山形の平方さんに御譲りした、
クールグレーカーキのレヴォーグが里帰りした。
これはレアなグレードだが、
刺さるクルマ好きが必ず居ると確信してた。
本当にカッコ良いし、
お買い得なグレードだった。
こうして新たな飼い主となったお客様と、
毎年お目に掛かれるのも嬉しい。
最近の工房に遠方のナンバーが目立つ。
この日も九州に向かうSVXや、
名古屋からロイヤル車検で預かったレガシィが並んだ。
親しくさせていただくお客様が増える事は、
知らない世界を教えていただける機会が増える事に繋がり、
とても嬉しいの一言に尽きる。
熊本の松岡さんの元へ、
このフォレスターも旅立っていった。
いつかお目に掛かれる日を楽しみに待ちたい。
新たな仲間も加わった。
同じ調教師の手で仕上げられた、
特別仕立ての兄妹だ。
以前から飼ってるS206と、
新しく仲間になったS402は、
いずれも辰己仙人の手による逸品だ。
コツコツ手塩にかけてリフレッシュして、
末永く可愛がってあげたい。
今年頑張ったブルーベリーに、
御礼肥えを与えて養生した。
良く観察すると、
今年の猛暑を追い風に、
高麗芝が猛威を振るってる。
ランナーが触手の様にブルーベリーの肥沃な土をまさぐり、
スルスルと中に入り込むのだ。
芝が養分を吸い取るので、
樹木にとってはうるさい存在になる。
思い切って引っぺがした。
剥がした後にバリアを創ろうと提案し、
早速今月の頭から作業を進めた。
引っぺがした5日後に、
試しに川石を敷き詰めてみた。
甘い。
とてもじゃないが、
これではバリアを成さない。
弱い、
弱すぎるんだ!
そこでさらに深掘りして、
石垣改善のために保存した、
自然石を利用することにした。
元々この場所を耕した時に出た石や、
望桜荘周辺を整えた時に掘り出した石を、
車庫の前で雨ざらしにしてから整え、
箱に入れて保存していた。
その大きさの穴を掘り、
ひとつづつはめ込んでいく。
それにしても、
混入した砕石の多い事に嫌気がさす。
篩にかける時間は無いので、
丁寧に拾ってバケツに入れる。
これも隙間を埋めるのに役立つに違いない。
不純物を区分しストックしておいた。
次に車庫の裏に貯めてあった自然石を、
軽トラックに載せて移動し、
細かい物だけを残して石垣の隙間を埋めた。
長年の風化でガタガタになり、
その間から破竹が伸び放題だったので、
毎年コツコツと手入れを続け環境を整えた。
綺麗に敷き詰めて、
再びブルーベリー畑に取り掛かるよう、
先週の終わりに完成させた。
すっかりきれいになった石垣が眩しい。
そして移動した大物の石から配置を決めた。
一番上流側が弱かったので、
まずそこを担当して固めた。
芝側をバリアで防御すると同時に、
雨水の流れを整え、
株元の土が流れないよ保護する。
一本変則的に植えた株もガードし、
一番下で直角に曲がる所に工夫を加えた。
素人の作業だけど、
ブルーベリーへ愛情を込めて、
丁寧に素早く作業を進めた。
その結果、
昨夜の雨で和らいだチャンスを活かし、
今朝完成を迎えるに至った。
また来年頑張るために、
ゆっくり休んでね。
ゆっくりゆっくり手を掛けて、
素晴しいクルマを産み出してゆく。
このクルマも愛情注いで、
一級品に育てよう。
それでは、
また明日。