「ターンオーバー」
「ターンオーバー」(堂場瞬一)は、スポーツ物の六つの短編集で、始まりと終わりが野球。アメフト、やり投げ、マラソン、ラグビーと、アスリートたちの一日を描いている。長編も良いが、この短編集は粒ぞろいだ。
<主人公も競技も異なり、一見まとまりのない6編に共通するのは、アスリートたちの人生や試合における「ターンオーバー」を描いている点です。ターンオーバーとは、アメフトやラグビーにおいて攻守が入れ替わることを指します。攻められ続けていた男たちの無骨な反転攻勢に胸が熱くなります>
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