好むと好まざるとに関わらず、
自存自衛の国家経営が、求められるだろう。
トランプは無理難題を押し付けてくる。
安倍一強以来の従米嫌中では、日本は凋落の一途だ。
戦後史を振り返ってみれば、対米基軸は外せなかろうが、
中国とも協調しなければならない。
太平洋戦争では負けたが、日中戦争では勝っていたなどという、
保守反動の日本会議を後ろ盾にした、安倍政治の継承では、
トランプに尻の毛羽まで毟り取られっちまうぜ。
自民党支持者に、切にお願いする。あなた方は愛国者を、
以って任じていると思う。高市早苗だけは、やめてくれ。
従米嫌中では、日本は、この先さらに、さらに凋落する。
米国べったりではなく、中国の覇権主義には待ったをかけつつ、
両大国の間に位置し、これを制御し、国益を追求する。
問題は、それを司る、吉田茂ほどの知力胆力に秀でた政治家が、
現今の日本に、存在するのか否か。答えは、NOだろうが。
先般の自民党総裁選に立候補した9名の中では、
林芳正が、いちばんマシだろう。
タモリが喝破したように、日本は今、戦前なのである。
ウクライナでは、中東では、すでに戦中である。
世界各地でさらに戦争が起こること、
第三次世界大戦も有り得ることを前提に、
自存自衛の国家経営を追求していく外ない。
まずは、食糧自給率の向上である。
これなくして、国民生活の安寧など有り得ない。
そして、防衛・外交政策では、
故大平正芳総理が提唱した「ハリネズミ国家・全方位外交」、
これに尽きるだろう。
覇権争いの米国、中国の両方にいい顔するなんて、できっこない。
それが、できるんだ。日本は。ジョーカーは、日本国憲法である。
日本国憲法こそ、護国の最終兵器。
憲法改正は、日本を、再び戦争へ、導く。