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Don't worry Shillony, next-PM is pro-Israel

2009-08-31 20:21:32 | ãƒ‘レスチナかイスラエルか
昨日の衆議院総選挙で、DPJ の鳩山 由紀夫代表が次期首相になることが有力となった。
そんな中、今後の日本とイスラエルの関係について不思議な書き方をしてる論説があったのだが・・・。
・Will the Japanese Obama put pressure on Israel?(2009年8月31日 Haaretz.com)

この論説は、割と短いながら日本の過去における政策について触れている。
この辺りは、日本の事情に詳しくない人達が多いことを考慮してるんだろうが・・・。


ってのはともかく。
Haaretz.com の論説では、鳩山(兄)氏が政権についた後の外交について米国よりの姿勢を正す可能性に触れた後、何気に刺激的なことを書いていた。
以下、Haaretz.com の『What the~』から、その部分を引用する。

---- 以下引用 ----
(中略)
Ending Japanese support for Western military operations in Afghanistan could cause tension with the United States and reduce American support for Japan in its confrontation with North Korea.
It could also hurt U.S.-bound exports, which are essential for the Japanese economy's recovery.
Toyota recently reported a 20 percent drop in worldwide car sales, while Mitsubishi's car sales were down 45 percent.

Withdrawing from American guardianship could also change Japanese policy toward Israel.
Until now, Japan limited its support for the Palestinians to aiding economic projects, in keeping with American requests.
The Hatoyama government is likely to take a more pro-Arab stance, such as by recognizing Hamas and making tougher demands of Israel, such as calling for an end to construction in the settlements.
Such a position would be similar to the line taken by some European governments, and will not necessarily lead to a confrontation with the United States.
The Obama administration may actually be pleased.
(以下略)
---- 引用以上 ----

日米間の緊張が高まる、って・・・。
どこの右曲がりの主張だよ(謎笑)。

つーか、米との関係を変えることがが日本の対イスラエル政策に影響を及ぼすってのは、誇大妄想が過ぎてね~か?
だいたい、『平和と繁栄の回廊』構想なるもの(パレスチナを経済的にイスラエルや西側諸国への経済依存を強める政策)を継続するかどうかもわからないんだよな。
それと、「欧州各国と似たような対イスラエル政策」って、結局イスラエル寄り+パレスチナ軽視の姿勢ってことじゃね?
だったら、鳩山(兄)氏の対イスラエル政策ってのは、むしろイスラエル寄りの状態が続くってことになるべや。
ってことをこの論説は無視してる感が否めないんだよな・・・。


それともう1つ。
Haaretz.com の論説では、今年の1月に鳩山(兄)氏が Ben-Shitrit 駐日イスラエル大使と面談した件について触れてるんだよな。
正確には、鉢呂『次の内閣』ネクスト外務大臣たちとも面談してるのだが・・・。
・即時停戦のため最大限尽力する 鉢呂ネクスト外相、犬塚議員がパレスチナ大使と会談(2009年1月14日 dpj.or.jp)
・鳩山幹事長、駐日イスラエル大使と面談(2009年1月19日 dpj.or.jp)
・鉢呂ネクスト外務大臣ら、駐日イスラエル大使とガザ情勢について意見交換(2009年1月20日 dpj.or.jp)

実は、この面談の中で鳩山(兄)氏は、イスラエル政府に対して手法を変えることを進言していた。
以下、2009年1月19日分 dpj.or.jp の『鳩山幹事長~』から、後半部分を引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
これに対し、イスラエル大使は、停戦後の重要課題を2点指摘した。1点目は、ガザ地区の住民への人道支援、2点目は、国際社会によるテロとの戦いを挙げた。イスラエル大使は、ガザへの武器の密輸をやめさせることが重要であるとの見解を示した。

 さらにイスラエル大使は、将来、和平が訪れた暁には、ガザ地区とヨルダン川西岸との回路(パッセージ)の建設に日本の協力を求めた。

 民主党側は、米国でオバマ政権が誕生し、対中東政策も変革(チェンジ)する可能性を挙げ、イスラエルもブッシュ政権的手法からオバマ政権的手法に「チェンジ」することへの期待を示した。
---- 引用以上 ----

鳩山(兄)氏の言うところの「チェンジ」ってのは、どちらかというとシオニズム左派(労働党とか Peace Now)に通じるモンだろうか(違)。
なんせ、当の Obama 大統領がイスラエルの対パレスチナ政策に対してそれほど反対してないしね。
ってことを踏まえると、日本の対イスラエル政策に関しては Haaretz.com で心配するほど変化しないと思う。
(本当は変化してくれないとマズイのだが)
それでも、Netanyahu 首相的には納得がいかないんだろうけどね・・・。


なお、駐日イスラエル大使こと Ben-Shitrit 氏は、鉢呂氏との面談で不思議なことを述べていた。
以下、2009年1月20日分 dpj.or.jp 『鉢呂ネクスト~』から、Ben-Shitrit 氏の発言を(略

---- 以下引用 ----
(中略)

 そのうえで大使はイスラエルについて、「イスラエルはとても小さな国で、そのなかでユダヤ人の人口は500万人、その5分の1に当たる100万人がハマスからのロケット弾攻撃の脅威にさらされている状況が毎日続いている」とした。
同時に「メディアはこの3週間のガザ紛争にばかり注目しているが、私としては8年間、100万人のイスラエル市民がロケット弾の脅威にさらされてきたということの方に注目してほしい」とも語った。

 さらに大使は、ユダヤ人500万人は、5億人のアラブ人・イスラム教徒に囲まれた状態で存在し、なかでもイラン、シリア、ヒズボラ、ハマスといった勢力は「イスラエルがなくなってしまえばいい、破壊したい、破滅させたいと考えている」と説明。
合わせて、イランはヒズボラやハマスに武器を密輸し、北朝鮮はシリアに対して核技術の移転を行っているという情報をもっているとも述べ、「こうした脅威に対処するというのは、国際社会にとっては共通の課題ではないか」とした。
「イランが核兵器を手に入れて、ヒズボラ、ハマスといった勢力を通じて、イスラエルに対する攻撃を行う。こうした状況を黙って見過ごすような余裕はないのが現状である」とも述べた。

 大使はまた、「ガザの紛争で多くの犠牲者が出たことを十分に承知している。しかしながら、それはハマスの責任でもあるということも言いたい」と指摘し、一般市民の移動をハマスが制限し、一般市民を人間の盾として利用しているために、人的被害が広がるという状況にもなっているとも指摘。
「われわれはパレスチナ人、たった一人であろうと殺したくない。しかしながら、ハマスがわれわれにこのような作戦を取らざるを得ない状況にわれわれを追い込んだということを、ハマスを許すことはできない」と語った。
---- 引用以上 ----

どう読んでもただの責任転嫁です本当に(略


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