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B/43を運営する株式会社スマートバンクのメンバーによるブログです

社員の成長と安心を支えるスマートバンクの入社オンボーディング

この記事はSmartBank Advent Calendar 2024の21日目の記事です。
昨日はKohei_Murataさんの「スマートバンクのマーケティング部とは?B/43のユーザー獲得の今とこれから」をお届けしました!


こんにちは、スマートバンクで人事をしているkimiです!
スマートバンクでは、毎月新しいメンバーを迎えています。そのメンバーが一日も早く職場に馴染み、活躍できるように、私たちはオンボーディングに力を入れています。

中途入社者の場合、これまでの経験やスキルを活かしてすぐに成果を出してほしいと期待しがちです。しかし実際には、新しい環境ではどんな方でも会社のカルチャーや人間関係、業務に慣れる必要があります。このステップをしっかりサポートすることで、早期に活躍できる状態をつくることができると考えています。

今回は、私たちが実際に取り組んでいる入社オンボーディングプログラムについて、その目的や具体的な内容をご紹介いたします。

以前にCREチームでサーバサイドエンジニアを担当しているtmnbさんがオンボーディングのポイントについて書いているので、そちらも合わせてみていただければと思います。

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オンボーディングの目的とは?
オンボーディングとは、新しい社員が会社やチームにいち早く適応できるように支援するプロセスです。以下の4つを主な目的としています。

  1. 企業文化の共有

    企業のミッションやビジョン、バリューを伝えることで、新しい社員が自分の役割や取り組むべき方向性、何を大事にして行動すべきかを理解しやすくします。

  2. 信頼関係の構築

    会社のメンバーとのつながりを深めることで、新しい環境に安心して溶け込むことができるようにします。

  3. 業務スキルの習得

    必要なツールやプロセスについて早期に習得できるよう、ドキュメントの共有や学ぶ機会を提供します。

  4. 会社のルールや制度の理解

    会社で働く上でのルールや各種制度、働く環境について正しく理解できるようにします。

 

オンボーディング体制とプログラムについて

オンボーディング体制
スマートバンクではマトリクス組織を採用しているため、実際に取り組む業務において、同職種のメンバーが同じプロジェクトに参加していない場合があります。その結果、一部の業務で十分なサポートを受けられない可能性が生じることもあります。この課題を解消するために、バディ・メンター制度を導入し、各方面からサポートを受けられるように以下の体制を整えています。


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オンボーディングプログラム
オンボーディングは、以下の2ステップで構成さえています。

ステップ1:働く準備をする
①初日の入社オリエンテーション&社員交流
②職種ごとの必要な知識・情報のインプット

ステップ2:自走して働く
①プロジェクトやタスクのアサイン&フィードバック

オンボーディングの全体像

 

テップ1
①初日の入社オリエンテーション&社員交流
初日は何かと緊張するものですが、オンボーディング全体の流れを最初に説明することで、新入社員の方に安心感を持っていただけるよう努めています。また、初日は2日目以降に安心して業務に取り組めるよう、必要な準備を行う時間として位置づけています。
具体的には、PCのセットアップ、Google WorkspaceやSlack、Notionなどのツール設定、オフィス環境の説明、労務ガイダンス、評価制度の説明などを実施します。
スケジュールやタスクはNotion上でリスト化し、後からでも簡単に振り返られる仕組みを整えています。もし作業が初日に完了しない場合でも、確認しやすいようにしており、後日対応がスムーズに進むよう配慮しています。

 

カルチャーの共有
スマートバンクが大事にしているカルチャーを共有するために、入社後のオンボーディングの中でもいくつかの取り組みを行っております。

「Think N1」カルチャーを感じてもらう入社初日からスタートするUXリサーチオンボーディングblog.smartbank.co.jp

入社3ヶ月以内に実施される新入社員向けバリューワークショップblog.smartbank.co.jp

Be Openなコミュニケーションを実現するためのルール
組織のオープンさ、透明性を大事にしているため、slackは基本オープンチャンネルを利用しDMは原則使わないというルールが設定されていたり、Notionにある議事録は本部長会議なども含めてほぼ全て見れるようになっております。smartbank.co.jp

社員交流(社内ネットワークの構築)
上司や同僚など社内のメンバーとの関係構築を支援し、新しい環境下で気軽に質問ができフィードバックをもらえる状態を早期に作るための支援を行っております。

新入社員歓迎ランチ
入社当日、新入社員を他のメンバーに紹介するコンテンツとして、「アキネータークイズ形式」のオンライン歓迎ランチを実施しています。このランチでは、全社員が参加し、新入社員に対して「Yes」または「No」で答えられる質問を投げかけます。趣味や好きな食べ物など、その人にまつわるクイズを通じて、新入社員の人柄が自然と伝わる場を提供しています。
カジュアルでリラックスした雰囲気の中、楽しく交流を深めることで、多くのメンバーに自身のことを知ってもらえる機会をつくっています。

メンバープロフィール一覧
Notionのドキュメントに「SmartBankメンバー一覧」があり、そこは各メンバーの自己紹介ページとなっており、自分についても知ってもらえるし、各メンバーの情報も知ることができるようになっています。
いつでもどんな職種のどんなメンバーがいるのかを確認できるようにしております。

社員を知る会
入社後約2週間の間で、新入社員が既存社員について知ってもらう会となっております。参加メンバーから新入社員に対して前途の「SmartBankメンバー一覧」の自己紹介ページを利用しこれまでの経歴や趣味などに加えて、バイト遍歴やスマートバンクに入社してやったことなどをBe Openに伝え、様々な職種メンバーとの交流する機会を作っています。

 

ステップ1
② 職種ごとの必要な知識・情報のインプット
入社2日目以降は、職種ごとのオンボーディングとして、必要な情報のインプットを行います。上長や同職種のバディを中心にサポートを受けながら、業務に必要な知識や、職種別で使用するツールやその環境のセットアップなどを進めます。
これらも入社時チェックリストにまとめられており、新入社員が適宜確認しながら進められる仕組みになっています。サポートを受けながら、インプットと環境整備を効率的に進められる体制を整えています。

 

ステップ2
①プロジェクト/タスクアサイン&フィードバック
プロジェクト/タスクアサイン
入社後、上長との1on1を通じて、期待される役割のすり合わせを行います。その中で、短期間で成果を出すためのタスクとして”Good First Issue”を設定します。
“Good First Issue”とは、新入社員が最初に取り組むタスクのことで、短期間で成果が見えるような小規模かつ達成しやすい内容に設定されます。これにより、新入社員は早い段階でスモールウィン(小さな成功体験)を得ることができ、周囲からの評価や自己効力感の向上につながります。
この取り組みは、新入社員がスムーズに組織へ溶け込み、自信を持って次のチャレンジに進むための重要なステップとなり、組織全体にも好循環をもたらします。

フィードバック
入社から約2週間後と1カ月後のタイミングで、上長やバディとのフィードバックを実施します。この際、KPT(Keep, Problem, Try)のフレームワークを用いて振り返りを行い、新入社員の立ち上がりをサポートします。
さらに、この振り返りを通じてオンボーディングプロセスそのものの改善にも取り組み、新入社員がよりスムーズに馴染める環境づくりを目指しています。

 

まとめ:新しい仲間の成功をみんなで支える

スマートバンクは、人を大切にする会社です。そのため、社員一人ひとりが自信を持って活躍できる環境づくりに全力で取り組んでいます。その第一歩として、私たちはオンボーディングを非常に重視しています。

実際に、現場の社員が感じた課題をもとに、Super Ownershipでオンボーディングの全体像を整理し、バディ・メンター制度や“Good First Issue”といった仕組みを導入するなど改善に取り組んできました。その結果、社員全員が一丸となってオンボーディングに力を注いでいます。

新しい仲間が「この会社を選んで本当によかった」と感じられるよう、私たちはこれからも社員全員で力を合わせ、オンボーディングを進化させ続けていきます。

 

最後に

現在、各ポジション積極採用中なので、少しでも興味のある方はぜひお話ししましょう!smartbank.co.jp

スマートバンク主催のイベントが12月に開催されております。
今回は、エンジニア向けのイベントになっておりますので是非エンジニアの皆様ご参加いただければと思いますsmartbank.connpass.com

明日はkanekoさんの記事です。お楽しみに!

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In this blog, engineers, product managers, designers, business development, legal, CS, and other members will share their insights.