D9の響き

the trio project featuring Anthony Jackson & Simon Phillips


このトリオもすっかり定着した感じですねえ。
毎度レヴェルの高さが尋常ではない事は一貫しており、今回もまさにそんな感じ。
しかしながら、出だしからの展開などに若干のマンネリ化も垣間見られ、新鮮さが徐々に薄まりつつあります。
ただ、本人達の弁によれば、解りやすさとか平易さという部分を非常に重視した演奏を心掛けたとの事で、その辺が妙に強調されすぎてんじゃないのかとも思われたりする訳で。
その辺が、どうなの？って感じてしまう、ってのもありますね。

ただね、何度も繰り返し聴いてると、妙に馴染んできます。
いろんな工夫というか、ヴァリエーションをちりばめてるなあ、ってのが良くわかるし。
変拍子がデフォルトなんだけど、あんま違和感なく流れてゆくし。
かといって、どうしても拍がとれない展開ってのが、所々にあったりするし。

もう、この方々に働く音楽的ケミストリーって、一介の素人には全く理解できません・・は～(ToT)

personnel:
上原ひろみ(pf,kb)
Anthony Jackson(contrabass-g)
Simon Phillips(d)

tracks:
1. Spark
2. In a Trance
3. Take Me Away
4. Wonderland
5. Indulgence
6. Dilemma
7. What Will Be, Will Be
8. Wake Up and Dream
9. All's Well

個人的一押しは#２"In a Trance"かな。
15/8って、意外に乗りやすいもんねｗ

昨年、ようやくこの面子でのライヴに参戦が叶い、信じられない光景を目の当たりに出来ました。
あんな凄いハイレヴェルの演奏にはそう何度も触れる事は出来ないんじゃないか、と感じましたね。
また、是非行きたいなｗ



上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト - SPARK（トレーラー）


上原ひろみ - SPARK (コメント映像)


Hiromi - Spark