人形絵本
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飯沢匡氏と土方重巳氏のゴールデンコンビが作り上げた人形絵本の世界。
この2人の人形絵本の世界を知った時の衝撃はかなりのものでした。
その完成度の高さとデザインのすばらしさにしびれましたねー。
今この人形絵本が、日本では滅多にお目にかからないというのが本当に残念です。
この本も1971年にアメリカで発行されていたものですし・・・
というのもこれらの人形絵本は2000万部 以上も出版されていたんですが
その殆どが、海外向けに作られていた絵本なんです。
36カ国余りもの国に、「ピノキオ」や「シンデレラ」「赤ずきんちゃん」
など60種以上の絵本が翻訳されて出版されていたようです。
なので、よく探せば時々古本屋さんで洋書版を見かける事が出来るかもしれません。
日本では「トッパンの人形絵本」なんかが出ていましたが・・・
今見かける事はほとんどないですもんね〜。残念!
こぶたちゃんたちのある日の日常かな?。楽しそうだなぁ。
『遊んでよ♪」ってさそってるこのわんこの表情。たまらん・・・
ちびっこたちもかわいすぎっ!
これらの人形絵本は飯沢氏が脚本を書いて、土方氏が人形や背景のデザイン
装置を担当。
そして人形製作には与勇輝 、辻村ジュザブロー、川本喜八郎氏などなど
今や日本を代表するそうそうたる人形作家の面々が製作を手掛けているん
ですから、そりゃ凄いです!
そのディテールの面白さ、人形の表情の豊かさ、動作のしなやかさ・・
人形も背景も凄く作り込まれていて、まさしくこれぞ完璧な世界。
動物も人間も、ものすごく愛らしくて、しかも表情が面白いんですよね〜。
とんでけブッチー(左からフトッチー、ブッチー、ペンチー)
そんな土方氏のデザインしたキャラクターといえば有名なのが、NHKの教育テレビ
の人形劇。「ブーフーウー」や「とんでけブッチー」(知ってるかな?)などが
よく知られています。
そして今でもよく見かける事が出来るのが、佐藤製薬のキャラクターのぞう「サトちゃん」。
あのオレンジのゾウのサトちゃん。店頭に立ってる姿がかわいいですよね〜。
そしてこれまた意外な事に、土方氏がソフトビニール製の貯金箱の発案者なんです。
それまで貯金箱といえば陶製か金属、木製だったらしいのですが、土方氏が銀行から
貯金箱のキャラクターの依頼を受けた時に、ソフトビニールで作る事を提案して、
りすやくま、こぶたの貯金箱を作ったらしいです。
こんな多才な土方氏と飯沢匡氏の作った人形絵本。
本当にもっとたくさんの絵本が見てみたいです。
再版してくれればいいのに・・・
かっこぃぃ☆
絵本探しの旅に出よう!
っとおもったけど、外は雨・・・明日の日曜がたのしみだ♪
(またきます♪)
始めてばっかりのまだまだつたないブログですが、
どうぞ是非またまったりしにきてくださいまし。
絵本の世界は本当に奥深いです。
私は特に昭和20年代〜40年代頃の絵本にどっぷりと
はまってしまいました。
あの時代の絵本って味があるんですよね〜。
素敵な絵本との出逢いがあるといいですね♪
元サイトの方からびゅーんと飛んで来て頂いたのですね。
最近放置気味なのですが、ありがとうございます。
いかん、これを励みに頑張らねば・・・
土方重巳の事はほんとに好きでして、人形絵本の制作の舞台裏を
綴った本なども持っていますが、この人の造形に対するこだわりったらすごいです。あっぱれです。ビバ重巳!
ポンさんがブログに載せられているミルキ−の看板。
ツボにはまるかわいさですね。
こういうのがお好きという事は絶対昭和20年代〜30年代の
よいこや、キンダーブックもお好きなはず。
私もこういうのが好きでかなり紙ものは集めてますのでまた
ご紹介しますね。
リンク有り難うございます。こちらからも是非よろしくです。
では、これからもよろしくお願い致します。
トッパンのキンダー絵本「ぶーふーうー3つの物語」、
こちらの記事を読んで確認したら
飯沢さんと土方さんの名前がでていました。
クッキーのツボが手から抜けなくなってちらばるシーンがあるんですが、おいしそうってこどものときからずっと頭にやきついてました。
今再見すると、おおかみの服装とかも凝っていて楽しいです。
本当に細かい所まで作られていて、なおかつ小物や服のデザインが
ウルトラ級にかわいいんですよね〜。
ちなみに最新ブログ記事の写真は昭和30年代の幼稚園より
根本進氏が連載していたマンガ「クリちゃんのぼうけん」
です。