ぶらり美術館。(レオ・レオ二 絵本のしごと)
|
昨日は突然思い立って、ぶらりひとり美術館へ。
前の晩。
無性に美術館に行きたくなり、
夜寝る前に色々と調べていると、じゃんじゃん
見たい企画展が出てくる、出てくる。
ああぁ。あれも。これも見てみたい。
こ、これはなんとしても、行かねば…
ということで、行ってきました。
絵本「スイミー」や「フレデリック」の作者として
世界的に著名な、オランダの絵本作家
レオ、レオ二の生誕100周年の企画展。
「レオ・レオ二 絵本のしごと」へ…
コラージュや水彩、油彩,デッサン画…
さまざまな技法を用い、「色の魔術師」と称される
独特な色彩と世界観。
それぞれのお話に込められた人生観とメッセージ…
よくある事ですが、同じ本であっても小さい頃に読んだ
時の印象と、大人になってから読んだ時の印象が
本によっては、全く違う事があるのです。
レオ・レオニの絵本もしかり。。。。
スイミーも小さい頃は、皆とは違う泳ぎの上手な黒い
1匹のお魚が、大きなお魚から皆を守る為に知恵を絞り
力を合わせて困難を乗り越えるお話だと思っていて
ああ、きれいな絵本だなぐらいの感想だったのですが、
今…
作家自身の生い立ちや、人生観に興味を持つようになり
その上で,改めて絵本を読み直してみると、小さい頃とは
全く違った、感動で胸が震えました。
歳を重ねて大人になり、自分自身ものを作る暮らしの中にいますが、
作り続けていると、幾度となく分厚く大きな壁に出会います。
その度に、呆然と立ち止まったり、立ちすくんだり…
どうにか前に進めないものか?
愕然とするだけで暫く、唯時間が過ぎていったりすることもある。
でも不思議とそう云う時に限って、いい出会いがあるものなのです。
人にしても作品にしても…
いい作品に触れて、背中をパンと押してもらったり、
職種が全く違っても、志の高いところで日々仕事をしている方の
姿にガツンというほど胸を打たれ、その人が同時に持ち合わせている
人としての深みに心を奪われたりする。
あぁ、自分も深く生きたいと思う。
いつか、この人と同じ志の高さで、いい作品を作ろうと思う。
グラフィックデザイナーとして活躍していた49歳の時、
孫の為に即興で絵本を作った事がきっかけとなって、
絵本の世界に足を踏み入れることになった、
レオ・レオニ…
いい時間を過ごしました。
実はもうひとつ見たいものがあって、四条の大丸へ。
ロンドンを拠点に活躍する切り絵作家、ロブ、ライアンの
原画がクリスマス期間限定で見れるという事だったので…
一点しかなかったのですが、原画は素晴らしくメルヘンで
ファンタスティック!
期間中は、ショッピングバックもロブ、ライアンデザインの
クリスマスバック。
京都大丸は、この2種類。
どちらにしようか、しばらく迷っていたら
「どうぞお持ち下さい〜。」と両方頂いてしまいました。
す、すいません〜、でも嬉しすぎる。。。。
↑遊びに来て頂いてありがとうございます。
クリックしていただけると嬉しゅうございます。
美術館のしんとした空間… いいですよね。
制作で思い悩んだ時に、いろんな作品に触れる事で
たくさんの事を教わる事も多々…
行きたい展覧会が目白押しなので、楽しみです♪