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たった今、荻窪駅北口で選挙後初めての街頭報告をした。演説というより静かに話すという具合だったが、40~50人が立ち止まって熱心に話を聞いてくれた。政権交代は実現し、社民党も連立政権協議に参加することを決めた。もし、この地で当選出来ていたらバリバリと仕事が出来たはずだが、11万6723票を獲得しながら残念ながら議席にたどりつけなかった。だから、捲土重来できる次のチャンスを狙いますと訴えるのが普段の姿だが、今回は少々事情が違う。非議員であっても、新たにスタートする連立政権の仕事に関わることが出来るし、これをやるつもりだと訴えた。道路特定財源の支出にどんな無駄が潜んでいるのかを徹底解明したり、年金記録問題の最後の謎を解いたり、具体的なテーマには事欠かない。

今日は衆議院議員会館の部屋のかたづけを行った。約4年間、質問に次ぐ質問でかき集めた資料を「要」「不要」でより分けていく。何しろ、9月3日には明け渡せと言われている。選挙が終わって挨拶まわりをしている間もなく、片づけることの出来る時間は3日間しかない。私自身が挨拶は後回しにして、片づけをなぜ今日やっているのかというと、6年前の選挙(03年11月)で落選した時に苦い経験をしているからだ。この時は、96年から7年間集積をした資料が山のようにあった。これをより分けている時間がなくて、全ての資料を廃棄することなく世田谷の事務所に運んだらダンボール150箱にもなった。約20坪の事務所がすべてダンボールで埋まったのを見て、途方に暮れたのを覚えている。それから、すべての箱を「要」「不要」に振り分けて「要」70箱、「不要」80箱に分別し、ファイルを整理するのに3週間もかかった。だから、無理をしても最初に片づけと「要」「不要」の分別をしておいた方が後でぐっと楽になる。

この資料を使って03年から05年にかけて、3冊の本を書いた。年金問題、雇用保険の骨格を理解し、問題意識を深めたのも「資料要求」によって入手した役所の資料を手がかりにして調査・分析を深めていったからである。まして、今回は政権交代であり、私が選挙期間中に街頭演説で公約していたのは、税金がどこで誰によってどう使われているのかを徹底解明するという作業が、新しい政権で始まろうとしている時である。本を書くどころでなく、連日のようにこのブログでも報告できるようなポジションに議員ではないが立つことも出来る状況だ。

どのように作業に入るかについては明日以降に書いていく。今日は何人かの記者が引っ越し・片づけの心境を聞きにきたので「意欲的に片づけている」と答えた。
強がりでなく、この資料を使って仕事をすることが楽しみだ。

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