ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

「伝わる!」説明術 / 梅津信幸 : 社内で伝えることの難しさ

2005å¹´08月30æ—¥ | èª­æ›¸
他人の話を聞く(理解する)ことや、ディスカッションなどで議事進行する・意見を集約するといった作業は上手いほうだと思う。逆に自分の意見や考えを他者に対して伝えるのがうまいかと言うと、これは結構微妙なところだ。特定のお客さんに対して何かを説明する・理解してもらうというのは、相手の反応をうかがいつつ、話のレベルを変えたり、切り口を変えたりと言った形で対応できるからいいのだけれど、社内の打ち合わせなどだと . . . 本文を読む

欲望産業 / 高杉良

2005å¹´08月27æ—¥ | èª­æ›¸
最近では、銀行やネット企業まで「消費者金融」に参入しつつあるので、「消費者金融」のイメージもずいぶんと軽いものになったのかもしれないが、この小説を読んでいると古くからの「サラ金」事業者は大なり小なり「いかがわしさ」を保持しつづけているのかもしれないと思う。この小説は消費者金融最大手「武富士」への取材をもとに書かれた「小説」であり、全てが現実だとは思わない。が、武井会長の「盗聴事件」や元松井証券専務 . . . 本文を読む

「伝える」ことと「わかる」こと

2005å¹´08月26æ—¥ | æ€è€ƒæ³•ãƒ»ç™ºæƒ³æ³•
押井守の「攻殻機動隊」の世界がいずれ訪れるのか――cnetの「未来の無線通信を想像してみる」の記事の中で描かれている20年後の無線通信のイメージは、まさに「攻殻機動隊」の世界と言える。その中では「単に頭のなかで何かを思い浮かべるだけで、その「考え」を世界中のどこにいる相手にでも飛ばすことができる」のだ。これは「通信」を考えた場合のある種の理想像のように思えるかも知れない。しかしことはそんなに簡単で . . . 本文を読む

googleも参入!VoIPを巡る戦い

2005å¹´08月24æ—¥ | ãƒ“ジネス
やはり来たかというか、googleもついにIMに進出!とはいえ、これで「skype」以外にも無料のVoIPができるようになったと喜んでいるわけにはいかない。例えばgoogleニュースやgoogleマップなどは比較的それまでのgoogleモデルとの親和性があると思うが、IMは今までのモデルとは違う。googleの全体戦略の中でこれはどのようなポジションを目指すのだろうか。あるいはどのようなこれをどの . . . 本文を読む

インターネットラジオが何故、流行る?!

2005å¹´08月23æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
ほりえもんがニッポン放送株の買収を仕掛けたときにも書いたが、(本当の狙いがフジテレビではなく)テレビではなくラジオ局だったら、こいつは本物かもしれないと考えるくらい、個人的にはインターネットとラジオ番組の相性はいいと思っている。理由は簡単で、1つは「コミュニティ」を作りやすいという特徴、もう1つは例えそれが「仕事」だろうが、「2ちゃんねる」だろうが、人がPCに向かい合うというのは何らかの目的をもっ . . . 本文を読む

「マニフェスト」選挙の時代は来るのか?!

2005å¹´08月21æ—¥ | åœ°æ–¹æ”¿æ²»ãƒ»çµŒæ¸ˆ
ニュースキャスターを見ていると、あぁ、壊すだけ壊して何も改革できていない「小泉」と、買収と猿真似だけで新しい価値を何も生み出していない「ほりえもん」って何か似てるよなぁ。目立つことが好きで、とりあえず唐突に「話題性」を作り、「大義」を唱えはするけれど「具体策」は何もない。「結局、民主党も郵政民営化に賛成なんでよ」(堀江氏)という発言はまさに、今まで国会で何を議論していたのかなど知りません、というこ . . . 本文を読む

地下鉄でテレビを見る-映像版iPodはあるか?

2005å¹´08月18æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
個人的には通勤電車でテレビを見たいという気にはなれないのだけれど、先日たまたま小型PDAで「動画」を見ながら電車に乗っているお客さんを、同じ車両で2人見た。1人見かけるだけでさえ稀だというのに、同じ車両で二人というのは…僕の気付かないところで「動画」をいつでも・どこでも見たいという潜在的なニーズが広がりつつあるのであろうか。 1つの契機として考えられるのが「HDDレコーダー」の急速な普及だろう。 . . . 本文を読む

考える技術/大前研一:「もしかしたら」という発想

2005å¹´08月16æ—¥ | èª­æ›¸
大前節健在!ということで、大前研一氏の「考える技術」を読む。何よりも「大前研一ニュースの視点」BLOGに見られるように、この人の情報量と分析能力というのは非常に高い。もちろん全てがあたるというわけではないし、大前さんがよく自慢する(苦笑)、75年に刊行された「企業参謀」で「QBハウス」の登場を予言したみたいにタイミング的にそれはどうなの?!的なものもある。しかしこの著書でも書かれているように、論理 . . . 本文を読む

EQ2偽造貨幣事件!-情報としての貨幣流通がもたらすもの

2005å¹´08月14æ—¥ | è²¨å¹£ã€ãƒã‚¤ãƒ³ãƒˆ
あまりゲームの世界だけの話だと笑っていられないのだろう。これまでにも何度か、情報としての「貨幣」について書いてきたが、物理的媒体から情報へと「貨幣」が離脱してしまったとしたら、こうした危険性はつきものだ。実際、ハリウッド映画などを見ていると「金庫」から大金を盗むといったものもあるけれど、「エントラップメント」のようにコンピュータのデータをいじることで大金を盗むといったものも出てきている。「貨幣」が . . . 本文を読む

郵政解散!民主党は何を選択したのか?

2005å¹´08月10æ—¥ | Weblog
「解散」という結果を見てから木村剛さんの「郵政民営化政争で解散はあるのか?」を読んだのでタイミングは悪いのだけれど、この一連の流れの中で興味深かったのは民主党の対応だ。以前、木村さんが行った「マニフェスト論争」あたりではっきりしたと思うが、現在の日本の政党政治というのは既に「政治的論点」を軸とした対立構造ではない。自民/民主あるいは与党/野党といった対立軸など意味はなく、実は世代間闘争こそ本質だ。 . . . 本文を読む

オンキョーも参戦!音楽配信「高音質」は差別化になるか

2005å¹´08月07æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
iTMSの日本進出によって、既存の音楽配信サイトが続々対抗値下げをしているけれど、そんな中オンキヨーは8月5日、24biの高品質音楽配信サービス「e-onkyo music store」の提供を発表した。価格はiTMS後ではちょっと高めの200円から255円とのこと。果たして勝ち目はあるのだろうか。  オンキヨー、音楽配信サービス「e-onkyo music store」を開始--24bitの高 . . . 本文を読む

ヴェロニカ・ゲリン:ジャーナリストを駆り立てるもの

2005å¹´08月06æ—¥ | æ˜ ç”»â™ª
日本ではすっかり「ジャーナリスト」という言葉と「正義」という言葉が結びつかなくなったけれど、こういうドラマを見ると、やはりジャーナリストというのは「正義」と不可分なのだなと思う。アイルランドの伝説の女性記者 ヴェロニカ・ゲリンの物語。 1994年、アイルランドの麻薬による犯罪発生率は史上最高に達し、1万5千人が麻薬を常用、14才の中毒者たちもいた。そんな中、ダブリンの低所得者住宅の一角で、サンデ . . . 本文を読む

本命上陸!iTMS、日本市場攻略の課題

2005å¹´08月05æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
ついに本命iTMSがついに日本上陸!100万曲、1曲あたり150円。うーん、事前の噂どおり8月4日に上陸したわけだけど、さすがいいところつくなぁ。まず100万曲というボリューム感、まぁ、実際そんなにたくさんの曲を聞くことはないのだろうが、まずその響きがいい。おそらく日本最大級の音楽配信サイト「mora」でも8万~10万曲くらい、それ以外のミュージックストアであれば3万~5万曲といったところか。それ . . . 本文を読む

アフィリエイト戦争の勝者はどこだ?!―BL0Gによるプロモーションの可能性

2005å¹´08月04æ—¥ | æ¤œç´¢ãƒ»ãƒãƒ¼ã‚¿ãƒ«
既にネットビジネスを目指すものの主戦場がアフィリエイトになったことは今更言うことではないが、エキサイトなど国内組みの動向を見ても、いよいよ熾烈な争いになってきたことは間違いがないだろう。それを「ブログ広告」と呼ぶのか、「アフィリエィト」と呼ぶのかは別にして、その本質に違いはない。果たしてこの「アフィリエィト戦争」を制するのは誰なのだろうか。  ビッダーズ、アフィリエイト商品をブログに自動表示-- . . . 本文を読む

地上波デジタルのIP再送信の課題

2005å¹´08月01æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
いよいよ本格的にPCで地上波デジタル放送を見ることができる時代が来るのか―。総務省が「地上デジタル放送の利活用の在り方と普及に向けて行政の果たすべき役割」の中で、積極的に地上波デジタル放送のIP再送信の推進について書いている。広告をベースに無料放送を行っている地上波にとっては、先日のNRIのレポートにみられるように、広告収入の低下が想定されるが、このIP再送信はそういった意味で、プラス要因と考えら . . . 本文を読む