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HUGっと!プリキュア 第23話感想

2018年07月14日 | HUGっと!プリキュア
 今話の名セリフ:「大丈夫! はなは間違ってない! もう、我慢しなくていい!」(野乃すみれ)

 「HUGっと!プリキュア」第23話「最大のピンチ! プレジデント・クライあらわる!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 クライアス社では、リストルが、新たなプリキュアとミライクリスタルが想定以上に増え、10個のミライクリスタルが確認されている事を、社長に報告していました。
 しかし、これは、計画が順調に進んでいるとの事です。

 そんな中、ハリーの家では、はぐたんがミライクリスタルからアスパワワを受け取り、今日も笑顔。
 はぐたんにアスパワワをあげる事が、どうして成長に繋がるのかは分かりませんが、さあやは、歯固めのようだと言います。
 「歯固め」というのは、「歯固めの儀式」の事。歯固めの石を使って、赤ちゃんに丈夫な歯が生えるように、元気に成長できますようにと、お願いするというものです。
「はぐたん、元気に大きくな~れ!」
   



 オープニングは、映像が一部変更されました。変更箇所を画像で列挙していきます。
    
    
    
    
 えみるとルールーがプリキュアになった事による変更が主体ですね。前半は華やかになっています。
 後半は、敵幹部の変化が見所でしょう。前話までと比べると、だいぶ様変わりしていますね。

 また、オープニング終了直後の提供画像も変わりました。
   
 何だ、この美少女達は・・・。キャラデザ担当・川村敏江さんの本気を見た気がします。



~ Aパート ~
 日に日に成長しているはぐたんに、はな達は感慨深く感じます。
 また、学校ではプリキュアの事で話題になっていました。ヒーローでカッコいいと称賛されていますが、それを聞いたはなは何かを思い出します。
   

 しばらくして、放課後。
 この後、ほまれは次の大会のために練習する予定があり、さあやも撮影があるそうです。えみるとルールーは、えみるの家でギターの練習をするとの事。

 少しして・・・、
「みんな、夢に向かって頑張ってるな。私は・・・。うーん・・・。」
   
    

 その直後、雨が降り出しました。
 はなは、近くの東屋で雨宿り。そこには、例の男がいました。
「大丈夫?」
「ありがとうございます。傘忘れちゃって・・・。」
   
「僕もだ。傘は嫌いなんだ。息苦しい。」
「空が見えないから?」
    
「そうかもしれないね。周りからは、大人なんだから、そういうところをしっかりしろと言われるんだよ。」
「そうかも!」
    
「大人か・・・。」
「上手だね。君の夢?」
「うん! お花屋さんもいいし、デザイナーも気になるし、決められなくて・・・。」
    
   

「僕も夢があるんだ。」
「大人も夢を見るの?」
   
「理想の王国。そこでは、皆が心穏やかに微笑みを絶やさない、花が咲き乱れる、美しい国。」
「その夢、めっちゃイケてる!」
「そう?」
   
「私もそんな未来を作りたいな・・・。」
   

「君は・・・、素敵な女の子だね。」
    
 そう話していると、空が晴れました。しかも、虹まで出ています。
 しかし、男の姿がなくなっていました。

 その頃、クライアス社では・・・、
「チャラリートに続き、パップルまでも・・・。どいつもこいつもなっとらん! 私が行けば5分で終わる事を!」
   
「その言葉にウソはないな!」
   
    
 そう言われたダイガンは、社長の期待に応えんと、出撃を引き受けました。それも、5分で終わると言って。

 少しして、ダイガンは、トゲパワワの気配を感じました。
「えーと・・・、どうするんだったかな・・・。」
   
「明日への希望よ、消えろ!」
   
   
「ネガティブウェーブ!」
    
   
「発注! オシマイダー!」
    
   
 はな達はオシマイダーの気配を感じ、プリキュアに変身します。

「私の名前はダイガン。今までの雑魚社員とは一味違うぞ!」
    
「私が登場したからには、5分で・・・、」
   
    
   
「な、何が起きたのです!?」
   

「いやー、宣言通りとは恐れ入る。本当に5分で終わったねえ・・・。」
    
「いや、5秒だったかな。」
   
「ドクター・・・、トラウム・・・。なぜ・・・。アンタもクライアス社の・・・。」
   
 すぐに、アンジュはダイガンの元に駆けつけ、彼を助けようとします。
「ありがとう・・・。とても楽になった・・・。私も、もう一度・・・。」
    
    
「まさか宿敵であるプリキュアに癒されて退場とは、まったくうらやましい。・・・じゃなかった。何ともけしからんヤツだ!」
   
 いやいやいや、どう考えても、うらやましいじゃないか! これだけ可愛い女の子達に最期を看取られるなんて、幸せの絶頂やろ。くそう、ダイガンめ。出オチしておきながら、おいしい思いしやがって・・・。(笑)

「仲間じゃ・・・、なかったの!?」
「お嬢さん。30過ぎた大人には、そんなもの存在しないんだよ。」
   
   
「同じ会社で働いてたんでしょ!」
「彼は我が社のお荷物だったんだ。」
   
「お荷物・・・? 人を物扱いするな!」
   

 しかし、ドクター・トラウムは意に介さず、「猛オシマイダー」を召喚。
    
    
    
   

 プリキュア達は、猛オシマイダーのパワーに押されます。そんな中、例の男が近くに現れました。
 エールは避難するよう言いますが・・・、
「遅いぞ、社長。」
「社長・・・?」
    

 そう、この男こそが、クライアス社の社長、ジョージ・クライ。「プレジデント・クライ」とも言われている男です。
 直後、クライの力により、プリキュア達の持っているミライクリスタルが上空に。
「この時を・・・、待っていた。」
   
   



~ Bパート ~
 ミライクリスタルが奪われた事で、プリキュア達の変身が解けてしまいました。さらに、ミライクリスタルが闇に染められます。
「どうして・・・? 夢があるって・・・、みんなが笑顔の国を作るって・・・、話して・・・。」
   
「新たな苦しみがなければ、皆、笑顔でいられるだろう? だから・・・、時間を止めよう。皆が笑顔のまま暮らせるように・・・。」
    
    
「共に終わらぬ永遠を・・・!」
    
    
    
    
   
「もう何も生まれない・・・。永遠の幸せの始まりだ・・・。」
   

 しかし、そんな中、はぐたんの泣き声が。クライは、はぐたんをゆっくりと引き寄せます。
 はぐたんは、ほまれ、さあや、えみる、ルールーの名前を叫ぶも、反応しません。あと少しで、はぐたんがクライの手中に収まろうとした時・・・、
「マ・・・マ・・・!」
   
   

「やめて! みんなカッコ悪いよ!」
   
    
    
「大丈夫! はなは間違ってない! もう、我慢しなくていい!」
「ママ・・・。」
    
「はなの未来は・・・、無限大!」
   

「マ・・・マ・・・!」
   
    
「はぐたん!」
   
 そして、ミライクリスタルがはなのところに戻り、再びプリキュアに変身。
「はぐたんを・・・、泣かせるな!」
    
    
「はぐたん・・・。」

「ママ!」
    
 他のミライクリスタルもはな達のところに戻り、5人全員が再びプリキュアになれました。
「はぐたんは・・・、私達が守る!」
    


 直後、クライは、ドクター・トラウムに後を任せ、自らは退場します。
 そして、猛オシマイダーと再戦。今度は、高い気力で、猛オシマイダーを追い詰めます。
 最後は、マシェリとアムールがツインラブロックビートで、猛オシマイダーを浄化しました。

 クライアス社では、ジェロスがクライの帰還を出迎えました。
「計画は上方修正だ。世界にはまだアスパワワがあふれている。未来へ向かう物語。その道筋を描くのに正しいのは僕か? 君か・・・。」
   
   

「やっと来てくれた・・・。」
   
「ビシン。お前の出番だ。」
「いいの? ボク、全部壊しちゃうよ?」
    


 少しして、ハリーの家では・・・、
「ミライクリスタルホワイト・・・。何で、力が戻らんのや・・・。未来っちゅうのは、思う通りにならんもんやな・・・。」
   
「けど・・・、良かったのかもな・・・。そのおかげで、クライアス社から見つからへん。これが、力を取り戻したら・・・。」
    
   
「大丈夫?」
「何や、お前! ビックリさせるなや!」
「はあ? 何なの? 心配してたのに。」
    
「なんかアンタ、最近ずっと元気ないっていうか、ハグマンでちょっときつい事言っちゃったかも、とか・・・。」
   
   

「大丈夫や! ありがとさん!」
「無理矢理は聞かない。けど、マジできつい時は1人で抱え込まないで。それだけは約束して。」
    
   
「分かった・・・。」
    


 その後、ほまれとハリーが家の中に入ると、さあや、えみる、ルールーが、この先のクライアス社の動向に対して不安を抱いていました。
 しかし、はなは・・・、
「これまで通りだよ!」
   
「はな先輩?」
「私の13歳の夏休みは1回だけなんだもん! はぐたんと一緒に、新しい楽しい事、いーっぱいする! キュアスタを思い出で、いーっぱいにする!」
    
「クライアス社なんかに負けない! 私達のアスパワワは無限大! だー!」
    

「はぐたん・・・。そうだね。うん!」
「ルールー。えみる。ギター弾いて!」
    

「オッケーなのです!」
「練習の成果、お見せします!」
   
    
    
   
「ホンマすごいな・・・。プリキュアは・・・。」
    

 今回は、これで終了です。


 エンディングも変わりました。タイトルは「HUGっと! YELL FOR YOU」。
 歌い手は、前のエンディングの歌い手3人に、キュアマシェリ役の田村奈央さんと、キュアアムール役の田村ゆかりさんが追加。
 当然、CGダンス付きです。振付担当は、前のエンディングと同じく、「振付稼業 air:man」。

 やはり、ダンスするプリキュアが5人に増えて、華やかさがありますね。陽気な曲調は前と変わらず、暗い展開が話が終わっても、いい感じに気分を回復させてくれるように思います。



次回:「元気スプラッシュ! 魅惑のナイトプール!
 町内会の夏休みイベントでナイトプールをやる事になりました。
 可愛い水着に、おしゃれな飾りつけ、そして、ライブと、イベントは大盛り上がり。そんな中、オシマイダーが現れ・・・。


 エンディングの提供画像も変わりました。
   

    今回のエンドカード
 何だろう、「ぶっとびなウェーブ」って。まあ、いい歳こいて制服ってのは勘弁な。(笑)


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 謎の男・ジョージがプレジデント・クライとして、はな達に姿を見せ、世界中の時を止めましたが、はぐたんの泣き声を聞いたはなは、はぐたんを守りたい想いからピンチを脱し、敵側の新たな脅威に怯む事なく、前を向きました。

 ストーリーの大きな節目を迎えた回でした。特に、敵サイドが大きな変化を見せ、オシマイダーの強化版「猛オシマイダー」と戦ったり、クライアス社の社長が出てきたり、新たな敵幹部が出てきたりと、これまで以上の脅威を見せつけてきました。
 そんな中で、プリキュア達が今後どう戦っていくのか、真価が問われるところで、はな達5人の絆とか、5人合体技などに大いに注目していきたいものです。

 クライアス社が新たな脅威を見せた一方、ダイガンが初出撃にして退場という、まさかの結末を迎えました。それも、Aパートでの終了とか、あまりにも想定外でしたね。
 仲間によって倒されたという事から、敵側のあり方を問うようなシリアスな場面のように思いますが、出オチというインパクトが強く、早過ぎる退場に笑ってしまいました。それもこれも、ドクター・トラウム! お前が「まさか宿敵であるプリキュアに癒されて退場とは、まったくうらやましい」なんて言うからだ!(笑)

 やはり、ここ何回か「5分で終わる」と言いまくっていたのがフラグだったんでしょうか。
 どこか締まらないオシマイダー発注や、弱そうなオシマイダーは、ロクな結果は出せないと思いましたが、それにしても今話で退場はなあ・・・。どこかメタボっぽい体質なのも良くなかったんでしょうかね。(笑)
 何より、今話から変わったオープニング映像にダイガンがいなかった事が、今話での退場を物語っていたのかもしれませんね。

 社内で高い役職に就きながら「5分で終わる」という発言は、どこか仕事をナメていると思われ、印象を悪くしてしまうのも致し方のないところでしょう。そう言うヤツほど結果は残せない事も、リストルに見抜かれていたかもしれませんね。
 どんな仕事でも、「5分で終わる」なんて軽視しちゃいけない。ダイガンの退場劇を見て、そう感じました。せめて「10分で終わる」くらいにしておかないと・・・。(大して変わんねーよ(笑))

 また、これまで何度かはなに接触してきた謎の男・ジョージが、クライアス社の社長である事が今話で明かされましたが、これは、そんなに驚くような事ではないですね。初登場の時から、クライアス社の人間、もしくは、元社員のような雰囲気を感じていましたし。
 20話ではぐたんに触れた時の怪しさが、ヤツがプレジデント・クライだと思わせる決定打でしたかね。何となく、はぐたんの父親でもあるような気がしますが、その真偽は、今後の楽しみにしたいものです。

 具体的な言及はありませんでしたが、クライの掲げる「本当の幸福」というのは、新たな痛みや苦しみが存在しない世界の事なんでしょう。その実現のために、時を止め、未来を生み出さないという結論に至ったのでしょうね。
 確かに、笑顔を浮かべている時に時間を止めれば、その人はずっと笑顔でいられます。それに、時が進まなければ、欲求が生まれる事もありません。
 私達人間は「欲」に右往左往される事が、しばしばあります。「欲」を巡って、人と人との衝突は絶えませんし、場合によっては、戦争に発展する事だってあります。
 そう考えると、クライの言い分は正しいように思えるでしょう。

 だけど、時を止める事が、「本当の幸福」を実現するための最適手段とは思えないんですよね。
 笑顔の状態で時を止めれば永遠に笑顔でいられると言っても、それは、あくまでも表面上の話。時が止まっていれば、心も停止している状態で、「死」と何ら変わりありません。
 それが、本当の笑顔とはとても言えないでしょう。

 それに、時は未来方向にしか進まないのが不変の真理。過去に遡ったり、停滞する事は起こりえず、自分のしでかした失敗は失敗として残ります。そんな中でどう生きるかが、私達人間の真価と言えるでしょう。
 痛みや苦しみを避けられるんだったら避けたいでしょうけど、なりたい自分とか夢って、そういうのを乗り越えた先にあると思うんですよね。「本当の幸福」は、楽しさとか喜びだけでなく、痛みや苦しみなども含まれているのでしょう。つまり、生きている事が「本当の幸福」なんでしょうね。

 おそらく、クライは、かつて、時を止める以外の方法で、皆が笑顔になれる国を作ろうと考えていたのかもしれません。
 だけど、何かの出来事で大きな挫折を味わい、未来に希望を感じなくなったのでしょう。それならば、時を止めて終わりのない今を作る事が「本当の幸福」と結論付けたように思いますね。
 そう思うと、クライのやってる事は、どこか、現実逃避のように感じます。クライの過去も気になるところではありますが、それが明かされるのは、最終決戦を迎えてからでしょうね。

 また、今話は、クライアス社が大きな変化を見せただけでなく、はなに壮絶な過去があった事も明かされ、私的には、それが今話の大きな見所だったように思います。
 具体的に語られてはいませんでしたが、おそらく、前の学校では、いじめられている子をかばったら、それが面白くないととられ、いじめられるようになってしまったのでしょう。間違っている事をちゃんと間違っていると言ったのに、白い目で見られるとか、辛いですよね・・・。

 いつも元気で明るく、誰にでも気さくに話しかけられる子。それが、私がはなに対して抱いている印象で、「めちょっく」というフレーズも、「めっちゃショック」の略とは思えないくらいの愉快さを与えていると感じています。
 それが、あんな辛い過去を持っているとは意外でした。普段の明るさからは考えられない過去があるところは、「スマイル」のみゆきを思い出しますね。あの子も、いつも笑顔が絶えない一方で、幼い頃は引っ込み思案でしたし。

 あの時のはなを見ると、ウエイトレスの仕事体験をした時に、たこ焼きの美味しさから自然に出たオーバーリアクションが笑われた事に極端に落ち込んでいたのも、腑に落ちます。
 前の学校では、何をするにも、多くのクラスメイトから嘲笑的な笑いを向けられた事がよくあったのでしょう。オーバーリアクションに対する笑いは好意的なものだったのに、はなは過去の事を思い出し、バカにされたものだと受け止めてしまったのでしょうね。

 それに、今作開始早々の前髪カットについても、自分でやる事に意味があったのでしょう。
 理想の髪形にしたいのであれば、美容師などに任せればいい話。だけど、それをしなかったのは、辛い過去を切り捨てたかったのでしょう。スケートに諦めて長い髪を切ったほまれのように。
 理想の髪形にこそなりませんでしたが、あれだけ辛い思いをしながらも、それを引きずらずに前を向いているのは、すごいな、と感心しますね。

 それなのに、自分には何もない? そんな事ない! この子、強過ぎるよ! はなは、もっと自分に自信持っていいって!
 今話を見終えて、はなに対する見方が大きく変わりました。具体的に何になりたいのか今は決まらずとも、はなの今後を、今作が終わるまでしっかり応援してあげたいと思いました。
 これからも、はなの前には多くの困難が待ち受けている事でしょう。それでも、はなは1人じゃありません。温かい家族や友達がいます。彼らの想いを力にしつつ、元気で明るく、前に進んでいってほしいですね。
 はなの未来は無限大。私もそれを信じて、今後のはなの活躍と成長を見守っていきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
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