友だちからのメールで知りました。
新潟の懐かしい味をテレビで特集していて、その中に「イタリアン」という新潟市のソウルフードとも言えるわけのわからない食べ物が1位で紹介されていたそうです。去年新潟に帰省したときも、B級グルメブームで流行っているらしいと聞きました。
太めのソース焼きそばのようなものにトマトソースがかかって、フォークで食べます。味についてはうまく表現できないんですが、
こちらのサイト左側の「イタリアンって何?」でちょっと想像できるかも。
私が高校生のころはファストフードというものが無かったので、仲間と外でなにか食べようとすると、そういうのしかなかった。「イタリアン」というネーミングがせいいっぱいのおしゃれだった昭和の味です。イタリア人がその「イタリアン」を食べたら、「違うだろ!」って言うに決まってます。だいたいモヤシとかショウガとか入ってるし...。
書体のスタイルでも、19世紀に「イタリアン」なるものがありました。
19世紀の印刷物を見ているとたまに出てくる、太いところと細いところが逆になった、いわゆる「逆転の発想」セリフ書体。でもスッゴク読みにくい。イタリアの人がこれで文章を読んでいたとは思われない。1900年以後の印刷物になるとほとんど見かけなくなります。
これもイタリア人から「違うだろ!」と言われそうです。