう捉えるのでしょうか。福厳寺住職の大愚和尚に、その解釈を聞きました。
「ひとりぼっち」の行動 寂しがるか、楽しむか
新型コロナウイルス禍ですっかり定着した「おひとりさま」での行動。誰に気兼ねすることもない一人の行動は楽な一方で、「一人で食べるご飯は味気ない」「この美しい景色を誰かと共有したい」などと、一人時間を心から楽しめない人もいるのではないでしょうか。YouTubeチャンネル「一問一答」が…
仏教的には「老い」はむしろ喜ばしいことである
「最近白髪が目立つようになった」「髪のボリュームも減り、小さい文字が見えにくい」――。40代、50代のビジネスパーソンの中には、「老い」をじわじわと感じ始めている人も少なくないと思います。 YouTubeチャンネル「一問一答」が人気の福厳寺住職・大愚和尚が、生きている以上避けられ…
誰もがいつかは必ず死ぬ 有限の時間をどう生きるか
生きているものは、いつか死ぬ。頭で理解していても、「死」に対して漠然と不安や恐れを抱く瞬間はありませんか。今回は、私たちがいまだ体験したことのない、けれども誰もがいつか必ず体験する「死」について、YouTubeチャンネル「一問一答」でおなじみの、福厳寺住職大愚和尚が答えます。
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