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トロピカル~ジュ!プリキュア 第31話感想

2021年10月05日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
 今話の名セリフ:「私達、仲間でしょ? 同じプリキュアの。」(ローラ)

 「トロピカル~ジュ!プリキュア」第31話「トラブル列車! あすかの修学旅行!」の感想です。


~ オープニング前 ~
 ある日、あすかは、3年生の修学旅行で寝台列車に乗っていました。
    
    
 しかし、あすかのカバンに異変が。あすかは、カバンを持って、急いでトイレに向かいました。
 異変の正体は・・・、
   
「ああ・・・。窮屈だった・・・。」
「くるるん!」
「ちょ、ちょっと、アンタ達・・・。」
   
「どうも!」
「くるるん!」
   


~ Aパート ~
 ローラは、修学旅行に行きたかったため、事前にアクアポットの中に入り、あすかのカバンの中に忍び込んでいました。
 その直後、あすかとローラは、車掌としてこの列車に潜んでいたヌメリーを目にします。もちろん、生徒達のやる気パワーを奪うのが目的です。

 近くには、百合子の姿が。見られてはマズイと感じたあすかは、急いでローラやヌメリーを隠しました。
 さらに、列車が駅に停車しました。あすかは、列車を出て決着を付けようと考えますが・・・、
   
 ちょっ。敵のド真ん前なのに、もぐもぐタイムとか、緊張感ねーな(笑)。まあ、マイペースなコイツらしいですけどね。

 ヌメリーとしても、この狭い列車の中では超ゼッタイヤラネーダを出せないため、あすかの要求に応えて、列車を出ました。
 そして、にらみ合うあすかとヌメリー。
   
   
    
    
    
   
 ここは、あすかの作戦勝ち。ヌメリーを駅に取り残させました。

 それから少しして・・・、

「滝沢さん。誰と・・・。」
「何か用?」
   
   
「今、話し声が聞こえたようだけど・・・。」
「ずっと1人だ。」
   
「さっき外で、誰かともめていたんじゃ?」
「いや。別に。」
    
「生徒会長として言うわ。また、もめ事を起こさないで・・・。」
「何?」
    
「変わってないのね・・・。」
    
   

    
   
「だから、出歩いたら見つかるだろ。」
「大丈夫よ! その時は、その時!」
   
「ねえ、さっき生徒会長の言っていたもめ事って何?」
「別に。大した事じゃない。」
    
「そんな訳ないでしょ。ね、言ってみなさいよ? 旅の恥はかき捨てって言うじゃない!」
   
「何?」
「授業で習ったわ! 旅では恥ずかしがらずに、何でも言いなさいって事!」
「意味が違うだろ! 旅先では、知らない人だから恥ずかしい事を言っても何ともないって意味だ!」
    
「やっぱり同じじゃない!」
   
   
「旅先では心を開いて打ち解けられるって事では。」
   
   
「私達、仲間でしょ? 同じプリキュアの。」
「仲間・・・。」
    

「百合子とは、小学校から一緒だったんだ。性格は全然違うけど、気が合った。」
   
「中学になってからは、一緒にテニス部に入って・・・。」
   
    
   
    
   
    
「あれは、地区大会の事だった・・・。その頃になると、私達は強豪校からマークされるほどになっていた・・・。」
「敵が多かったって事ね。」
「ああ。」
   
「そして、決勝前の出来事だった・・・。」
   
「早くしなさい! 見つかっちゃうわよ!」
「分かってる!」
    
   
「おい!」
    
   
「ふざけるな! よくも仲間のラケットを!」
   
「ちょっと、あなた達! 何してるの!」
   
「ロッカーを間違えただけだって!?」
「ええ・・・。そう言っているわ・・・。」
「あいつらが!?」
    
「私は見たんだ! 百合子のラケットに細工をしようと・・・。」
「でも、証拠はない・・・。」
「証拠!?」
「それから向こうは、あすかに暴力を振るわれたって・・・。」
   
「私は何もしてない!」
「でも、胸倉を掴む姿を何人も目撃してる・・・。」
「止めただけだ! 悪いのは、あいつらだろ!」
   
「分かっているわよ!」
「百合子?」
   
「私があなたを信じない訳ないでしょ・・・。でも・・・、あなたの対応は、決して正しかったとは言えない・・・。」
   
「いつも言ってるでしょ? すぐにカッとなるから、こんな事になるの・・・。」
   
   
「暴力事件として表沙汰になれば、テニス部は活動停止。悪くすれば、廃部・・・。」
「廃部? まさか・・・。」
    
「でも、大丈夫よ。今回の事は公にしないように話をつけたから・・・。」
「話をつけた?」
    
「私達2人と相手が、今回の試合を、棄権する事を条件に・・・。」
「棄権?」
    
「そんなのおかしいだろ! こっちは何も悪くないのに棄権?」
   
「みんなは納得できるのか? こんなおかしな結論を!」
   
「私達仲間で正々堂々戦おう! そうすればきっと・・・。」
   
「もし騒ぎが表沙汰にされたら・・・。」
「試合に出たいです・・・。」
   
「だから! そんな事にならないよう抗議するんだ!」
   
   
「みんな・・・。」
   
「あすか! 棄権します! テニス部の部長として、仲間のために・・・。」
   
「仲間、のため・・・。」
   
    
「そんな仲間なんて・・・、」

「待ちなさい! あすか!」
    
「仲間なんて・・・、いらない・・・。」
    

   
「あすからしいわね・・・。」
   
「それで生徒会長とも険悪って訳ね。」
    

 その頃、あすか達の乗っている列車に、超ゼッタイヤラネーダとヌメリーが並走していました。
    


~ Bパート ~
 その後、超ゼッタイヤラネーダは、列車の最後尾に。
 生徒達は列車の前の方に避難していました。あすかとローラはプリキュアに変身したいところですが、人に見られる恐れがあるため、生徒達の避難を優先します。
    
    
   
 その後、超ゼッタイヤラネーダは、列車を止めようとしました。速度が急激に落ちた事により、百合子は吹き飛んで気絶してしまいます。
 列車が止まってすぐに、生徒達のやる気を吸い取りました。ですが、プリキュアに変身するチャンスができました。

 という事で、あすかはプリキュアに変身。その直後・・・、
   
「大丈夫か?」
   
    
「ええ・・・。大丈夫です・・・。」
「そうか・・・。良かった・・・。」
    

 ラメールは一足先に戦闘中。すぐに、フラミンゴも戦闘に加わり、2対1に。
 少しして、フラミンゴは、ぶっとびフラミングスマッシュを放ちました。
    
    
   
 ダメージは与えたものの、まだ怯まない超ゼッタイヤラネーダ。
 ちょうどその時、サマー、コーラル、パパイアがやって来ました。朝からあすか達を追いかけていたのが、ここで合流となりました。
 その後、ラメールは、超ゼッタイヤラネーダからやる気パワーを取り返します。そして、ランドビートダイナミック。超ゼッタイヤラネーダをやっつけました。

 それからしばらくして・・・、
「あれは、夢・・・?」
   
    
「・・・だったのかしら?」
   

 サマー、コーラル、パパイア、ラメールの4人は、あおぞら市に向かって走っていました。
 まなつ達は、あすかの忘れ物を届けるのが目的で、あすかの乗っている列車を追いかけていました。旅行に出る前、ローラがあすかの旅行バッグに忍び込んだ拍子に、あすかがいつも使っている枕が落ちてしまい、それを届けにきました。

 その頃、あすかは・・・、
「わざわざ枕をね・・・。」
   
「変わらないのね。枕が変わると眠れないの。」
    
   
「くるるん・・・。」
「え・・・。」
   
「まさか・・・。」
   
    
「何で、くるるんがいるんだよー!?」
   

 今回は、これで終了です。


次回:「駆けろランウェイ! さんごのファッションショー!
 さんごは、急遽モデルとして、大好きなファッションショーに出演する事になりました。
 ところが、緊張でリハーサル中にランウェイで転んでしまいます。自分は場違いなんじゃないかと落ち込むさんごですが・・・。


【まとめ】
 3年生の修学旅行で寝台列車に乗っていたあすかは、無人列車が変化した超ゼッタイヤラネーダとヌメリーが追いかけてきているのを目にし、こっそりついて来たローラと一緒にプリキュアに変身して超ゼッタイヤラネーダに立ち向かい、やがてローラを追いかけてきたサマー、コーラル、パパイアも合流して、超ゼッタイヤラネーダを退治する事ができました。

 さて、前話では、あすかが元テニス部員だった事が明らかになりましたが、今話では、テニス部を辞めた理由が明かされました。
 辞めた理由については、同情するところがありますね。あすかはあすかなりに仲間のために行動し、正義感を貫こうとしたものの、それが仲間に受け入れられなかったのは辛いものがあるでしょう。あの出来事の後だと、仲間が信じられなくなるのも分からなくはありません。

 ですが、いき過ぎたところがあったようにも感じました。その場で注意すればいいのを、相手の胸倉を掴んでまで悪事を訴えるのは、少しやり過ぎな感はあるかも。まあ、そのあたりは、正義感の強いあすからしいとは思いますが。
 悪い事をしようとしたのは相手側ですが、実際は未遂に終わり、一方、悪事を訴えた側は、胸倉を掴むという行為に及び、しかも、何人かに見られたとなれば、あすかの方に非があると思われても仕方のないところ。他にやり様があったと思うと、決してあすかが悪くなかったとは言えないでしょうね。

 あすかの行為は暴力事件として公になる恐れもありましたが、百合子は、相手と話し合って、試合の棄権を条件に、それを避けようとしました。しかし、あすかは、それに納得いかず、抗議しようとしたものの、仲間達に受け入れられず、居心地の悪さから部を離れました。
 納得いかないから抗議というのは、スポーツの世界では珍しくなく、曲がった事や筋の通っていない事が嫌いなあすからしいとは思いましたが、ここは棄権を受け入れた方が良かったでしょう。抗議をしたとしても、結論は覆らず、あすかの行為が暴力事件として広まる恐れがあったでしょうし。
 百合子としても、あすかの事は信じていましたし、抗議をしたい気持ちもあったでしょう。だが、抗議が通らなければ、テニス部が活動停止となり、事件とは無関係の部員達が迷惑をこうむってしまう。それは、部長としてやってはいけない事。筋を通す気持ちを抑え、棄権を受け入れて、被害を最小限にするのは賢明な判断だったと思います。

 あの時のあすかにとって一番大事な事は、間違っている事を間違ったままにせず、正論を通す事ではありましたが、それが周りにどんな影響を与えるかを考えると、一歩引く勇気が一番大事な事だったでしょう。まあ、あの場面で冷静にそう判断するのは難しい事だと思いますが。
 今回のローラも、修学旅行体験を一番大事な事と考え、こっそりついて行きましたが、その結果、あすかはローラを隠す事に神経を使う事となり、まなつ達もローラを連れ戻すために遠くの地まで行く事になって、迷惑をかけています。
 今一番大事な事は、周りの事を考えると本当に大事な事なのか。今話は、それを考えさせる良い内容だったと思います。

 という事で、初登場回から約半年が経ち、ようやく、あすかの過去が明かされましたが、これで終わりではないでしょう。
 あすかと百合子が不仲なのは変わっておらず、どこかの回で仲直りしてほしいと思いますね。今後のあすかメイン回で、そういう話が来てほしいと、楽しみにしています。

 さて、次回は、さんごメイン回。普段目立つ事は苦手なさんごがファッションショーに出演するという事で、成長要素にはかなり期待しています。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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