偏読老人の読書ノート

すぐ忘れるので、忘れても良いようにメモ代わりのブログです。

晴読雨読のころに…

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「御手洗潔のメロディ」(島田荘司)は、何作目かはわからないが探偵御手洗潔シリーズの一作で、四つの事件簿。いわゆる本格的推理小説だが、どうも私にはこういう謎解きは苦手だ。ブックレビューを読むと、「面白い」というのが多いのだが、どうやら私は根っからのミステリ好きではないようだ。

<「神の暗号だ!」消えた謎の美女と店で頻発する便器盗難事件。奇妙な出来事の想像を絶する接点(IgE)。看板に集中した弾痕。ハーヴァード大時代の天才的推理を発掘(「ボストン幽霊絵画事件」)。名探偵の秘めた素顔が深く心を打つ「SIVAD SELIM」「さらば遠い輝き」。御手洗の現在と過去、本格の未来を照射する事件簿。>

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「ラスト・コード」(堂場瞬一)は刑事小説。鳴沢了、小野寺冴が特別出演する熱血刑事小説。

<父親が惨殺され留学先のアメリカから帰国した美咲。渋谷中央署の筒井は彼女を羽田で迎えるが、その帰路、何者かに襲撃される。しかし、それは序章に過ぎなかった。犯人の標的は筒井?それとも美咲?熱血刑事と天才少女息詰まる逃避行>

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「恋愛嫌い」(平安寿子)は三人の女性主人公による七つの連作短編集。感情に溺れられないコンタクトレンズ売り場主任の29歳喜代美、ブログと猫さえいれば何もいらない独り暮らし大好き人間の二十六歳翔子、前向きが苦手なキャリアウーマン鈴枝。恋に不向きな三人の女たちの日常を淡々と描いているが、女の本音のようなものも透けて見え、思わず頬が緩んでしまう。強いなあ、女性って。

<女子の痛快な本音炸裂の「アンチ恋愛」小説。「諦めるのは何より上手」「感情が足りないと言われる」「前向きという言葉が嫌い」「いざとなると尻込みする」等、恋が苦手な女性達を描いた、痛いほどリアルでじんわりと勇気をくれる連作短編集。>

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