2010-01-01から1年間の記事一覧

Day-2 灰色の男の世界

エティハド航空の機体はA330だった。ニークリアランスや食事のパンの質など、僅かな部分でエミレーツには及ばないと感じたが、十分満足できる水準である。大昔のノースウェストや大韓航空とは比べるべくもない。機内の映画はVODだった。見たい時に好きなのを…

Day-1 失われたスーダンビザを求めて

今年の年末は強行休暇をする事にした。仕事は忙しく、オン・ザ・ビーチ的にゆっくり休める状況では無いのだが、この夏も、昨年の年末もその前の夏もそんな感じで休まなかった。なので、このままでは偶然にもプロジェクトの間とかで暇にならないと、一生休めな…

プラスチックマネー

土曜にたまたま東京の東側に居たので、有楽町西武の閉店を見に行くことにした。生まれ育った街から一番近い都市は浜松で、浜松の百貨店と言えば、子供の頃は西武だった。この西武はもう撤退して無くなったけど、自分の中ではデパートと言えば西武、みたいな…

デザイン変えてみた。

このブログは開設当初から、はてなダイアリーのデザインテンプレートの一部をいじって使ってきたが、ブラウザのバージョンアップなのか、はてなの仕様変更か判らないけど、表示が乱れる場合があるのには気付いていた。しかし、最近ブラウザをChromeに全面的…

TAMRON B008 18-270mm f/3.5-6.3 VC PZD 屋内画質レビュー

前回に続いてB008こと、新型TAMRON 18-270mmのレビューである。室内でいつもの様にさくっとテストしてみたが、第一印象程は良くない事が判ってきた。結論的には真ん中はどの焦点距離でもまずまず使えるが、周辺は絞っても良くならない。特に望遠域の周辺は厳…

旅レンズ寸評:TAMRON B008 18-270mm f/3.5-6.3 VC PZD

年末は久しぶりに近場で無い海外に行こうと決めていて、決まるとレンズが欲しくなる。恐るべき旅レンズ病である。D700は重いので、D90を持ち出す事になるだろうが、ずっとD90にベストマッチだと思って使っていた純正NIKON 18-200mm f/3.5-5.6Gは、前に24-120…

プリンスホテルと時間の審判

ドタバタしてたら年末になっていた。同じ様に人生末にならない様に気をつけたいもんである。年末は色々とパーティも多いのだけれど、この前赤坂プリンスに行った。3末でクローズして跡地利用は未定の赤プリである。僕らの世代だと余りプリンスに凄く思い入れ…

インフレ懸念はバランスシート調整と共に消えゆく

最近ネタ元はTwitterばっかりだけれども、クルーグマンの"Just call him Bernanke-sama"という記事を紹介して下さった方が居た。そこに載っていたグラフが、大変インプレッシブだったので、久しぶりに金融ネタに回帰してみることにする。○日米CPI推移 ・元記…

スーパーサラリーマン増加の件

前のエントリ「若者とシニアは安い職を争うが、一旦働けば若者は優遇される。」の書き物をしてる時、数字を拾っていて面白いことが判った。前の論旨とは若干外れるので、一緒には書かなかったが、給与所得者の中の富裕層を調べると、これが二極化というか二…

若者とシニアは安い職を争うが、一旦働けば若者は優遇される。

twitterで貧困の再生産の話をたまたま紹介してくれた方がいらっしゃって、その話を読むに色々考える所はあったのだが、こういう話は印象論じゃなくて、一度は貧困の真実を数字で掴まないと思考がフワフワするなと思い、簡単にデータを拾ってみることにした。…

高利貸が取ったカネはどこに行ったのか。

引き続いて武富士の話である。過払い問題の本質は、利息制限法で規定される金利以上に借り手が過去払っていた金利の返還である。武富士の全過払い債務は1-2兆円だという報道が出ていたが、この幅広いレンジに戸惑うものの、年間1000億弱のキャッシュアウトが…

武富士会社更生法考

武富士が会社更生法との報道が出ていた。消費者金融の中堅以上では、アエルもクレディアも民事再生法だったが、なぜ会社更生法かと考えてみると、中の人の苦労が偲ばれる。正しい意思決定への正しい第一歩なのだろう。月曜の株価は勿論ストップ安ということ…

Hinokicho Park by 24-120mm f/4G

家から歩いていける距離の東京ミッドタウンへ、歩けと言わんばかりの涼しい日に、楽してクルマで行ったら、罰が与えられて駐車場でちょっとコスってしまった。ヒィィ。小判がまた飛んでいく・・。それはさておき、オクトーバーフェストのビールを飲ませるイベ…

高倍率ズーム VS 標準ズーム

レンズについての、かなりオタクなエントリを書いたが、ちょっとだけ続き。高倍率ズームの画質が本当にイマイチかをちょっと考えてみたい。前エントリの中で、購入した24-120mm f/4Gは、DXの高倍率ズームである18-200mmよりは良いと書いたが、サンプルはノイ…

AF-S VR Nikkor 24-120mm f/4G 実写比較サンプル

昨日発売日のニコンの新レンズ、24-120mm f/4GをD700以来の発売日ゲットで買ってしまった。よく考えると、FXの標準レンズは4本目である。馬鹿高い24-70mm f/2.8G、リーズナブルな24-85mm f/2.8-4D、そして中古を格安で保護した28-70mm f3.5-4.5Dが我が家に砲…

北東北写真紀行

[NIKON D90 + AiAF Nikkor 24-85mm F2.8-4D] 三連休は、ふらっと当日思い立って秋田に向かい、八戸から帰ることにした。その間の宿は家を出てから考えることにした。北東北だから昼は暑いが夜はしのぎやすくなっているに違いない。最悪、クルマの中で寝ても…

D7000は、ミラーレス一眼へのニコンの回答である。

前エントリ通りのスペックでD7000は今日13時にリリースされる様だ。発売開始は14万。こなれてくれば10万前後の機種にしては、モンスタースペックである。いま、SONYのNEXや、Panasonic/オリンパスのMicro 43rsの機種など、一眼レフからレフレックスミラーを…

NIKON P7000 & D7000

ニコンの新商品の噂について、近年独占的な地位を占めつつあるサイトがnikon rumorsだが、それによれば、今日コンデジのハイエンド機種であるCoolpix P7000が発表される様だ。画質重視で画素数を減らした1010万画素センサーを積む一方、28-200mmの7.1xと画質…

人口増は成長の母か、それとも失業の母か

ユーロもドルも一息ついた風情だ。この長期のユーロドルチャートを見ても、1EUR=1.2-1.3USDというのは2004年から2007年のボックス相場と同じで、居心地の良い水準だろう。○ユーロドル10年チャート(1ユーロ=xドル) 長期で見れば、人口減少国であるユーロは、…

日本の病の一つ目。「戦力の逐次投入」

まだ、考えがまとまりきって居る訳では無いが、幾つか典型的に日本人や日本企業が構造的、或いは風土的に不得意な種類の意志決定が有る気がする。読んで頂いている皆様も常日頃から、同じ事を感じているのでは無いだろうか。こういうステレオタイプに物事を…

大和トンネルを先頭に35km

東名を使う人は、24kmポストを憎み、そして怖れる。東名は24kmポスト地点で厚木基地の滑走路の延長線にぶつかり、落下物等からの安全確保の為、トンネル構造とされた。これが通称大和トンネルである。この辺りは、もともと勾配がやや立ち上がって2%程度ある…

EPON AF-302 + 重量カーボンシャフト

以前、遠藤製作所のアイアン製作で迷っているとエントリを書いたが、何とこのオタクなエントリに、同じ遠藤のアイアンを作っているとコメントを頂いたので、続編を認めることとする。 ○2010-03-24 ALDILA NV Pro 105 遠藤製作所というのはゴルフクラブのOEM…

円高ビジネス

強烈に忙しい。ブログどころか、呟ける暇も無いというのが正直な所だったが、やっと、ちょっと一息という感じである。いつの間にかドルは85円になっていた。銀行で働いていた時は、僕は根っからの円高派で、座ってたデリバティブチームから営業部門の方に行…

岡田監督、そして4-1-4-1

むちゃくちゃ忙しい。困ったもんだ。自分の起きてる時間から、仕事とワールドカップと全米オープンを差し引くとゼロである。それなら余り忙しく無いじゃないか、と思われる人も居るだろうが、そういう人にはもっと他に趣味とか自分の時間を持つべきだと忠告…

SATC2

悠久の昔、ヘッジの提案をした様な相場水準までユーロが下がってきたので、その事を書きかけたが、今日はニューヨークの話にした。真面目な話じゃなくて、映画のSATC2 (Sex And The City 2)のことである。 別に娯楽映画だし、米国では評論家からの評価もイマ…

当たり前の守備的サッカー /日本1-2イングランド 

暫くツイッターで遊んでたら6月になってしまって驚いた。またもやサッカーネタなのだが、勿論先週末のイングランド戦である。イングランドの得点は2点ともオウンゴールで点を入れられなかったからか、試合後ネットには、何やら「よくやった感」が漂っている…

岡田ジャパン代表発表と弱さの本質

岡田ジャパンの日本代表が発表された。12年前はカズを外した監督が、今回は川口を入れた。12年間に色々きつい経験もしたのだろう。12年前の岡田ジャパンで日本人最初のW杯ゴールを決めたのはカズと同世代の中山だった。トルシェもサプライズで中山を入れた。…

ホイアン

ハノイを離れて中部のホイアンに向かうことになった。夜汽車で行って、飛行機で帰るいつものパターンである。ディーゼル2連、客室は4人コンパートメントである。ヨーロッパで言えば、二等寝台相当と思われる。ホイアンには鉄道駅は無いので、中部最大の産業…

ハノイ

ゴールデンウィークはカレンダー通り休めることになって、慌ただしく旅に出ることにした。イランや南インドに最初は狙いを定めたが、エアチケットが20万の余もする。さすがに5日間では勿体ない気がして、半額以下のベトナムに行き先を変更した。勿体ないとは…

麻倉ゴルフ倶楽部でレッシュ理論実践の巻

個人には昨年より見応えのあったマスターズが終わり、ゴルフシーズン開幕である。身の回りでも、当たれば270−280ヤード飛ばすと豪語していた後輩が、「マスターズで、タイガー・ウッズの平均ドライビングディスタンスが283ヤード、池田勇太のそれが279ヤード…